最終更新日:2017/11/21

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ダイワボウグループ [グループ募集]

本社
大阪府
資本金
216億9,600万円
連結年商
6,178億1100万円(平成29年3月期)
連結従業員数
5,600名
募集人数
若干名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

薄い!軽い!柔らかい!溶ける!織らない布「不織布」の新たな可能性を拓く!

化学・生物・農学系

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開発の上流から下流まで携われるからこそ、得られるやりがい

ウエットティッシュやオムツなどの日用品から車両や家電用部材など、様々な分野で使われている「不織布」。その可能性に魅せられ、これまでにない機能を持った製品の開発に挑む若手開発者にクローズアップ!

中村保紀さん
ダイワボウポリテック(株) 播磨研究所 
2010年入社/大学院 工学研究科 生物学専攻修了

大学院では鳥インフルエンザの疫学的研究に携わっていた中村さん。使用する実験器具や医療機器などの素材に不織布が使われていたことから、不織布の未来に可能性を感じ、ダイワボウグループの中でも不織布の開発・製造を行っているダイワボウポリテックに入社。素材開発グループの一員として、新たな機能を持つ新製品の開発に携わっている。

原材料や製法の組合せによって、無限の可能性を秘めた「不織布」。

研究員自らお客様に直接、製品への要望をヒアリングする。「商品リサーチ、量産化に向けた工場とのやりとりなど携われる範囲が広いことも、やりがい」と中村さん。

不織布は、その名の通り「繊維を織らずに作るシート状の布」のこと。ポリエチレンやポリプロピレン、セルロース、綿など多種多様な原材料を用い、熱や高圧水流などで化学的・物理的に繊維どうしを癒着させて作ります。原材料の配合割合や製法の組合せによって、伸縮性、吸水性などの機能を持たせることができ、強度、厚さ、柔らかさなども調整できるため、用途によって様々な製品を作ることが可能です。実際、当社で作っている不織布も、ウエットシート、ナプキンや紙オムツなどの衛生材料、フェイスマスクなどのコスメ用途、車の天井シート、エレクトロニクス製品のフィルターなど、幅広い用途で使われています。
逆に言うと、お客様が求める性能を満たす製品を開発するには、そうした加工段階の物性調整の知識が欠かせないということ。当社の場合、全ての研究員が、一定期間、製造現場で機械オペレーションを経験するのはそのためです。私も入社後2年間、繊維をワタ状のシートにした後、高速で上下するニードル(針)によって繊維を結合させる機械のオペレーターを経験しました。今、研究員として、試作品を量産用の実機製造に移す際、細かな調整の指示ができるという点で、製造現場での経験がとても役に立っています。

使い手の目線も大切に、お客様の製品に新たな付加価値を!

社内の開発室では、原材料・製法を様々な実験器具・機械を使って検証しながら、吸水性、厚さ、手触りなど、お客様の要望を満たす製品に近づけていく。

現在は、衛生材料や日用雑貨などのメーカーを担当し、お客様の要望のヒアリングから、その内容にあわせた不織布の提案や改良などを行っています。ご要望の内容は様々ですが、いずれにしてもお客様が当社に期待しているのは競合他社にはない付加価値を自社製品に付けること。ウエットティッシュなら、不織布の強度は下げずに少しでも薄くして、1ケースにたくさんの枚数を入れられるということも、ひとつの付加価値です。それを実現するには、まずはお客様が求める性能をしっかり掴むことが大切です。「柔らかさを出したい」という場合でも、素材の柔らかさなのか、表面の手触りなのかによって、原材料も製法も変わってくるからです。また、今、世の中で何が求められているのか日々アンテナを張り、消費者の視線に立つことも大事にしています。
試験・評価を繰り返し、サンプルを作ってお客様に提案するのですが、嬉しいのはやはりお客様の評価が良かったとき。サンプルを実際に使用して良い点、悪い点を洗い出し、改善点を的確に見つけることで、スピーディーに製品採用につながったときはなおさらです。苦労も多いですが、自分が関わった素材が商品となり、店頭に並んでいるのを見ると、大きなやりがいを感じますね。

「やりたいこと」が実現できる、自由闊達な開発風土。

お客様の求める性能をいかに出すか。研究員どうしのミーティングから課題をブレークスルーするヒントが得られることもしばしば。

当社の場合、開発者それぞれがお客様を持ち、要望のヒアリングから量産への移行まですべてを任されているので、責任が大きい分、達成感も大きいものになります。お客様の要望を受けて開発するだけでなく、自分発信の提案も開発者の裁量次第。そうやって裁量を任されながらも、なかなか製品のスペックが決まらないなど困った時は、先輩がフォローをきっちりしてくれるので、安心感を持って仕事に臨めています。
また、「こうしたい」と声を挙げれば、希望はできる限り叶えてもらえるので、積極的であればあるほど、やりたいことが実現できる環境です。学びたい知識があればセミナーや展示会などに参加させてもらえますし、商品リサーチのために勤務中に外出することも、より良い製品を生み出すためなら制限はありません。それで私も3D-CADを勉強しました。なぜなら、製造機械の部品を改良する際、金型から作るとコストに跳ね返りますが、3D-CADで自ら設計できれば、低コストでお客様の要望を満たす製品を実現することにつながるからです。これからも知識研鑽に励み、経験を重ねながら、いずれは医療機器分野の不織布開発に挑戦するのが目標です。

自慢の研究開発体制

当社の強みは、原材料から自社で開発できること。それがお客様からの厚い信頼につながっています。研究員も、原材料や原材料を不織布に加工する前のワタ状のシートの開発、私のように不織布そのものの機能の開発など、様々な研究開発を行っていて、互いに刺激しあい、開発を進めています。私の担当する衛生材料の中にはユーザーが女性や子ども・お年寄り向けのものもあるので、他の研究員の意見もおおいに参考になります。研究棟にはダイワボウグループの研究機能が集約されつつあり、グループ他社の研究員と接する機会も多く、幅広く繊維の知識を得られるのも魅力です。
来てもらえればわかるのですが、先輩・上司や部署の壁もなく、コミュニケーションは活発です。風通しが良く、伸び伸びした雰囲気があるから、何にでも臆せず挑戦していけます!

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播磨工場の研究棟で働く中村さんと先輩・後輩の皆さん。部署や研究内容は違っても、日頃から情報交換を活発に、互いに助け合いながら、新たな製品開発に挑んでいる。

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