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旅行業界の採用話

雇用形態の多様化が進む旅行業界

2013年4月入社の大手旅行会社の新卒社員数は、前年度に比べ増加傾向にあります。
旅行業界の採用は、近年雇用形態の多様化が進んでいます。いわゆる4月の新卒一括採用だけでなく、即戦力としての中途採用の増加や正社員以外の雇用条件を限定した契約社員、派遣社員の導入が見られます。電話受付やコンピュータの入力作業など、定型化された内務業務やカウンターセールス、さらにはツアーの添乗などの分野では、多くの契約社員が働いているのが実情です。海外留学経験者などが、卒業後1年以内であれば入社月を自由に選べる「新卒入社月選択制度」のようなユニークな雇用形態をとる企業も出てきました。

こうした背景には、今後ますますグローバル化する旅行業のビジネスにとって必要な留学経験者など、海外の事情に通じ、海外で活躍したいという熱意ある人材を業界が求めていることがあります。「観光立国」と訪日外国人客誘致のインバウンド振興、さらには「ツーウェイツーリズム」を掲げる旅行業界では、海外の営業所がこれまでのように、単なる日本人観光客の現地での旅行手配を基本とするビジネスから、海外のローカル客を相手に営業し、顧客として取り込み、訪日旅行はもとより、海外旅行に送り出すというグローバル企業と変わっていかなければならないという展望があるからです。

基本的に、旅行業はサービス業ですから、相手に好感度を与える明るい接客態度が求められるのは確かですが、ある旅行会社の幹部はこう言います。「これからの旅行会社は、旅行にまつわるあらゆる素材を扱う商社でなければならない」と。つまり、単なる接客や決まり決まったサービスの提供者だけではいけないということです。常に、新しいニーズを発掘し、それに応じたサービスを提案し、ビジネス化していこうとするベンチャー的な姿勢が求められているのです。

これからの業界は?

さまざまな旅行に関するサービス分野まで視野を広げると、旅行会社以外にも、この業界の雇用は大きく広がっています。たとえば、今後急増するであろう訪日外国人観光客のアテンドや宿泊施設を運営する新しい業態が注目されています。これまで日本人しか扱っていなかった宿泊施設も、これからは外国人客を受け入れていく必要があります。地方の宿泊施設を拠点に、交通手段の手配や観光案内など、幅ひろいサービスを提供するビジネスも生まれつつあります。SNSなどを活用した情報提供や外国人観光客の集客も始まっています。海の向こうの動きをにらみつつ、日本で新しいベンチャーを興すという動きもこれから始まるでしょう。こうした国内外の旅行マーケットの動きに対する敏感さ、そして情報発信力は、これからの業界では欠かせないといえるでしょう。

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17年01月01日
旅行業界の採用話

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