大阪・奈良・和歌山エリアナビTOPPresident's Eye > アプリシェイトグループ

1957年、大阪市生まれ。
京都産業大学経済学部卒。就職後、中小企業大学校にて経営学を学び、1985年、28歳で大阪市にてホテル業を開業。増え続けるホームレス問題解決に向けて2000年、生活支援型高専賃(SH)事業への転業を決意。2002年に訪問介護事業、2006年に重介護医療連携型有料老人ホーム事業を開始し、現在約1000名の高齢者の生活を支えている。その貢献が認められ、2007年には「日本企業フィランスロピー大賞」を受賞。2009年からは関西学院大学人間福祉学部社会企業学科の非常勤講師も務める。今年度はドラッカー『経営者の条件』をテキストに、新卒社員全員に分かりやすい直接指導を続けている。

President's Eye 07

民間ビジネスの力が日本の社会福祉を変えていく。 アプリシェイトグループ 代表取締役社長 山田 和英

「レスキュー3ヵ年計画」も第2期へ突入。高齢者の将来の不安を解消するため、全国展開が始動します。

2025年までに高齢社会問題を解決し、笑顔で暮らせる世の中にしたい――。
ホームレス問題を解消する日本初の生活支援型高専賃(SH)事業。介護や医療が必要となり、行き場がなくなった高齢者に安心した暮らしを提供するこれまでにない重介護医療連携型有料老人ホーム事業。アプリシェイトはこれまでに2つの社会変革を起こし、独自の社会福祉ビジネスモデルを確立してきました。そして、人口の3人に1人が75歳以上の高齢者になる2025年に向けて「超高齢」社会へと足を踏み入れたいま、私たちは高齢者福祉が抱えるさまざまな問題の解決へと始動しています。
世界的に、社会福祉は民間開放型がトレンドとなるなかで、日本は2000年より、行政から民間への開放に踏み切りました。
世界でも類を見ないほど急速に高齢者が増え続ける中、高コストの施設運営で行政の財政が圧迫されることにより、行政の対応だけでは継続困難な状況でした。その民間開放をきっかけに、日本の福祉業界は大きな成果を挙げております。民間ならではの創意工夫により、ご本人様のニーズに合わせた高品質のサービスを低コストで提供できる、社会資源を生み出すことに当社は成功し、他社も追随しております。
しかし、まだ独居高齢者や要介護状態にある高齢者が安心して、将来にわたり豊かに暮らせる環境が圧倒的に不足しています。
高齢者とその人生を支える家族が、ともに笑顔でいられる社会福祉を2025年までに現実の姿に変えていく。それが私たちのミッションです。具体的には、3ヵ年計画を5期にわたって展開する「レスキュー計画」を策定し、第1期では特に大阪府下で事業を拡大。当社のビジネスモデルに追随する企業も出現して、高齢者住宅の環境も改善されてきました。2010年からスタートした第2期は、関西圏だけでなく新たに首都圏へも進出し、やがては全国主要都市への展開を計画しています。特に首都圏では高齢者問題が深刻化しております。一刻も早い進出が望まれていますし、私たちもその期待に何としても応える覚悟で取り組んでいます。

会社のミッションと自分の人生観を重ね合わせてこそ、成長できる。

ミッションやビジョンを本気で共有する組織には、良い社風とチームワークが生まれる――。年商が10億円を超え、社員も170人に増えたいま、それが大きな成長の原動力になっているのを実感します。特に若い社員に早くから施設長など責任ある立場を任せて、しかも先例のないビジネスへと挑戦する私たちには、互いに力を引き出し、活かし合うことがとても大切です。逆に言えば、一人ひとりがなすべき使命を実現するために、自分がその使命に納得し、挑戦すること。また、その使命を乗り越えていくために、知識の習得と活用が不可欠だということ。当社の社員は、皆が幸せになって欲しいという想いはどの企業よりも強いと自負しております。その想いの解決策を論理的に組み上げていき、形ある成果として実現していく。社会全体を幸せにするという責任を果たしながら自分の力を伸ばし、社会をより良い姿に変える影響力を発揮して、成功体験を積んでいく喜びと楽しさを知って欲しいからです。当社の社員はその実現のため、日々議論しながら、仕事をしております。それは社員全員が「この社会を何とかしなければ…」というミッションとビジョンを共有し、自分の人生観や価値観と重ね合わせているからこそ、本気の責任感が生まれます。それは決して他社にはまねのできないこと。私は社会に対して成果を生み出せる一人前の職業人に社員が育っていく力になれるよう全身全霊で協力しています。また、社員もアプリシェイトでの挑戦を自らの誇りと達成感につなげていって欲しい、と願っています。

関西の学生へのメッセージ

日本の社会福祉は長い間、病院の延長線上にありました。病院は病気を治し、福祉施設で老いを治す。でも、老化は遅らせることができても治せない。ホテル業からスタートした私たちは「お客様が安心して快適に過ごせるため」にさまざまなサポートを実現し、さらにより良い選択肢をつくることに挑戦しています。社会のために働いている人が両親の介護のために、仕事をあきらめなければならない人生はおかしな話です。しかし、そうした現実は今まさに起こっており、このままでは日本を活性化させる人材が社会から遠のいていきます。高齢者福祉問題を「他人事」ではなく「わが事」と思える人には、自分の頑張りが社会を助けていく喜びを、また自分の成長を感じることができるはず。同じミッションのもとに集まった仲間とともに、力を合わせて「将来に不安のない笑顔あふれる社会」を創り上げていきましょう。

インタビュー 一覧へ戻る
ページトップへ戻る