最終更新日:2017/3/20

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ヤマグチ(株)

本社
鹿児島県
資本金
5,000万円
売上高
22億円(2016年5月実績)
従業員
60名(2016年4月現在)
募集人数
1〜5名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「企業の存在価値」

人々の生活を自分たちが支えている。そう肌で実感できるのが醍醐味。

キーパーソン

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夢を描き、技術力と人間力を磨ける場がココにある。

もしあなたが「大きな橋を作りたい」という夢を抱き、「うちではその仕事は出来ない」と言われたら…?売上県内10位以内を誇る「ヤマグチ」。常務の山口秀典さんに建設業界の仕組みと魅力を伺った。

■常務取締役 山口 秀典 
鹿児島県霧島市出身。中央大学法学部卒業後、広告代理店を起業し、ゼロから実績を作りマネジメントスキルを磨く。後に地元出身の国会議員の秘書を務め、30歳の時に故郷へ戻り「ヤマグチ(株)」の常務取締役に就任。創業者を祖父、現社長を父に持ち、今年創業66年の同社の将来を担う若手幹部である。

建設業界裏話〜「高ランクを得てからが始まり」。

幼少時から祖父、父、創業時から会社を支える幹部の背中を見て育った山口常務。「長年の歴史と信頼をベースに、新しいヤマグチの可能性を切り拓きたい」と意欲的に語る。

「○○建設会社」と名前の付く会社は、建築工事または土木工事を事業のメインとしています。工事の発注先は国や県、市といった行政、また民間のクライアントによるもの。公共だと官公庁や学校といった各施設の建築、道路、トンネル、橋、ダムなどの社会インフラを支える土木工事があり、民間だとオフィスビルや商業施設、マンションなどの建築が主。建設会社には総合建設会社と呼ばれる大手企業、いわゆるゼネコンと我々のような中小企業があり、それぞれ得意分野がありますが、時代によって建設業界をとりまく流れも変わっていきます。

当社は1950年、町の工務店として創業。戦後間もなく、霧島の町と山をつなぐ為の開拓や道路の舗装工事を行い、徐々に事業の幅を広げていきました。高度経済成長期の追い風を得て飛躍した当社は、その後時代に柔軟に対応しながら堅実に成長の道を歩み、現在、建築土木のほか、造園、解体事業などを手がけ、中でも公共工事においては高い評価を獲得しています。

さて、公共工事。こちらはすべての建設会社が手がけられるわけではありません。公共工事は入札制度によって元請け工事会社が決まりますが、その前に入札資格が必要です。例えば道路や橋、ダムの工事だったら国土交通省、国立大学の建築だったら文部科学省、保健所などの施設の建築だったら厚生労働省など各省庁単位での資格が必要で、県や市においても別の入札資格が要ります。しかも、その資格の中には細かいランク付けがされています。
公共工事は地域の人々の生活を支えるもの。一件の工事に何億、何十億といった金額が投入されるので、今までの工事実績はもちろん、会社としての経営側面などが重視されます。建設会社と名の付く会社なら、ゼネコン、中小企業に関わらず、2年に1度は売上高や利益率、工事実績、技術力などを厳しくチェックされ、合算で資格審査がありランク付けされます。
ですので、仮に橋の実績がない会社が新たなるチャレンジとして橋の公共工事を行いたいと入札に参加…はそもそも出来ないのです。ですから、建設業界志望の学生さんには、その会社がどんな仕事を手がけてきたのかを入念にチェックすることをお薦めします。入った後に気付いても遅いですからね。

県内トップ10のワケ〜「歴史が培った技術と経営力」。

普段から社内コミュニケーションは欠かせないもの。チームワークあってこそ、大規模な公共工事の受注が可能だ。営業、総務、技術職が一体となって仕事に励んでいる。

高度経済成長期に建設会社が増加し、公共工事の数もピークを迎えました。現在、減少していく一方ですが、それだけに工事の確実性が求められています。一昔前だと入札は金額ベースでした。しかし、安価な金額で仕事を獲得したとしても、果たして本当に地域に住まう人のインフラを確実に整備出来るのか?という疑問が湧いてきます。つまり、本当に大規模な工事を手がけるだけの技術力があるのか?というところがポイントです。現在は公共工事が終わった後、行政から完成度を細かく検査されます。そのほか、現場監督においては技術以外に書類のやりとりなど様々な側面からチェックされ、点数を付けられます。その点数は現場監督が属する会社に反映されるので、点数が高ければ入札資格のランクも高くなり、手がける仕事も増えていくのです。

当社のランクは鹿児島県ではオールAです。多くの建設会社が鹿児島中心部に集中する中、霧島から動かずとも県内10位以内の売上高を誇っています。当社では高速道路の工事など国土交通省の仕事が多いので、結局県内全域の仕事に携わっていることになるんですが、そう考えると霧島市は鹿児島県のちょうど真ん中に位置するので、どの現場にもアクセスしやすいところも利点になってきましたね。当社では技術者のレベルの高さに加え、66年間、無借金経営を行ってきた財務体制も高く評価されています。

このように一人の技術者の力が大きく影響する建設業界ですが、当社の自慢は離職率が1%程だということ。社員定着率がとても高いんです。これは創業当時に現会長である祖父が「和」の精神を掲げ、チームワークを一番とした職場環境づくりに努めてきたところが大きいですね。社員満足度を何よりも大切にし、技術者も会社を辞めることなく、後進に技術継承していくことが出来ています。ベテランから若手までが高いモチベーションを持ってイキイキと活躍し、その満足度が結果として表れています。今まで先輩たちが培ってきた実績こそが、現在の信頼となり、未来の可能性へ繋がっていく。それこそが当社の強みなのです。

未来のヤマグチ〜「100年企業となる為の人材育成」。

「ヤマグチ」が強みとする公共工事は、地域の人々のインフラを支えるやりがいの大きな仕事。入社後は先輩の指導や充実した研修のもと、一流の技術者を目指して行ける。

皆さんは、災害などで土砂崩れや木が倒れた時に現場にいち早く直行するのは誰だと思いますか?テレビのニュースだと大体、自衛隊や消防の方々が到着する場面から映し出されます。でも、自衛隊のクルマを通れるように道路から土砂や木々を撤去しなければなりませんよね。実は私たち建設会社社員が行っているんです。夜中であろうが、雨、雪であろうが、関係ありません。地域に根差し、皆さんが快適に暮らしていけるインフラを整備することが私たちの使命です。それは工事に限ったことではありません。

そうやって当社は時代の波を乗り越えながら、社会貢献に努めてきました。それこそが企業の存在価値であり、企業は継続することが必須だと考えています。現在、東北の復興や東京オリンピックに向けて全国的には建設業界は昇り調子ですが、2020年を頂点に公共や民間の投資額は一度落ちると予測しています。しかし、決して建設業界はなくなりません。今までもコツコツと背伸びをせず、わき見をせず、出来る事から一つひとつこなしてきました。今後もその姿勢をベースとしていきますが、より将来を面白く、夢のあるものにしていくには将来を担う人材育成が何よりも大切になってきます。

今まで建設業界では入って、見て覚えるという現場主導の育成が多かったですが、今後は時代に伴った人材育成プログラムが必要です。外部講師を招いてのビジネスマナーや、技術力に見合った研修、目的を持って体系づけた勉強会の実施など、社員がのびのびと成長していける環境を今後作っていく予定です。その為には社員が意見を言いやすく、アイデアを出しやすい雰囲気づくりにも努めています。私も今までの経験から社員向けにプレゼン研修を実施したり、作業着をもっとオシャレにしようという提案をしたり、積極的にアイデアを出しています。作業着の件は即却下されてしまいましたが(笑)。私は社員を親御さんから預かっていると思っています。社員を預かるということは、その家族も背負うということ。社員の子どもが描く夢を応援してあげられるような会社にしていきたいですね。
当社は会長、社長、私のみが同族ですが、そこにこだわりはありません。今後若い世代で将来、幹部として経営に携わりたいという気概のある方も大歓迎です。ぜひ共に創業100周年に向けて会社を支え、未来を作っていきましょう。

学生の方へメッセージ

現在、当社でエース級の活躍を見せる社員たちは、異業種からの転職組が多いんです。今後、文系や理系という枠組みは全く関係なくなってきます。例えば「私は文系だから数字に弱い」「私は理系だから人相手の仕事は向いていない」などという言い訳は、意味をなさなくなってくるでしょう。これからは自分のビジネス価値を市場の中で高めていける人が必要になってきます。その為には自分の仕事に誇りを持ち、それを堂々とPRできる人になってほしいと、社員には望んでいます。技術力がどんなに長けていても、それを支えているのは人間力です。そして人は一人では仕事はできません。技術者同士、営業や総務など職種の違う仲間たち、お客様、地域の皆様とのコミュニケーションがあってこそ、自分の能力が発揮できるのです。仕事を通じて自分の人間力、技術力を磨き、成長していきたい方と一緒に働ける日を楽しみに待っています。

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現在施工中の高速道路。鹿児島全域に渡ってアクセスが抜群に便利になる為、人々の期待も大きい。ITを使った技術の管理など熱心に新しいことにも取り組んでいる。

マイナビ編集部から

今年で66周年を迎える「ヤマグチ」。建築・土木の2本柱を筆頭に、造園や解体、リフォーム、流通などその活躍の幅は広い。地域に密着し、長年に渡り一つひとつの仕事に真摯に取り組んできた姿勢への評価は、社内にズラリと並ぶ何百枚もの賞状に見ることが出来た。今回話を伺ったのは31歳の若き常務。東京にてさまざまな仕事を経験し、良い意味で外から建設業界を見ることが出来たという山口さんだが、常に心の中で「ヤマグチの将来的ビジョン」を描いていたそう。ビジョンとは「ヤマグチを100年企業にする」というもの。そんな山口さんが故郷・霧島へ戻り、本格的にビジョン達成の為のプロジェクトがスタート。将来の組織を担う新卒採用もその一環だ。
社内は開放的な雰囲気で、社員が外出する際、また外出から戻る際に大きな声で挨拶、それに対して社員たちが「いってらっしゃい」「お疲れ様です」と応える姿に清々しさを感じた。「挨拶は人同士がコンタクトする際の基本。創業時から和の精神、礼節を重んじてきました。人の輪の中で人は成長するというDNAが当社には刻まれています」と山口さん。今、同社は先人たちが築いた絶大な安定基盤の中で、将来に向け新たに羽ばたこうとしている真っ最中だ。建設業界に興味がある方なら、ぜひ次世代のスタートアップメンバーとして活躍できる同社へのエントリーをオススメしたい。

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人と人が共に暮らす上で礼儀や感謝の心が大切だと考える同社では、挨拶を徹底。適切な距離感を持って人と接することで、働きやすい職場づくりにも繋がっている

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