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【後編】最大のピンチ、アドバイスとメッセージ

旅行×レジャー

国内外のツアープランを企画し、添乗員として旅行できる旅行業界の仕事。お客さまに夢を与え、笑顔あふれるテーマパークやアミューズメント施設で働けるレジャー業界の仕事。どちらも楽しさや喜び、非日常を提供するやりがいが大きいというイメージが強い。しかし、どちらも楽しいことばかりとは限らないし、外から見えない厳しい現実もあるかもしれない。今回、実際に働く2人に実情を聞いた。

profile

中越有香さん(仮名)
旅行代理店勤務歴3年。
「入社1年目からツアーのプランを作らせてもらったことには、ちょっと驚きました」

塚原慶子さん(仮名)
テーマパーク勤務歴4年。
「お客さまの期待が大きい分、その期待を上回る努力が必要です」

これまでに最大のピンチはどんなことでしたか?

中越 添乗で、一度だけ寝坊してしまったことがあります。あるお寺に初詣に行く日帰り旅行だったのですが、なんと、私が起床した時間は、配車時間だったんです。集合場所は、車を飛ばしても一時間はかかる距離でしたので絶対に間に合わない。とりあえずなんとかしなきゃと、ツアーを主催していた企業の担当者の方に電話を入れました。その瞬間、ひらめいたのが、途中のサービスエリアで合流するというものでした。集合場所には間に合わないけれど、その団体のバスが休憩をするサービスエリアだったら、なんとか合流できたんです。

そのときありがたかったのが、添乗する予定ではなかった先方の担当者が、そのサービスエリアまで乗ってきてくれたことです。お客さんには、「添乗員さんは○○サービスエリアから乗るので、途中までは僕がご案内します」と伝えてくれていて。バトンタッチするときも、親子くらい歳が離れている方だったのですが、「ここまではお父さんである私がご案内しましたが、ここからは娘が担当します。親子コンビでご案内しました」と、マイクでアナウンスしてくれて、お客さんには何もなかったように振舞ってくれたんです。寝坊という初歩的なミスをしてしまったことを猛烈に反省しつつ、こんな素敵な担当の方と仕事ができて心から嬉しく思った瞬間でした。

この話には後日談があるのですが、翌日、私の支店の支店長と私の指導担当の先輩が、ツアー主催企業の担当者の方に謝罪に行ったんです。 そのあと、二人が飲んでいる居酒屋に私は呼び出され、ものすごく怒られました。でも、支店長がちょっと席をはずしているとき、先輩が教えてくれたんです。

「支店長、中越に対してはあんなふうに怒っているけど、実は今日二人で謝りに行ったとき、向こうの担当者には怒られなかったんだよ。 もちろんこんなことは今後あってほしくないけれど『中越さん、いつも頑張っているから、怒らないであげてね』って言われたんだよ」

それを聞いて、もう私は感激してしまって。「そう言ってくださる方たちのために頑張ろう」って心に誓いました。旅行業界って、そういう助け合いができる業界なんだなって思いますね。怒られることもたくさんあるけど、助けられることもあるというか。大変ですけど、そんな素敵なところがあるから続けていられるんだと思っています。

最後に、お2人と同じ業界を目指す学生さんにアドバイスとメッセージをお願いします。

中越 体力をつけて来てください。あとは、人と話がするのが好きな人は向いていると思います。それは、英語力など以上に大事な要素だと思います。英語力などの能力は、後からでも身に付けられるので…。

塚原 私も同感です。目の前の人が喜ぶのを見ていて幸せを感じられるかどうかが、大切なんだと思います。お給料などに関しては、企業や待遇によって異なると思うのでひとえに「恵まれている」と言えるかはわかりませんが、自分がやりたかったことが本当にできますし、楽しく仕事を続けられる人にとっては天国だと思います。経験や自身の成長という意味では、絶対にマイナスにはならない仕事ですので、一度働いてみるのはいいことだと思います。長く働きたいという方は、自分の向上心さえあれば頑張っていけますよ!

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