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VOL.09 業界,仕事内容のやりがい,or理念や風土〜女の選択〜

何を指標に会社を選んでいったらいいの?と悩んでいませんか

就職活動で最初に悩むことは「何を指標に企業を選んでいったらいいのか」かもしれません。社会にはさまざまな業界、仕事、会社があって、企業エントリーや会社説明会申し込みの際手が止まってしまう人も多いようです。

学生向けの講演や大学での講義で、就活スタート時にまずみなさんにする質問は、「自分の方向性が決まっている人!」です。すると、だいたい1割弱、手が挙がります。そう、残りの9割の人たちが、就職はしたいと思っているけれど、行きたい方向が絞れていないのです。そこでよくやってしまうのが、「とりあえず絞ろう!」という行動。しかし、この「とりあえず」にしっかりした根拠がない場合が多いため、書類にイマイチ説得力がなかったり、たとえ書類選考がうまく通ったとしても面接で突っ込まれるとどんどん自信のない回答になってしまったり、といった人は多いのです。

そこで、みなさんの先輩たちが、どんな基準で方向性を決め、絞ってシュウカツしているのか、3つのパターンを見てみましょう。

A子さん(出版社営業 3年目)

子供の頃から本を読むことが大好きだったA子さん。就職は絶対に出版業界がいい、と決めていました。読むだけでなく書くことも好きだったので、編集の仕事がいいなーと漠然と思っていました。そこで出版業界に的を絞り、情報収集スタート。出版業界にはどんな仕事があるんだろう、と実際に業界で働いている先輩を見つけ、話を聞くなどして出版業界のしくみ、やりがい、仕事内容など幅広く情報を集めることができました。

そして確信したのが「やっぱり私は出版業界に携われていれば、編集にこだわるわけではない」ということ。結果、今は営業として活躍しています。書店を回って会社が作った本の良さをアピールしたり、書店に置く手書きのPOPを作ったりしています。本が売れますように、と愛情を持って関われるので、大変ですがやりがいを感じています。

B子さん(サービス業経理 3年目)

就活の時、特に行きたい業界があるわけではなかったB子さん。自己分析しても携わりたい業界がなかなか出てこなくて、私は本当に就職できるんだろうか、と不安に陥ってしまいました。

そんな時、大学の親友たちと食事の会計の時、B子さんが取りまとめて割り勘の計算をしていたら「B子ちゃん、数字に強いよね、羨ましい!」とみんなに言われたのです。そういえば、いつもみんなで集まるときは、率先して会計係を買って出ていることを思い出しました。しかもその役割は嫌いどころか、楽しいのです。

実はB子さん、簿記の資格も高校の時に取得しているのです。数字の誤差を発見し、何が間違っているのか原因を究明し、発見できた瞬間、数字がぴたりと合った瞬間がたまらなく嬉しくなるのです。こんなことを友人に言ったらびっくりされましたが、楽しくて仕方ないのです。

これって私のやりがい?と気づいたB子さんは、この方向性でシュウカツすることに。業界、風土がある程度自分でも納得できるところであれば、受けてみよう。面接のとき経理をやりたいことを伝えて、それが受け入れられそうなところにしよう、と。そして、今の会社での面接の際、経理がやりたいと強くアピールしたところ、見事内定。現在は経理部でやりがいを感じながら活躍しています。

C子さん(不動産事務 3年目)

C子さんは、一体何をしたいのかわからない、というゼロの状態から、シュウカツスタート。まずは合同会社説明会に行ってみることにしました。たくさんのブースが出展していて、どの企業の話を聞いたらいいのかわからず不安でうろうろしているところへ、スーツを着た女性が「よかったら今からうちの会社の説明があるんだけど、聞いていかない?」と声を掛けてきてくれました。早速案内され、話を聞いてみることに。

会社理念、これからの方向性、どんな学生を求めているのかなど、色々と話を聞いていくうちに「働く環境って大事かも」と思いました。そこで、これは頭で考えていても見つからない、とにかくいろんな企業の話を聞かなくちゃ、と積極的に会社説明会に参加するようになったのです。そして、色々と見比べる中で、ここだ!と思えたのが今の会社です。女性社員の意見が通りやすく、風通しの良い職場。毎日イキイキ働いています。

自分の「物差し」を考えてみましょう

ここで少しまとめてみますと…

業界→
好きなものに携わりたい、という人は業界にこだわって探しても大丈夫。でも、本当にそこまで好きかどうかを考える必要があります。「ある程度好きな業界だったら幅広くOK」なのであればあまりこだわり過ぎない方がよいです。

やりがい→
今までの経験から、自分の気持ちが満たされた行動を分析してみてください。また、新卒は配属が希望通りにいかないことを意識しておくことも必要です。

理念や風土→
一緒に働く人がどんな人なのかということが何よりも大事、という人はこだわってみましょう。「仕事内容や業界は案外なんでもよいかも、一緒に働く人が自分に合えば」という人にもオススメです。

さて、みなさんは何に比重を置きますか? この機会に、自分の物差しを作ってみてください。たとえば業界は幅広く考えられるけれど、やりがい、理念や風土は大事、譲れない、という人はそのような物差しでシュウカツしましょう。どの物差しも間違いではありません。まずは「好き」で選んでください。納得した方向性を見つけることで、ハッピーな内定をゲットするだけでなく、将来的にもイキイキ働き続けることができますから。

ちなみに社会心理学上では、就職する際上記3点が自分の価値観と噛み合っていない場合、条件やメリットの面で恵まれていても長続きしないケースも多い、とのデータがあります。

人とは違う物差しだっていいんです。自身が納得できる就職のための物差し、ちょっと考えてみてくださいね。

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