最終更新日:2017/8/25

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中野プラスチック工業(株)

本社
長野県
資本金
7,000万円
売上高
27億円(2016年3月期)
従業員
約150名
募集人数
若干名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「挑戦する仕事」

製品を見極める目と技術を磨き上げ、超高精度なものづくりに挑む仕事

モノづくり

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お客様の要望を、サブミクロンの世界で“形”に変える!

創業から50余年、時代を先取りする「超精密・超精度」を追求し続ける「中野プラスチック工業株式会社」。創意と熱意で信頼を集めるプラスチックモールド部品メーカーで、若き技術者が挑むものづくりの現場とは?

安藤絢二(けんじ)さん/技術部 技術課/2014年入社/工業大学 機械工学科卒
長野市出身の安藤さん。高校卒業後、北海道にある工業大学へ進学し、計算流体力学の研究室で学んだ。
就職に関しては「高い技術力を有するものづくり企業が多い長野県に戻り、技術者になりたいと考えていました」と話し、北海道から長野の距離に苦戦しながらも何とか希望を叶えた。そんな安藤さんに、入社前から現在までの歩みを振り返りつつ未来に向けて課題と目標について語ってもらった。

過去に触れたことのない未知の世界だからこそ、ゼロから挑戦する気持ちに

製造現場に足を運んだり、試作室で検査・評価を行ったりと大忙しの日々。デスクに張り付いて長時間を過ごすことは多くはないが、金型設計仕様書作成は特に集中して臨む。

学生時代は北海道にある工業大学で計算流体力学という物理系の研究室に所属しました。具体的には、空気、粒子を含む空気、水、空気を含む水、などのさまざまな流体を、実験では実現できないような長距離でどう流れるのか? ということを、短距離での実験データから推察・考察を行うというものでした。
研究自体はとても充実した内容でしたが、就職活動時にその知識を生かす職種を選ばなければダメだとか、関連のある業種しか選ばない等のこだわりはありませんでした。むしろ、学生から社会人になることをひとつの区切りとして捉え、「思い切って新しいことにチャレンジしてみよう、ゼロからスタートしよう」という心持ちでした。
そんな私が企業や職種選びで重視したのは、地元の長野県で働くことと「ものづくり」というキーワードでした。逆に言えば、それ以外はあまり的を絞らずに、広く技術者として生きる道を探りました。ひとつ苦戦したのは、ネット等を活用して情報収集はある程度できるのですが、説明会への参加や面接等の段階に入ると、北海道と長野の距離に予想以上に活動を阻まれたことでした。
そんな中でも、ある合同説明会で当社との出会いに恵まれ、プラスチック成形という事業内容に大変興味を抱きました。とは言え、当時の私にとっては完全に未知の世界。しかし、大学で学んだことのないジャンルだからこそ、知りたい! 携わってみたい! という純粋な興味が湧いたのでしょう。その気持ちに素直に従い、「自分に何ができるかわからないけれど、ひとまず飛び込んでみよう」と、考えたのです。また、本社・工場のある中野市が私の故郷である長野市に近かったことも、志望理由のひとつになりました。

製造段階まで見据えた製品精度の追究により、お客様の満足と信頼を勝ち取る

営業・技術・設計・製造の各担当者が密に連携し、最大限お客様の満足度を高めようと努力する協調・協力の精神も重要。ミーティングでは、妥協せず率直に意見を交わし合う。

チャレンジするつもりで志望した当社の技術職でしたが、希望が叶い、技術部技術課のメンバーに加わることができました。現在、入社3年目の私が部署の中では最年少ですが、他7名の経験豊かな先輩・上司に囲まれて一人前の技術者を目指し奮闘しています。そして先輩の仕事の一部を、助言を頂戴しながら担当させていただいています。
私たち技術課の仕事は、お客様の要望・依頼により始まります。打ち合わせで細かなニーズを丁寧に聞き取り、まずお客様が何を求めているのか理解を深めます。そこから金型設計仕様書を作成して、設計チームに金型の設計と制作を依頼します。金型ができたら私たちがプラスチック製品の試作・評価を行います。納得できるものとして完成した時点でお客様にお渡ししますが、一度でOKがいただけることは少なく、そこから細かな修正を繰り返し、精度と完成度を高めます。最終的にお客様にご満足いただけるものが完成しますと、金型そのものを納品するかその金型からプラスチック製品を製造して納めます。
いずれの場合も、金型の出来が製品精度を左右する重要な要素であることは言うまでもありません。しかし私たちは、さらにその先にある実際の製造工程をも見据えた精度を追求する責任を負っています。それはつまり、量産によって発生の可能性が高まる不具合やリスクに備えた策を検討するために、想定・検証・評価を慎重に行わなければならないということです。
こうしてさまざまな事態に備えていますが、製造段階で不具合が生じることもあります。初期段階で問題が発生しますと、それは私たち技術課が原因を追究して対策を考えます。ある程度工程が確立した段階での不具合については、現場の製造担当者が対処してくれますが、場合によっては私たち技術スタッフに声が掛かり、協力して不具合の改善に努めることもあります。

創意工夫を凝らして意図する結果を導く、ものづくりの魅力・面白さを実感!

「落ち着いて業務をこなせるようになりたいです」と語る安藤さんだが、製品検査時の鋭い眼差しはすでにプロのもの。自らの目で見て判断し、問題を解決する力を磨いている。

入社直後はすべての部署で研修を受けさせていただきました。各部署レベルでの実務を間近で見させてもらうことで、当社の事業について理解を深めることができました。私にとって知らない世界への挑戦だからこそ、技術者として具体的な業務に入る前に会社の全体像を把握しておくことはとても有益だったと思います。
その後、現在の技術部技術課へ本配属となり、少しずつ成形機を扱えるように先輩に指導していただきました。同時に、成形のために必要な金型についても知識を増やして、担うべき業務の一連の流れを学ばせてもらいました。初めは自分が何をするべきなのかもわからない私でしたが、こうして段階を経ながら現場で実体験を得ることで、技術者がどんな役割や責任を担うものなのかを理解することができた気がします。そして、社会人として働き、お給料をいただくことの重みや責任の大きさを痛感して、厳しい姿勢で臨まなければならないのだと気が引き締まったのを覚えています。
今もまだ目の前の仕事をこなすだけで精一杯という状況ではありますが、入社して3年が経つのを目の前にして、ようやく技術職の大変さと面白みの両面を実感できるようになりました。たとえば何度となく修正を試みても、思うような成果を挙げられず、何をどうすれば良いのかわからなくなることがあります。また、同時進行させている複数業務に対して優先順位が付けられず、いつも時間に追われている気がします。
逆に、そうした苦労を経験したからこそ、試作段階で精度の高い成型品が出来上がった時や修正条件がピタリとはまり意図する結果が得られた時は、大きなやりがいや手応え、ものづくりの楽しさや醍醐味を感じます。こうした一つひとつの喜びや達成感を原動力に、今後も地道に経験を積み重ねていきたいです。そして、いずれは先輩に頼らず、自分一人でも職務を全うできるように成長を遂げたいです。

今後の目標

私たちが手掛ける製品は精密部品と呼ばれ、皆さんが日常生活で直接目にするようなものではありません。しかしながら、自動車やOA機器、スマートフォンなどの身近で便利な品に搭載されるなど、暮らしに欠かせないものであることは確かです。時々そんなことを思い出しながら製品づくりに挑むのは、楽しくもあり誇らしくもあります。
ただし、まだ私には力が足りません。最初の試作段階、つまり製品づくりにおける初期段階で問題点を見付けること、そして少ない修正でより良いものを生み出せるようになることが目標です。そのためには、製品を“見る目”を磨かなければならないと感じています。製品を正しく見極めることができれば、問題点も適確に見付けられます。結果として、検討違いの修正で時間や労力を無駄にすることも避けられるでしょうし、お客様の満足度も上げられると思います。
さらに、来年度導入されることが決定した流動解析ソフトについて学び、使いこなせるようになりたいと思っています。このソフトは、製品の図面さえあれば金型に樹脂を流し込むシミュレーションができ、金型を作る前に問題点を洗い出せるというものです。これを生かして金型設計仕様書を作成することができれば、試作段階での問題が軽減し、迅速に精度の高い製品製造を実現できるようになります。社内ではまだ誰も使用経験がないため、私が率先して学び、技術者としてのスキルアップを図りたいです。

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「お客様のニーズに最大限応え、満足していただける製品づくりのために仲間と共に前向きに頑張れる方を歓迎します。一緒にプロとして活躍しましょう! 」と、先輩たち。

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