学生のための就職情報サイト

FILE01:金融業界内定

どのような就職活動でしたか?

大学では、生活者の立場から経済を学びました。ゼミではTPP参加交渉が及ぼす地方農業への影響をテーマに研究しています。多くのOGが就職している金融業界ですが、興味を持ったのは12月、地銀のインターンシップに参加してからです。銀行というと入出金のイメージしかありませんでしたが、地銀は地方行政に参画していたり、企業のM&Aを手助けしていたり、活動の幅が広いことが意外でした。業務が県内に限られているのかと思いきや、他県とのつながりが強く、海外への出向もあります。何より、大学で学んだ市井の人々の暮らしに、もっとも密着している存在が銀行なのだと確信できました。
OG訪問は15人くらいにしています。学校にある名簿から金融、商社、航空会社などで働く人にコンタクトを取りましたが、皆さん忙しいので、次々に知り合いを紹介していただくのが、いちばん効率が良かったです。
内定は金融4社、鉄道1社からいただき、地元の地銀に決めました。事業規模の大きさが適度である、福利厚生がしっかりしている、面接で「なぜうちを選ぶのか」をほとんど聞かず、それよりも私という人間を知ることに焦点を当てた質問が多くて好印象だった、などが決め手です。

就職活動を通して辛かったことはありましたか?

スケジュールがタイトだったので、説明会とエントリーシート(ES)の〆切が重なった4月は寝る間もありませんでした。「学生時代にがんばったこと」はあらかじめ200字・300字・400字で作っておいたものを使えましたが、それ以外は企業ごとに考えなければなりません。たとえば志望動機。同じ銀行業界だから流用できそうなんですが、質問が微妙に違っているんです。「推薦者として自分自身を紹介してください」と「この銀行に入行して何を実現したいですか」では、まったく同じ答えは使えません。アレンジが必要で、それがけっこう大変でした。自分がどういう人間であるのか伝えるには、日頃自分が大切にしていることから考えていくと、キーワードが見つかる気がします。

就職活動を振り返って反省点はありますか?

自己分析をもっと早くから詰めておきたかったです。就活が本格化する前に準備したつもりだったのですが、2月くらいにITベンチャーを受けていた頃は落ちてばかりいました。ITは、この先どんな事業でも必須になりますので、そこからキャリアを積めたら転職の際にも通用するのではないかと思っていたのですが…。不合格を繰り返す中で、自己分析を見直してみたら、自分はメーカーやITのように不特定多数の人に幸福感を与える仕事よりも、出会う人ごとに働きかける方が向いていると気付きました。自己分析の結果がようやく志望業界にリンクし始め、6月1週目の選考ラッシュの頃には1次、2次は問題なく通過するように。ただ、その先は志望度の高さを見られるようになるので、比較的、志望度が低かった企業には落ちています。それでも、自己分析の完成度がはじめから高かったら、あんなに選考で落ちて自信をなくさずにすんだのでは、と詰めの甘さを反省しています。

就職活動のスタイルを教えてください

ノートは2種類作りました。1つは、企業別に説明会の内容を細かくまとめています。企業名のラベルをつけて整理し、ひと目でわかるようにしました。これが就活の終わりまでに3冊になっています。もう1つは、自己分析や面接の内容を記したノート。最初の方は自己分析が中心ですが、選考が始まってからは面接に関して、かかった時間や聞かれた内容など、帰りの電車の中で記憶が新しいうちに、全部書き留めておきました。
面接のベースになるのはESに書いた内容なので、ESのコピーも持ち歩き、既に聞かれた内容にはマーカーを引いてあります。1次で何を聞かれたのか把握できていたので、2次面接の前に、ある程度の準備ができました。こちらのノートは2冊目の途中まで埋まっています。
身だしなみのポイントになったのは靴。思った以上に足元まで面接官から見えるので、小さな靴磨きをいつも持っていました。短期決戦で同じ靴を履きっぱなしの人も多いと思います。どの業界でも清潔感は大事なのでちょっと意識するだけで印象がずいぶん違ってきますよ。金融業界だったので無難に髪はきっちりポニーテールにして、白のスキッパーシャツをスーツに合わせていました。面接前に襟が折れていないか最終確認することも重要です!

後輩たちにアドバイスをお願いします

メーカーだと「他社との比較」が業界研究の証明になりますが、金融は商品自体にそう差がないので、選考では学生の人となりに焦点が当てられるイメージです。ですから、金融業界を目指すなら、まず自分のことをよく知る必要がありますね。自己分析が志望動機とうまくリンクすると面接突破につながります。とは言え、業界研究もおろそかにはできません。金融という業界内でも、銀行、損保、生保、証券など、業種により社会的使命は変わります。自分の目的に沿っているのか調べておきましょう。働き方もチェックポイントですね。私がメガバンクではなく地銀の総合職を選んだのは、全国を飛び回っても、いずれは地元に戻って来られるからでした。
家庭を持ったらエリア総合職に変わることも可能です。ライフステージにより、ときには仕事量をセーブしながら長く働き続けたいので、志望企業を絞る際に福利厚生面はよく調べました。
最後に、面接では勉強についてよく聞かれます。内容というよりは、「なぜその勉強をしているのか」という動機や目的ですね。バイトでも留学でも、目的意識が求められていると感じました。そんな就活を経て、今とても勉強したくなってしまって、単位目的でなくいろいろな授業を取っています(笑)。米NY出向の道もあるので、入社までに、英語力は今より磨きをかけておきたいんです。

「女子学生先輩インタビュー一覧」の記事一覧

16年11月18日
FILE02:広告業界

女子学生先輩インタビュー一覧

ページTOPへ