学生のための就職情報サイト

FILE02:広告業界

どのような就職活動でしたか?

学部の4年間では専門分野の研究が不充分だと思い修士課程に進みましたが、かなり早い段階から、就職は専門外の企業にしようと決めていました。研究室にこもって黙々と仕事をするのは、自分向きではなかったのです。
広告業界に興味を持ったのは、学部時代の同期や先輩など、すでに社会に出ている知人たちから話を聞いてから。修士1年生の夏に参加したインターンシップ(IS)で、広告会社への志望度が上がりました。面白い考えをもった人がいるところで働きたかったんですが、それだけの理由では面接に通りません。
本当に最後まで「なぜ院まで行って理系職ではないんですか」と聞かれ続け、4月・5月はうまく気持ちを言葉にできず、選考では次々に落とされました。最終的に広告業界は大中小企業合わせて7社の選考を受けました。OB・OG訪問を繰り返して自己分析をブラッシュアップし、「興味深い研究成果が世の中にはたくさんあるのに、まったく世に知られていない。自分は、それを世界に伝える仕事をしたい」という結論に落ち着いてからは、選考も通るようになりました。第1志望の企業はクライアントの課題解決のためには手段・手法を問わず、TVCMやグラフィックの制作はもちろん、エンターテイメント事業、企業のコンサルティング、スポーツビジネスなど、仕事の幅が広いのが魅力でした。内定をいただき、6月に悔いなく就活を終えました。

就職活動で辛かったことはありましたか?

総じて就活を楽しんではいましたが、4月・5月は選考にことごとく落ちていて、そのときは辛かったです。うまく志望動機を伝えられなかったというのもありますが、その他にも「なぜ理系職ではないのか」という問いに、先方が納得する答えを返せませんでした。自己分析が甘かったのが原因です。本命企業の選考が始まる前に、OB・OG訪問を通じて何度も自己分析を見直し、理系職ではなく広告業界を目指す自分なりの理由を、自信を持って答えられるようになってからは選考に通るようになりました。ESは早い段階から先輩や大学のキャリアセンターで添削してもらい、真っ赤に訂正された状態から書き直して仕上げてあります。こちらははじめに苦労した分、後が楽だったので、自己分析ももっと早くから完成させておけば、5月にあれほど落ち込むこともなかったかも。

就職活動を振り返って反省点はありますか?

もっと多くの人に会えば良かったと思っています。早い人は夏頃からOB訪問をしていましたが、私は12月まで研究に忙殺されていたので…。内定先だけで8、9人にお会いしていますが、もっとOB訪問をしたかったです。それほど、実際に会社で働いている人に会うのは為になりました。
最初に学内セミナーでお会いした志望企業内定者の先輩に、OB訪問先を紹介してもらい、そこからどんどん芋づる式に紹介していただいたのですが、その際はいつも自分なりにテーマを決めていました。たとえば最初に会う方には、基本的な会社での働き方、社風について聞きます。次は、女性がどう働いているのか知りたいので女性社員を紹介していただきます。その次は、自分のような理系出身で活躍されている方…というように絞り込んでいくわけです。限られた時間内でOB訪問を有意義なものにするには、目的をはっきりさせたほうがいいと考えたのですが、おかげで自分が働くイメージがどんどん明確になっていきました。
OB訪問をする度に自己分析の見直しができるのも大きな利点です。「自分はこうだけど、近藤さんはどう?」と聞かれて答えられないことが多くて、それを考えるうちに自己分析が完成していきました。だからこそ、もっとたくさんお会いすれば良かったと反省しています。

就職活動のスタイルを教えてください

広告業界だと自己主張のある、目立った格好がいいという噂もありましたが、自分はそういうタイプでもないので、いかにも就職活動というスタイルで活動しました。スーツは入学式用に購入したとき、就活も見越して選んでいます。教育実習で着たスーツも活用しました。私服OKの面接もありましたが、周囲も無難な感じで、そう変わった人はいませんでしたね。髪は、説明会などはハーフアップ、面接はポニーテールです。ほつれが落ちてこないヘアワックスやピン、化粧直し、ストッキングの替えは持ち歩いていました。就活ノートは、自己分析用に思いついたことをどんどん書き込んでいったキャンパスノート、説明会やOB訪問の内容をまとめたノートが3冊、あとはスケジュール帳です。スケジュールは、赤が説明会の予定、青が〆切、黒が自分の予定と色分けして整理しました。

後輩たちにアドバイスをお願いします

理系の院生だと、周囲は研究職志望がほとんどかと思います。そういう環境の中できっと、自分は本当にこの志望先でいいんだろうか、と迷うことがあるでしょう。私も、「院まで行かせてもらったのに親に申し訳ない」と悩みました。そんな時期に、リケジョセミナーに来校したのが、今の内定先の人事だったんです。その女性も理系出身でした。「いろいろなしがらみを一旦全部置いておいて、本当に自分がしたいことを考えてみましょう」と言われて、肩の力が抜けました。今、皆さんが勉強していることは、専門外の仕事に就いても決して無駄にはなりません。いつか、どこかで活かされます。「こうでなければ」と思い詰めず、やりたいことに挑戦していいんです。

長く働くつもりですが、結婚や出産もしたい。ですから最初は福利厚生も調べていましたが、どの会社も制度は整っているし、たとえ整っていなかったとしてもそれが志望を左右する要素にはならないと思いました。甘い考えかもしれませんが、なければ自分が変えていけばいいかな、と。そこが気になるのであれば、OB・OG訪問で、実際に制度がどの程度使われているのか聞いてみるといいですよ。制度があっても形骸化しているのでは意味がありませんから。情報収集は、知らない企業を知るためには就活サイトが便利でした。志望企業が決まってからは、人に会うのがいちばんです。ISも、就活に向けて一気にエンジンがかかるので、お勧めです。

「女子学生先輩インタビュー一覧」の記事一覧

16年11月18日
FILE02:広告業界

女子学生先輩インタビュー一覧

ページTOPへ