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【前編】業界を選んだ理由、入社後のギャップ

旅行×レジャー

国内外のツアープランを企画し、添乗員として旅行できる旅行業界の仕事。お客さまに夢を与え、笑顔あふれるテーマパークやアミューズメント施設で働けるレジャー業界の仕事。どちらも楽しさや喜び、非日常を提供するやりがいが大きいというイメージが強い。しかし、どちらも楽しいことばかりとは限らないし、外から見えない厳しい現実もあるかもしれない。今回、実際に働く2人に実情を聞いた。

profile

中越有香さん(仮名)
旅行代理店勤務歴3年。
「入社1年目からツアーのプランを作らせてもらったことには、ちょっと驚きました」

塚原慶子さん(仮名)
テーマパーク勤務歴4年。
「お客さまの期待が大きい分、その期待を上回る努力が必要です」

お二人は、どうしてこの業界を目指されたのですか?

塚原(敬称略) 漠然と「楽しそうだから」です。お客さまが楽しむところなんだから、そこで働くスタッフも楽しいに決まっていると単純に考えたんですね。それで、やりたい仕事に直結しているテーマパーク科のある専門学校に入学して勉強しました。結果、人気のテーマパークに就職できてよかったと思っています。

中越 高校のときの修学旅行がオーストラリアだったんです。それがすっごく楽しくて、社会人になっても仕事で旅行をしたい!と考えて、旅行の専門学校に入りました。旅行業の基本を学んで、無事に今の旅行代理店に就職することができました。

就職前と就職後で、ギャップはありましたか?

塚原 最初は、とにかく仕事をこなすことで精一杯でしたが、慣れていくと楽しさを感じられる余裕が出てきました。とは言っても、どんな仕事でも同じだと思いますが、ただ楽しいだけじゃないです。たとえば「今日はテンション上がらない」という日でも、笑顔じゃなきゃいけないし、嫌なことがあっても仕事に入ったらスイッチを切り替えなきゃいけない。そこが一番大変なんだなって思いました。

もちろん、楽しいことも多いです!「入ってよかった」とも感じています。小さいお子さんとハイタッチしただけでも楽しいし、なにか探し物をしているお客さまに、それを察して先回りして対応して感謝されたり、家族の写真を撮っているお父さんに代わって、家族みんなで写れるよう写真を撮って差し上げたり…、こんなときはお客さまの思い出を一つ増やせたことを実感できて、それだけでも嬉しいですね。

中越 会社にもよると思いますが、ギャップといいますか、入社1年目からツアーのプランを作らせてもらったことには、ちょっと驚きました。営業もやるのですが、自分の担当エリアが決まっていて、自分でお客さまのところに車でお伺いし、お客さまとお話しをしてプランを考えます。決定したら、それを手配し、添乗もして、アフターフォローします。それを全部、1年目からがっつりやる。当時は、正直戸惑いました。最初はコースを計画するのも遅いし、お客さまと何を話せばいいかもわからなかったですし。添乗も、初回だけ先輩に同行して次からはもう一人でした。それに関しては、旅行の専門学校で基礎をみっちりやっていたんですね。だいたいの基本的な業務はできましたので、助かりました。

戸惑いやしんどさもありましたが、やりたいことはできました。ただ、忙しいので、どんどんこなしていかないと間に合わない。一つひとつ思いを込めて作りたいのに、最初は、なかなかそれはできなかったですね。ただ2年目、3年目になるとコースを作るのも早くなるし、効率もよくなるので、さほど忙しいとは思わなくなりました。自分が行きたいところの旅行プランも、やろうと思えばできるんです。担当先の方に、「この国ここがいいんですよ!」って熱く語って、募集して集まれば自分が作ったツアーに添乗で自分も行ける。

塚原 レジャー業界の場合、やっぱりお客さまの期待が大きい分、ちょっと気を抜くと些細なことで苦情に繋がってしまうこともあります。中には、私たちにも解決して差し上げられないことも出てきます。たとえば「館内でのご飲食はご遠慮ください」とお伝えすると、「なんで?」と聞き返されます。「乗り物が回転するので密封できないドリンクはご遠慮いただいているんです」と言いますが、怪訝な顔をされることも。システム調整でアトラクションが一時間止まってしまって、その間に帰らなきゃいけないお客さまから「どうしてくれるの!」って言われたこともありますね。

中越 利用しているホテルのミスでも、添乗員が怒られることもあります。ホテルの部屋にカビが生えていたとか、料理が冷めていたとか。お客さんの機嫌が悪くなった瞬間が、分かるようになりましたね。旅行って、プラスアルファのものじゃないですか。お給料から少しずつ資金を貯められて、期待して来られるので、こちらもその期待に応えたい、期待を上回りたいと思っています。

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