最終更新日:2017/12/29

マイナビ2018

マイナビコード
105247
  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

(株)ツクイ【東証一部上場】

本社
神奈川県
資本金
33億4,220万円
売上高
668億4,700万円(2016年3月期実績)
従業員
18,700名(2016年12月末現在)
募集人数
51〜100名

新たなカタチで高齢者の方々が自分らしく暮らせる地域づくりを目指す

PHOTO

高齢者を支える新サービスが始動!

■写真左から
新規事業開発部 部長 羽染 透一(はそめとういち)さん
新規事業開発部 課長代理 楚山 和豆(そやまわとう)さん

介護事業をスタートさせて34年の実績を誇るツクイが、大手コンビニチェーンのローソンと手を組み、シニアとご家族の生活をサポートする「ケアローソン」の店舗内でツクイの介護相談窓口「ツクイ・ケアコミュニティ」を全国3カ所で展開している。そこで今回は、このプロジェクトを仕掛け、引っ張っていくキーパーソンふたりにお話を聞いた。

「ケアローソン」とプロジェクトを支えるふたり

ローソンとツクイが連携して運営する「ケアローソン」。定期的に健康促進のためのイベントを行うなど、集客を図っていくという。
「最近では東南アジアに出張したり、異業種の方たちとお話をしたりする機会が増えました。毎日、多くの方から刺激を受けています」という羽染さん。
「一人ひとりに合ったサービスを考え、行動する介護の仕事はクリエイティブで、やりがいがあります」と楚山さん。

コンビニを、介護の地域包括ケアシステムを支える拠点へ

2013年に行われた内閣府の調査によると、65歳以上の高齢者人口は過去最高の3,190万人に上り、全体の25.1%にも上っている。長年、介護事業を手掛けてきたツクイは、これから増え続ける高齢者がどうすれば自分らしさを失うことなく、快適に暮らしていくことができるのかを考えていた。その一つの答えとして始めたのが、大手コンビニチェーンのローソンと連携して行う介護相談窓口を併設した「ケアローソン」だ。

ローソンは2015年に介護相談窓口併設の第一号店をオープンし、レトルトの介護食や介護日用品の販売などを行ってきたが、2017年、新たに介護事業のノウハウが豊富なツクイと組むことを決定した。

「私たちは、デイサービスを中心にさまざまな介護サービスを提供してきました。しかし高齢者を支える国民一人ひとりに対する負担が増加していることから、国は地域包括ケアシステムの構想を掲げています。地域包括ケアシステムは、高齢者が“住み慣れた地域”で介護や医療、生活支援サポートやサービスを受けられるように市区町村が中心となり、[住まい][医療][介護][生活支援・介護予防]を包括的に体制整備していくことを示しています。つまり、国ではなく自治体が主体となり、地域ごとに必要な介護サービスを提供することを推進しているのです。そこで私たちはコンビニエンスストアという、暮らしに根付いた身近なところに介護の無料相談窓口を設け、高齢者の方々を中心とした地域の皆さんに気軽に足を運んでいただけるような取り組みを積極的に行おうと考えています」と話すのは、このプロジェクトの立ち上げを行った羽染透一さん。

現在、埼玉県内に2店舗、大阪府に1店舗と合計3店舗、実験的に運営を開始している。

【羽染】介護現場での豊富な経験と知識を軸に、次々と新サービスを仕掛ける

共働きだった親の代わりに、学校帰りの私をいつも優しく出迎えてくれたのは祖母とそのお茶飲み仲間のおばあちゃんたちでした。テレビの時代劇を見ながら、たわいもない話をする――。毎日、みんなで過ごす時間はかけがえのないものでした。やがて祖母は年を重ねて、寝たきりとなり、働きながら懸命に介護を続ける母の後ろ姿を見ながら育ちました。そして大切にしてくれた祖母たちの恩に報いるためにも、介護の負担を和らげることができる仕事に就きたいと福祉大学へと進学しました。卒業後は特別養護老人ホームなどで介護の現場を経験した後、友人の誘いを受けて、2006年にツクイへ転職。その後所長を任され、福島や北海道の責任者へとステップアップをしていきました。そして今は新規事業開発部の部長を任せてもらっています。

現在、私が携わっているプロジェクトは約70あるのですが、「ケアローソン」は大きなプロジェクトの一つです。他社から承継して事業を行う際、無料の介護相談窓口を設け、そこに常駐のスタッフを配置しました。さらに定期的に健康促進などのイベントを実施することで、地域の高齢者の方々が気軽に足を運んでいただけるような場所にしていこうと考えています。

ほかにも私が手掛けているプロジェクトの中で、ようやく形になりそうなものがあります。
それは認知症の高齢者が外出し、帰り道がわからなくなり、行方不明になった時に追跡できるシステムです。普段、高齢者が履いている靴に発信機となるチップを埋め込み、スマホやタブレットなどで位置情報を把握できるというもの。あらかじめ、家から何メートルなどと外出できる範囲を設定しておけば、そこから外へ出た時にアラームを鳴らすこともできます。警視庁の調べによると、認知症などによる行方不明者は年間1万人を超えており、そのうちの2%が不明のままになっているといいます。
万が一、家族が気づかないうちに外出してしまったとしても、システムを使って見つけることができれば、介護の負担を減らすことにつながります。これから高齢社会を迎える他の国々でも、介護に対する興味は高まっています。日本で培った知識や経験をベースに、世界を舞台に活躍の場を広げていければと考えています。

【楚山】新規事業開発部が飛躍するための原動力として期待を集める

私は新潟県長岡市の出身で、両親と共に市内で飲食店を経営していました。山頂近くにある好立地を生かし、地域のさまざまな人と協力して音楽イベントを開催するなど、「人を楽しませたい」思いでいろいろな企画を手掛けてきました。このように地域の方々とのつながりを大事にしながら、飲食店経営を続けていたのです。そんな私が転機を迎えたのは、2004年に起こった新潟県中越地震のとき。地震の影響で店舗は倒壊し、経営を継続することが難しくなったのです。落ち込んでいると、地元の友人からツクイが人材募集をしていることを教えてもらい、“人に関わることができる仕事だったら好きになれるのでは”と思い、入社しました。

入社後、まずはデイサービスの業務を任せてもらいました。入浴の介助などを行うのですが、一人ひとりの様子をしっかりと見ながら、それに応じて対応を変えていかないといけないわけです。“ルーティンのようでルーティンはない。なんてクリエイティブな仕事なんだろう”と感動しました。そして相手を思い、常に創意工夫が必要な介護の仕事に夢中になりました。
例えば、認知症の方が予測できない行動に出たとします。それについて、“なぜだろう”と考え、最善の対応を見いだすことにやりがいを感じていました。一般的には介護の仕事が大変だという話も聞くのですが、私の場合、一度も大変だと思ったことはありません。

どんな仕事でも大変なのは当然です。誰かのためにならなければ、仕事として対価をいただくことには至らないと思っています。常に好奇心を持ちながら、“どうすれば相手のためになることができるか”を考えていくことができる人なら、この仕事は向いていると思います。

私は2017年1月から新規事業開発部に異動し、羽染さんが立ち上げた「ケアローソン」のプロジェクトを引き継いでいます。今後はコンビニエンスストアという場を地域包括ケアシステムの拠点にできるよう、さらに工夫を凝らしていければと思っています。また、介護予防や健康寿命の延伸といった社会的課題に取り組むプロジェクトも進めています。
この会社の魅力は、型にはまらずどんどん新たなチャレンジができること。今までの経験を活かして、誰かの役に立てるような新たなサービスを創出していきたいと思います。

学生の方へメッセージ

【羽染】
ツクイでは、「ツクイビジョン2025 〜2025年にありたい姿〜」を掲げています。そのなかでは、当社の強みであるデイサービスの事業を継続し、進化させつつ、さらに事業者として地域包括ケアの実現を担うことを目標に定めています。
この目標には、3つの大方針があり、1.デイサービスで圧倒的No.1の地位を盤石化 2.ツクイの考える地域包括ケアの確立 3.従業員の幸せを実現となります。ホームページなどにも詳細は公開されていますので、ぜひ興味のある方は内容を見ていただきたいと思います。
これから仲間になってくれる人たちには、いずれこの目標を共に実現させてくれるような人材に成長してもらいたいと考えています。

【楚山】
学生時代から接客が好きで、人と直接関わるサービス業に就きたいと考えていました。仕事を始めてからも“お客さまにとって最高のサービスとは何か?”を常に考えながら、働いていました。一人ひとりに合わせて最適なサービスを提供することで、快適な暮らしを送ってもらう介護の仕事はハイレベルなサービス業であり、やりがいのある仕事です。人と深く関わり、どうすれば相手のためになるのかを模索していくことに興味のある方ならこの仕事に向いていると思います。それに今、ツクイはデイサービスを軸に、さらに幅広く事業を広げていこうとしています。そうした重要な局面に立ち会えることは、ビジネスとしても面白いと思います。

PHOTO
介護の現場をもっとよくしていきたい。目の前の方を元気にしたい。そんな思いが共通するおふたり。取材中も終始、和やかで社員同士の仲の良さも魅力の一つと感じた。

マイナビ編集部から

ツクイは在宅介護事業を中心に、有料老人ホーム事業やサービス付き高齢者向け住宅事業、人材開発事業の4つの事業を行ってきた34年の介護サービスの実績を誇る介護事業者だ。高齢者が増え、介護保険の負担も増える中、介護サービスも時代のニーズに応じた変革が求められるようになった。そんな中、同社では新規事業開発部という部署を作り、いち早く、さまざまなサービスの創出につとめている。

今回取材させていただいたおふたりは新規事業開発部に所属し、介護サービスの枠を超えた事業を模索しているという。これまではデイサービスなどを通じて介護の現場で経験を積んできたふたり。認知症の方がなかなか入浴してくれず、途方にくれたこともあったという。何かを押しつけるのでなく、相手の要望を素直に受け入れる――。そんな気持ちで接していけば、不思議とスムーズに対応することができたと話してくれた。そうした現場での経験を通じて培った知識とスキルが、今後の新たなサービスの創出に役立っているという。また、部長、課長代理を務めるふたりは、30代と若く、会社組織としても前へと進んでいくエネルギーを感じられた。今後、超高齢化社会となる日本を支える革新的なサービスを考えるのは、このふたりやこれからツクイに入社する若い力なのかもしれない。

PHOTO
東京メトロ「日本橋」駅から直結のビルにあるツクイの東京オフィス。広々とした空間で、ゆったりと働くことができそう。

ページTOPへ