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VOL.10 組織orフリーランス〜女の選択〜

社会人と学生の違いの1つは『自由度』の高さ

社会人と学生の違いってなんでしょうか。以前、ある大学のキャリア講座で学生のみなさんにグループに分かれて考えてもらったところ、各グループからの発表で意外に共通していたのは「社会人になると、自由が少なくなる」という答えでした。

その理由をお聞きしてみると「会社から期待された成果を出さなくてはならないから」「やりたくない仕事でもやらなくちゃならないから」「社会的な責任が増えるから」といった内容が出てきました。しかし、実は、社会人の方がさまざまな点で自由なのです。

たとえば、給与の使い方だって、仕事を続けるかどうかだって、自分で自由に選ぶことができます。嫌な仕事だった、思ってもいない会社だった、ということだって時としてあるでしょう。しかしそれを誰かのせいにするわけにはいかないのです。現実を受け止め、それをどうするか選ぶのは自分であるという、自由と背中合わせの自己責任の選択と行動が出てきます。

さて、自由といえば働き方だって選べます。そこで、今回は働き方を大きく2つに分けてみました。みなさんは、どちらが合っているでしょうか?

まず1つ目は「組織に属する」です。ここで言う組織とは、民間、行政、学校など、すべてを指します。そして2つ目は「自分で経営、もしくはフリーランスで働く」です。考え方のポイントとしては、社会人になってすぐにということではなく、将来の自分像です。いきなり経営は無理だけれど、いつかは自分で…と思う方もいらっしゃると思いますので、それぞれの特徴からなりたい将来の自分に合う型を考えてみるヒントにしてみてください。

A子さん(32歳、800人規模の商社で人事に従事)

A子さんは入社時から8年強、営業に従事していましたが、1年ほど前異動になり現在は人事部で採用の仕事をしています。

A子さんの今後のキャリアプランは、組織の中でさまざまな経験を積み将来は管理職になることです。ただ出世したいからではなく、自分のこれまでの経験を会社や後輩たちのために役立てたいと思っているからです。

また、A子さんがチームみんなでゴールを目指して頑張る過程にやりがいを感じるのは、おそらく小学校からサッカーをやっていた経験に起因しているのではないかと感じています。確かに一つの仕事に大勢の人が関わると面倒なことはありますし、意見がぶつかったり、正直苦手な人だっています。でも、それを乗り越えて何かを達成したとき、みんなで頑張ってよかった!と実感するのです。

そういった理由から、独立して自分で仕事をするよりもチームで働く方が自分にとって楽しいので、今の会社で働き続けるかはわからないけれど今後も組織の中で活躍していきたい、と思っています。

B子さん(32歳、フリーランスで人事コンサルタントとして働く)

新卒から30歳まで、人材教育業界で営業職として二社、経験してきました。

当時の主な仕事は、企業の人事に研修や採用を提案すること。自身が提案する内容で、お客様が喜んでくれることがやりがいでした。

B子さんが二社転職したことと、営業職を選んだことには理由があります。それは、学生の頃から将来は自分で仕事をしていきたいと思っており、起業につながる働き方をしたかったから。営業はビジネスの基本と言われていますし、また一社でなく複数の会社を見ておけば、自分が独立する際、一つの型にはまらないで済むと考えたのです。

そうして2年前、満を持して、人事コンサルタントという肩書きで独立しました。営業も経験がありますし、業界やお客さまの特徴もよく知っていたのでそこまで大きな不安はなくスタートしましたが、会社組織とは違い自分が頑張らなければ利益は出ませんし、お給料も出ないことを実感。また自己管理も重要で、今後の戦略を立てながら目の前の仕事をやっていく、という状態はプレッシャーでもありました。

しかし、B子さんが独立したいと思った理由は、時間にとらわれず、自由に動く方が好き、誰かに管理されるのは苦手、という自身の性格と独立という働き方が合っていると思ったから。そして何より人材教育の側面から世の中をよくしていきたいので、自分の考えているツールを提供し社会貢献ができたら、と思っていたからです。

今はフリーランスという立場ですが、5年後には法人化して社員も採用していきたい、と考えています。

いかがでしょうか? それぞれの特徴から、自分らしい将来の形を見つけていただけたらと思います。そして、それに近づくために、まずはどんな就職をしたらいいのかも考えてみてください。

ちなみにそれぞれの特徴をまとめてみると…

組織で働く
・自分一人で頑張るのではなく、チームでの活躍が期待される。
 そのための社内ネットワーク、社内コミュニケーションが必要。
・自身のやりがいも探究できるが、会社の方針によって役割は都度変わる。
・会社の状況、ポジションが給与に反映される。
・月に決まった収入があり、会社の倒産などよっぽどのことがない限り
 「食べるのに困る」ということがない。安心感がある。

フリーランスとして働く
・すべて自己管理のもと、計画と実行をする。社内の人間関係に悩むことはない。
・営業も大事な仕事。営業力、企画・提案力が求められる。
・給与は、自分の成果がそのまま反映される。
・起業した場合は、会社の方針を自分で決められる。

自分で自由に選べるのが社会人です。どんな働き方が自分に合っているか、そして、どちらの方が自分のやりたいことが実現できるのかを考えてみましょう。

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