学生のための就職情報サイト

VOL.12 ソコソコさんorバリバリさん〜女の選択〜

ソコソコさんとバリバリさん、違いは「ワーク」と「ライフ」のバランス

仕事の仕方は人それぞれです。こうじゃなきゃいけない、というものはありませんが、自分なりの仕事との関わり方を明確にしておかないと、色んなことと比べて不安になります。社会人になる前に「私はこういう働き方でいく!」を考えておくこともキャリアプランにとって大事なこと。もちろん、仕事をしながらの進路変更はいくらでもあります。しかし、自分のスタイルを考えておくことで、ブレない働き方にもつながります。今回は、ソコソコさんとバリバリさんのふたつの働き方を紹介してみたいと思います。それぞれには特徴やメリットデメリットがありますから、どちらが自分にとってハッピーかを想像してみましょう。

この二つの違いは「ワーク」と「ライフ」のバランスの違いです。ソコソコさんは「ライフ」に、バリバリさんは「ワーク」に比重を置く、といった形です。皆さんはどちら派ですか?

ソコソコA子さん(生保会社事務職6年目契約社員)

シュウカツでは、周囲の友人たちが総合職を目指していたので、私も、と思って活動していました。しかし説明会や面接をいくつか受けるにつれ「あれ? 私はこんな風に働きたいんだっけ…」と違和感を覚えたのです。結果、生保会社の事務職として就職しました。実は入社当初の雇用形態は派遣社員で、その1年後に契約社員に登用され、現在に至ります。

最初は、派遣や契約、という雇用形態に不安を覚えました。それは、何かあったら契約終了になるんじゃないか、正社員の方が安泰なんじゃないか、という心配から。今も不安がないといったら嘘になりますが、契約終了することなく、仕事を続けています。

さて、A子さんがなぜ総合職に違和感を覚えたのか。それは企業説明会や面接で話を聞けば聞くほど「私の理想の働き方と違う」と思ったから。確かに説明会では、女性もこれからは男性との差はなく活躍してもらいたいと思っている、そのための制度も整っている、と説明を受けたものの「両立」の仕方が自分の理想と違うと感じたのです。

理想の働き方は自分の母親だったA子さん。ずっと専業主婦だった母親は、A子さんが中学校に上がると同時にパートで働き始めました。その理由は仕事をして社会ともつながっていたいけれど、何より子どもとの時間を長く持ちたいから。総合職を選んだ場合、そんな自分の理想の働き方とはどんどん離れていくのではないか、と感じたのです。これからの時代、旦那さんの収入だけではやっていけなくなるだろう、だから母親のような専業主婦は無理だと思いました。でも、せめて定時に終わることのできる仕事に就き、「ライフ」を充実させたい、それが叶うのが今の働き方ではないか、と考えました。

突発的な残業はなく、プライベートの予定を立てやすいことから働き方には満足しているものの、不安もあります。やっぱり同期の総合職に比べると、お給料は年々、差が開いていきます。総合職は自分よりもハードなことはわかっていますが、お給料の話は同期同士ではご法度。また、もうひとつ大きな不安があります。実はA子さん、現在結婚していないのです。せっかくこのような働き方を家庭との両立をするために選んだのだから、今は結婚、出産が課題!と少々焦っている今日この頃です。

バリバリB子さん(メディカル系会社研究職6年目)

理系の大学院卒業後、現在の会社に入社し、研究職として働いています。専門分野が活かせていることは本当にありがたいことだと実感しますし、また、能力があれば男女差なく仕事ができます。しかし、まだまだこの業界は男性社会。やりづらいなーと感じることもありますが、B子さんは、むしろそれをチャンスだととらえ、遠慮せずどんどん発言したり周囲を巻き込むことを心がけています。

男性の研究員は寡黙な人が多く、コミュニケーションスキルが高いB子さんはいい意味で目立つ存在です。そもそもB子さんが理系の大学を選んだ理由。それは、女性でも専門分野を持っていれば働き続けられる、と高校生の時に思ったからです。というのもB子さんの母親は専業主婦で、なんでも父親に従うのみ。いつも家にいてくれるのは安心でしたが、こんな人生で楽しいのか?と感じていたのです。そして私はちゃんと社会とつながって、そして誰かに頼るのではなく自立したい、と強く思ったのです。そんな思いも叶って、現在の職場で活躍しています。

仕事内容は、日々研究。新しい商品を出すために試行錯誤の毎日で、正直、ゴールが見えないと疲弊することもありますし、残業や徹夜になることも。実はB子さん、現在結婚し3歳になる子どももいます。ご主人は大学院時代の同級生。ご主人もB子さんが働くことには理解があり、子育ても協力してくれますが、お互い仕事が遅い時などご主人の実家に子どもを預けたりベビーシッターをお願いしたりしています。幸い、夫婦の収入を合わせて考えると贅沢もできますし、お金で時間を買う方が効率がよい、と考えています。

もう少し子どもと一緒にいられたら、と思うこともありますが、B子さんは子どもに、母親が働いている姿も見てもらいたいですし、同時に子どもへの愛は十分持っているからこそ、休みの日は仕事は忘れ、子どものために時間を費やすようにする、と自分の中でスタンスを決めています。将来、転勤があったら、単身赴任の可能性も視野に入れているB子さんです。

自分自身にとってどちらが理想か、を考える

いかがでしょうか? それぞれの特徴をまとめますと
■ソコソコさん…残業はほぼなく、時間通りに帰ることができる。突発的な残業も少ない。
 収入は大きくアップすることはない。仕事もルーティンワークになりがち。
■バリバリさん……将来の幹部候補として、さまざまな経験が積める分、仕事はハード。
 収入も一般職に比べると成果次第でアップ。

ちなみにバリバリさんだから子どもが産めない、ということではなさそうですよね。それぞれのワークライフバランスが違うだけ。そして、それはどちらも間違っているわけではなく、自分自身にとってどちらが理想か、が大事です。自身にとって納得の行くワークライフバランス、考えてみてくださいね。

ページTOPへ