就活準備は何から始めるのが良い?意識し始めたらまずやっておきたいこと

就活について気になっているものの、何からすればいいかわからないで悩んでいる方もいるでしょう。大学3年生の3月になって「就活の準備をなにもしてない」と焦ることになると、ひとつひとつの準備に丁寧に取り組めず実力を出しきれなくなってしまうケースもあります。
この記事では、大学1・2年生向けに就活準備のやり方を解説。さらに、大学生として過ごす中で取り組んでおくと就活に役立つ可能性がある項目も紹介します。
就活に向けて何をすれば良いのかわからず悩んでいる28年卒・29年卒の方はもちろん、就活が近づいてきた26卒の方も、この記事を参考に取り組めそうなことを探してみてください。
就活準備を意識し始めたらまずやっておきたいこと

就活準備を意識し始めたら、まず何をすれば良いのでしょうか。ここでは、就活準備を意識し始めた時にやっておきたいことを紹介します。
就活の流れの把握
就活準備を意識し始めたら、まずは就活の流れを把握しておきましょう。就活の流れやスケジュールを把握しておくと、この後どのように就活準備を進めれば良いのかイメージできるようになります。
また、いつまでにどのような準備が必要か分かるようになるため、余裕を持って就活準備が進められます。直前になって必要な準備が終わっておらず、焦ってしまうことを避けられるでしょう。
就職情報サイトへの登録
就活準備について考え始めたタイミングで、就職情報サイトに登録しておくのもおすすめです。就職情報サイトとは、就活に関するお役立ち情報や自己分析のためのツールが掲載されているサイトのことをいいます。
就職情報サイトに登録しておくことで、就活準備やインターンシップ&キャリアに関する情報が得られます。もちろん、大学1・2年生でも登録可能です。
例えば、就職情報サイトマイナビが運営する低学年生向けサイト「START」では、就活初心者向けの情報提供や各種診断ツール、さまざまな業界で働く人へのインタビュー記事の掲載などを行っています。さらに、大学1・2年生の会員が参加できるオンラインイベントも実施しています。
就職情報サイトに登録しておくことで、就活に関する情報を集めやすくなるのです。
就活に関する情報収集
就職情報サイト以外でも、さまざまな情報収集ができます。できるだけ、多くの手段で就活に関する情報を収集してみましょう。
例えば、家族や就活中の先輩に就活に関する話を聞いてみる、SNSで就活中である25卒の人の情報発信を見るといった方法が考えられます。
就活に関する情報を集めておくことで、就活とはどのようなものか具体的にイメージしやすくなります。
自己分析
就活に関する情報収集と並行して、自己分析も実施してみてください。
自己分析とは、自分の価値観や強み・弱みを知るための作業のことです。自己分析を行うことで、自分がどのような人間でどのような考え方を持っているのか把握できます。
就活を意識し始めた段階で自己分析を行っておくことで、就活の方向性を定めやすくなります。自己分析をせずに就活準備を進めると、途中で方向転換が必要になってしまう場合もあるでしょう。
ある程度方向性を定めておくことで、効率良く就活準備が進められます。

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早めに始めることでじっくり取り組める準備

早めに始めておくことで、じっくり時間をかけて取り組める準備もあります。ここでは、じっくり時間をかけた方が良い準備とはどのようなものか解説します。
インターンシップ&キャリアへの参加
インターンシップ&キャリアとは、仕事に関するさまざまな体験や学習ができるプログラムのことです。
大学1・2年生が参加できるのは「仕事体験」と「オープン・カンパニー&キャリア教育等」の2種類があります。
仕事体験とは、実務または疑似就業体験ができるプログラムのことです。また、オープン・カンパニー&キャリア教育等では、業界に関する説明会やオフィス・工場の見学などが実施されます。
どちらも1日で実施されるケースが多いため、気軽に参加しやすいでしょう。
早めにインターンシップ&キャリアへの参加を始めることで、多くの業界や職種に触れる機会を増やすことができます。早いタイミングで自分が志望する業界や企業で求められているスキルが分かれば、必要なスキルを身につけるための時間を確保可能です。
万が一インターンシップ&キャリアに参加してミスマッチを感じた場合にも、早いタイミングであれば方向転換しやすいでしょう。
そのため、できるだけ早めにインターンシップ&キャリアへの参加を始めておくのがおすすめです。
学業・サークル・アルバイトなど、今しかできない経験をする
学業はもちろんのこと、サークルやアルバイト、ボランティアなど自分が興味のある事柄に積極的に参加しましょう。自身の成長を実感できる経験を積んでおくことが、これから社会に出るための大切な土台になります。
就活の面接では「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を聞かれることがあります。応募者の人間性や価値観、向上心など、自己PRからは推し量れない資質を知るのがガクチカを質問する目的の一つです。社会人になる準備として、将来に向けてさまざまな挑戦をすることは、結果的にガクチカとして語れるエピソードにもなります。今しかできない経験をたくさん積んでおきましょう。

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業界研究
業界研究とは、自分が興味を持っている業界について詳しく調査することです。
早めに業界研究を行うことで、自分がどのような業界を目指すか考えておくことができます。また、業界研究の中で自分が今まで興味を持っていなかった業界に関心が出てくる場合もあるでしょう。
早めに業界研究を始めておくことでより多くの業界を研究できるため、視野を広げて幅広く業界をチェックした中から自分に合う業界を探せます。

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WEBテストの勉強
就活では、WEBテストが実施されるケースも多くあります。
WEBテストは、言語分野や数学などの非言語分野、英語、事務能力、一般常識など幅広い範囲から出題されます。直前に準備を始めると、網羅できずに慌ててしまうこともあるでしょう。
しかし、早めにWEBテストの勉強に取り組んでおくことで、余裕を持って本番を迎えられます。
取り組んでおくと就活に役立つ可能性があること

必須の項目とは言い切れないものの、余裕があれば準備しておきたい項目もあります。ここでは、準備しておくと役に立つ可能性がある項目を紹介します。
日記をつける
日々どのようなことをして過ごしたのか、どのようなことを考えていたのかを日記に記録しておくと、就活の際に役立つ可能性があります。
本格的な就活が始まってからガクチカやさまざまなエピソードを思い出そうとしても、なかなか思い出せないというケースも珍しくありません。しかし、記憶が新しいうちに日記に記録していれば、エピソードを思い出しやすいでしょう。
メモ程度のちょっとした記録であっても、残しておけば就活の際に役立つ可能性があります。
貯金をする
就活の際には、交通費やスーツ購入費など、さまざまな費用がかかります。また、就活の時期になるとアルバイトの頻度を減らす人も多くいます。
こうした費用を自分で賄う必要がある場合には、早いうちから貯金をしておくと安心です。貯金をしておくことで、金銭的な不安を減らして余裕を持って就活に取り組めるでしょう。
資格を取得する
大学3年生の3月以降に本格的な就活が始まると、忙しくなり資格取得のための学習にじっくり取り組めない場合があります。
また、資格を取得しておくと、就活や就職後の業務に役立つケースもあるでしょう。
興味がある資格や、取得したいと考えている資格がある場合には、本格的な就活が始まる前に取得しておくのがおすすめです。
まずは就活について知ることから始めよう
就活準備を意識し始めたら、まず就活の流れを把握しておきましょう。就職情報サイトに登録し、情報収集をするのもおすすめです。
インターンシップ&キャリアへの参加やガクチカ探しのように、早めに取り組んでおくことで就活をスムーズに進められる準備もあります。
この記事を参考に、まず自分が何から取り組むかを考えてみてください。