最終更新日:2017/7/21

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(株)シジシージャパン【CGC】

本社
東京都
資本金
5億2,375万円
取扱高
8,901億円(2016年2月、前年比102%)
従業員
389名(2016年5月現在)
募集人数
11〜15名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「企業の存在価値」

アフリカの小国から仕入れたサーモンを国民的商品に!――若手社員・下小薗さんの挑戦

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下小薗 拓士さん

生鮮事業部 係長(水産チーム)
2011年入社/法学部国際企業関係法学科

世界中からおいしい食材を集め、商品化して、全国の加盟スーパー様に提供する――商社への就職を志望していた下小薗さんがシジシージャパンに入社したのは、その事業内容と社会的使命に強い共感を覚えたからでした。入社後、水産チームに配属。20代前半にして史上初のプロジェクトに携わることとなります。下小薗さんの活躍を通して、シジシージャパンの存在価値に迫っていきましょう。

入社2年目の夏、史上初のプロジェクトが動き出した!!

「私は鹿児島の小さな町の出身。地域を大事にしたいという思いがあったことが、シジシージャパンに入社した理由の一つになっています」

それは入社2年目の夏のこと。1年間のデリバリー(受発注)業務を経て、ようやく独り立ちをした私のもとに、アフリカ南部の小国からあるプロジェクトが舞い込みました。

「新たにサーモンの養殖ビジネスをはじめた。ぜひ、シジシージャパンと取引したい」

レソト王国。おそらくその名を知っている学生さんは、ほとんどいらっしゃらないと思います。実は私自身、今回のプロジェクトを機に同国の存在を知りました。

レソト王国は周囲を陸で囲まれた国です。話をいただいたときは、とてもサーモンの養殖ができるような環境があるとは思えませんでした。しかし詳しく調べてみると、山岳国で水と空気が澄み渡っているとのこと。また、ダム湖をつくったばかりで、完全淡水でサーモンを養殖できる環境が整っているというのです。サーモンの担当になった私はもちろん、水産チームのメンバー全員が色めきだちました。そこで、シジシージャパンが求めるサーモンの条件をレソト王国に伝え、まずは試験魚が育つのを待つことになりました。

翌年夏。試験的に育てたサーモンが揚がり、サンプルのサーモンが送られてきました。脂が乗っていて、赤身も強く、日本人が好む“おいしさの条件”を満たしていました。「これなら、新規商品として売り出す価値がある!」――こうして、レソト産サーモンを商品化するプロジェクトが本格的に動き出したのです。

そして入社4年目、買い付けのためにレソト王国を訪問。現地の環境を確かめた上で、商談に入りました。大きさ、色、脂肪率、取引量、価格など細部を詰めていき、無事に契約締結。取引量は実に1千トンにのぼりました。

シジシージャパンは、全国の加盟スーパー様の発展を支援する“協業組織”です。そのため、常に加盟スーパー様の意見を聞きながら、商品開発を進めています。今回のプロジェクトでも、全国水産開発会議でプレゼンを開催しました。嬉しいことに、加盟スーパー様から「ぜひ仕入れたい」との声をいただくことができました。現在、レソト産のサーモンは北海道で試験的に販売中。売れ行きが非常に良く、今後は販売エリアを全国に広げていく方針です。

若手が大きなチャンスを得て成長できる風土。日々の仕事を通じて加盟スーパー様に貢献する喜び。

「当社には、全国の加盟スーパー様と直接会って意見をお聞きする会議がたくさんあります。ニーズをキャッチできるのはもちろん、お客様との絆も深まります」

新規の取引先、しかも初回の取引高が1千トンにものぼる。振り返ってみると、25歳の私が手がけるにしては余りにも大きなビジネスだったと思います。けれど、シジシージャパンには、「若手に大きな仕事を任せる風土」が根付いています。私自身、今回のプロジェクトに限らず、これまでに数多くのチャンスをいただきました。チームの先輩方は、常に私たち若手の成長を見守ってくれています。「まずやってみろ。挑戦してみろ」と背中を叩いてくれるのです。

また、シジシージャパンの場合、商品開発だけを担うことはありません。担当の商品をもったら、仕入れから商品開発、加盟スーパー様への営業活動に至るまで、そのすべてのプロセスを責任もって担当することになります。つまり幅広い知識と豊富な経験、人脈が求められます。そのため、自分ひとりでは解決できないことも頻繁に発生します。特に水産物は出来高や品質が気候や環境に左右されやすく、知識と経験を駆使してとり組むことになる。だからこそ、若いうちから多くのことを経験し、スキルを磨かせてくれるのだと思います。

何よりも、全国の加盟スーパー様にご納得いただける商品をお届けできた時、私たちは大きなやりがいと喜びを感じます。私が担当しているサーモンひとつとっても、加盟スーパー様やその先にいる消費者がサーモンに“どんな価値”を求めているのか。どこから何を調達し、どのように加工してお届けすればいいのかを徹底的に探求し、答えを出していくことができるからです。

前述の通り、シジシージャパンは協業組織です。シジシージャパンの社員が加盟スーパー様のことを考えずにスタンドプレーをしていては、良い結果が生まれません。常に全国の加盟スーパー様と密に連絡を取りながら、共に力を合わせてより良い商品をつくっていく姿勢が何よりも大切です。定期的に開催される会議で直接、加盟スーパー様と意見を交換しているのは、まさにシジシージャパンらしさの一例と言えるでしょう。電話やメールで済ませるのではなく、直接会って話をする機会が頻繁にあるからこそ、「加盟スーパー様のために自分の力を尽くしたい」という意欲が高まっていくのです。

導入率を高め、シジシージャパンのスケールメリットを発揮できる商品に育てあげていく。

「導入率を高めて、加盟スーパー様に貢献する!これが私の最終目標。この目標をかなえるため、新しい産地の開拓、新商品の開発などに挑んでいきます」

レソト王国から初めて養殖サーモンビジネスの話を受けてから、約3年が経ちました。長い期間のように思われるかもしれませんが、レソト王国自体が養殖サーモンビジネスをはじめたばかりであることも考慮すると、まだまだ課題も多く、販路の拡大にはもう少し時間がかかることでしょう。レソト王国はまさに今、求める品質のサーモンを安定的に生産できるノウハウを築いているところ。こうした状況を見ながら取引を続け、いつか日本の消費者が「サーモンと言えばレソト産」と思い浮かべてもらえるくらいの国民的な商品に育てていきたいですね。

また、レソト王国に限らず、新しい産地の開拓を積極的に行っていくつもりです。全国の食品メーカーや商社が世界に水産資源を求めている今、新しい産地を見つけ出すこと自体が難しくなっています。しかし、今回のプロジェクトを通じて私は、「新しい水産資源を発掘できる可能性は高い!」と確信しました。常に周囲にアンテナを張り、チャンスを逃さない“視点”を忘れずに持ち続けていくつもりです。

そしてもう一つ、私には一生かけて取り組んでいきたい目標があります。それは、導入率を高めていくことです。導入率とは、全国の加盟スーパー様がシジシージャパンが開発した商品をどれだけ導入しているかを、割合にして出したもの。導入率が高い商品はそれだけ取引高も大きくなり、スケールメリットが生まれます。つまり、コストを下げ、より安い値段で加盟スーパー様に商品を提供できることになるのです。

サーモンの導入率は約6〜7割。非常に高い導入率ですが、これをさらに引き上げていきます。そのためには、商品の価値を高め、商品力を築いていくことが必要。難しい目標かもしれませんが、加盟スーパー様の発展のためにも、必ず達成してみせます。

加盟スーパー様との関わりを大切に育む姿勢を持ち続けること。

以前、私がまだ独り立ちしたばかりの頃、加盟スーパーのバイヤー様からお電話でお叱りを頂戴したことがあります。バイヤー様の表情が見えず、私はただただ電話口に謝ることしかできませんでした。その後、上司に報告したところ、「直接、お詫びに行かなければだめだよ」とアドバイスをいただきました。電話で謝るだけでは不十分。直接会って頭を下げるべきだと言うのです。

「一緒に行くか!」

上司が私に同行してくれ、一緒に加盟スーパー様を訪問。改めてお詫びをしたところ、互いにすれちがっていたことがわかり、一気にバイヤー様との距離を縮めることができました。このとき、私は直接会って話をすることの大切さを学んだのです。

仕事のスタイルは、その人の考えや個性によって異なります。シジシージャパンの社員も、その人らしさを発揮して仕事に取り組んでいます。しかし、ただ一つ、“加盟スーパー様との関係を大切にしていること”だけは社員全員が共通して抱いています。何があっても揺らぐことのないシジシージャパンの根本的な考えです。

これから入社するみなさんには、こうしたシジシージャパンの考えをまずは理解してほしいですね。そして、好奇心を大切にしてほしい。言われたからやってみるではなく、「おもしろそうだな」と主体的にやってみる。そんな姿勢を持った方が、シジシージャパンの新たな仲間になってくれたら嬉しいです。

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2014年夏、レソト王国を訪問。サーモンを養殖する現場を視察し、契約を締結。シジシージャパンは新しいサーモンの産地として、レソト王国に大きな期待をかけている。

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