最終更新日:2017/7/11

マイナビ2018

マイナビコード
212963
  • 正社員
  • 既卒可

ハーゼスト(株)

現在、応募受付を停止しています。

本社
神奈川県
資本金
3,000万円
売上高
16億円(2016年9月実績)
従業員
33名(2016年9月)
募集人数
1〜5名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「企業の存在価値」

生まれてくるいのちに関わる全ての人が幸せになれる、社会の創造を目指して

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日本のお産を守るために、私たちは存在している

「バース・マーケティング・エージェンシー」であるハーゼスト。そのユニークな事業モデルは、どのようにして生まれ、何を目指しているのか。代表の吉本氏に、同社の存在価値について語っていただいた。

代表取締役 吉本 武氏

メーカーでの営業職時代、産婦人科医療の問題を知り、日本のお産を守ることこそ自分の天職と考え、ハーゼスト(株)を設立。医師・妊産婦・社会をつなぐさまざまな事業活動を展開している。

「日本のお産の危機的状況を救いたい」。この想いこそ、起業の源泉

日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会の協力を得てさまざまなコミュニケーションツールを作成。妊産婦さんはじめ家族、社会への正しい知識を届ける重要な役割だ。

 前職はメーカーで、営業職として働いていました。営業先が病院の産婦人科だったことが、当社の事業立ち上げの背景にあります。訪問先の医療機関は、街のクリニックや総合病院、大学病院まで規模はさまざま。しかし共通していたのは、産婦人科医の多忙ぶりです。忙しい診療の合間のわずかな時間に医師や看護師さんと接することで、日本の産婦人科医療に関わる数多くの問題を知ることとなりました。
 近年の深刻な産婦人科医の不足により、一人の医師にかかる負担は増加の一途をたどっています。そして、現場では人手不足による産婦人科医の過重労働が、出産事故・医療訴訟という負のスパイラルを引き起こす原因となっているのです。
 学生時代から「いずれは起業し、世の中の役に立ちたい」と思っていた私は、産婦人科医のお困りごとに手を差し伸べ、日本で安心してお産ができる体制の一翼を担いたいとの思いが徐々に強くなっていきました。そして、2006年3月、ハーゼストが誕生したのです。
最初は、正直苦労の連続です。前例のない事業に取り組もうとしているのですから、産婦人科の医療機関や関係機関、企業に働きかけてもすぐに響く応えが返ってきたわけではありませんでした。

日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会の協力のもと、さまざまなアプローチを展開

日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会が伝えたいメッセージを全国に発信している。

 直接足を運び、開拓した医療機関は1850ヶ所。その中で大きな転機となったのは、先生方のお困りごとをどうにかして解決できないかと考えたこと。その一つの方法として、妊娠・出産に関する正しい情報を広く皆さんに知っていただこうと思い立ちました。そこで日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会の協力を得て、生まれたのが季刊広報紙「Anetis」です。
 「Anetis」は、産科医と妊産婦さんをつなぐコミュニケーションペーパーとなることを目指して誕生しました。妊産婦さんには、出産の不安や疑問を少しでも解消できるよう、毎号産婦人科医にインタビューして、正しい情報を発信しています。同時に、産婦人科医療における医師不足や過酷な労働環境、そのような環境下でも医師たちが懸命に課題解決に取り組む姿、そして現在医師が取り組んでいる事業を紹介し、医療現場のリアルな情報を正確に伝えています。
 また、並行して展開したのが、「HUMAN+」「Baby+」というハンドブックです。前者は、思春期から中高年期にいたるまでの各世代の女性の体の変化や産婦人科の知識、疾患を正しく伝える健康手帳として作成。女性だけでなく、男性にも理解を深めていただくためのツールとして普及を進めています。後者は、妊娠したら最初に読んでほしい妊娠・出産に関する情報を網羅した新しい母子手帳(無償)として位置付けています。
 一方、産婦人科医療の担い手を増やすため、日本産婦人科学会が主催する産婦人科サマースクールにも協力をしています。医学生や研修医を対象にしているこのサマースクールは、2007年から始まり、2016年で9回目を迎えました。大学では経験できない高度な講義や実践的な演習、若手産婦人科医との交流の機会を設け、産婦人科の魅力を伝えることが目的です。
私たちは寄付をしたりお手伝いに行ったりなど、少しでも先生方の、そして未来の産婦人科医のお役に立つために協力をしています。

医師も妊産婦さんも、社会も笑顔になるために。当社の挑戦はこれからも続く

すべての女性が不安なく、安心して出産に臨めるように。生まれるいのちのすぐそばで、正しい情報を発信し続けている。

 当社の役割は、単にこれらを作るだけではありません。それぞれの情報を適切なタイミングで、正確に伝えてもらう必要があります。そのために例えば、季刊広報紙「Anetis」は最も妊産婦さんとの接点を多く獲得できる、産婦人科の医療機関に協力をお願いしています。現在「Anetis」は、全国約1900ヶ所の医療機関で配布されており、年間約130万部の発行部数を達成しています。また、「Baby+」は妊娠のなるべく初期段階でお渡しいただくものとして、約1700ヶ所の医療機関で配布していただくまでに至りました。今後は年間80万部を渡していただくことを目標に据えています。そして「HUMAN+」は、国の少子化対策交付金を活用して自治体が健康教育で活用したり、中学・高校・大学などの教育機関でも利用されています。
 もう一つの仕掛けとしては、出産・退院される方向けに「Anetis」や健康や生活に役立つサンプルや情報を入れた退院バッグを、医療機関にご協力をいただいてお渡しすること。バッグの中身は、さまざまな企業から当社の理念に共感していただき、協力を得ています。こういった現場の最前線で当社と医療機関をつなぐ橋渡し役が、営業職の大切な仕事です。日々、担当医療機関をまわり、医師や看護師の方々から得た生の声を社内にフィードバックしていくことが、重要な役割を持つのです。
 事業を立ち上げて、10年。環境は創造できたとの実感があります。しかし、今取り組んでいることだけで、産婦人科医療の問題解決ができるとは決して思っていません。これまで構築してきた学会や医師の方々、経済界の方々との信頼関係をベースとして、何ができるかをもっと考え、最適なカタチにしていくことがこれからの当社に期待されていることであり、目標なのです。

学生の方へメッセージをお伝えします。

会社を設立して丸10年。ここに至るまでには苦労や失敗の連続でした。しかし、私たちの事業はそのまま社会貢献に直結しており、前人未到だからこそ、強いやりがいを実感してきました。日本の産婦人科の課題を改善するためには、まだまだ時間がかかることは重々理解しています。だからこそ、私たちができることはまだたくさんあると確信しています。これから入社される方は一から学んで、一つひとつを自分で吸収し、新しい可能性を見つけて事業に結びつけてほしいと考えています。私たちが新卒の皆さんに期待するのは、そのポテンシャルとパワーです。生まれるいのちのすぐそばで、何ができるか一緒に考えていきましょう。

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「何色にも染まっていない新卒人材だからこそ、できることがたくさんあると思います。会社説明会では、当社の事業についてじっくりお話しします」(採用担当 宮田さん)

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