最終更新日:2017/9/28

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天馬(株)【東証一部上場】

本社
東京都
資本金
192億2,535万円
売上高
連結/757億9,307万円(2017年3月期)
従業員
連結/6,730名(2017年3月末時点)
募集人数
16〜20名

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「企業の存在価値」

独自の技術をコアにして東アジアナンバーワンのプラスチック成形メーカーをめざす

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高品質のものづくりを通して「感動と喜び」を分かち合う

創業から半世紀以上。プラスチックの射出・成形技術を進化させ、家庭日用品、工業部品、産業資材の幅広い領域で、多彩な製品を提供し続けてきた天馬。同社の理念とそれに基づく事業内容を紹介する。

海外の最新工場となるインドネシア・スルヤチプタ工場。2016年10月に竣工した、車両部品を中心に生産する工場だ。インドネシアは人口が増加し自動車の需要が高まる東南アジアの中でも最大の市場。軽量化がトレンドの自動車にプラスチックの内外装品はもはや必須であることから、本格量産を計画している。

樹脂製品がもたらした感動と喜びが天馬の原点

1986年に発売されたフィッツケースはシリーズ累計1億ケースを突破。収納の定番となったロングセラー商品は年々進化して便利さも増す一方。

戦後間もない1949年、人々が使うバケツとタライはブリキの板でできていた。錆びつき穴が開いてしまうブリキ素材のデメリットを、樹脂製の製品開発により解決したのが天馬の出発点だ。
以降、射出成形を中心とした成形・加工技術を磨き、半世紀以上にわたり多彩なプラスチック製品を世に提供し続けてきた。今では東証一部の大手企業に成長し、プラスチック成形メーカーとして屈指の存在になった天馬だが、最初に樹脂製のバケツとタライを使った人が覚えたであろう「感動と喜び」は、同社のDNAとして脈々と受け継がれている。

「Happy life with TENMA。製品を造り、販売することを通して『感動と喜びを分かち合う。』のが当社の経営理念です。この理念に基づき人とプラスチックが融合した豊かな社会の実現をめざすとともに、環境保全への貢献や、さらなる海外市場への進出など、幅広い視点から新たな挑戦を続けていきます」と、坂井一郎総務部長は語る。

人とプラスチックが融合した豊かな社会――。
まずイメージしやすいのは日用品だ。天馬では収納ケースをはじめとするインテリア用品から、キッチン、バス・トイレ用品、昨今では便利な物干しハンガーまで多彩なプラスチック製品を開発している。
収納ケースのロングセラー商品となったフィッツシリーズは、これまで全世界で1億ケースを超える出荷を達成。そのシェアは現在国内を中心としているが、その品質の高さが成長市場の中国でも求められつつあるという。
空間の多い収納ケースは輸出に高いコストがかかるが、同社は現地に生産拠点を構えることでそれを解決した。現地のニーズを取り入れた商品開発も行っており、 ゆくゆくは東アジア全域での販売を視野に入れているという。

工業用プラスチック製品の生産をメインに、東アジアに広がる拠点

カラーバリエーション豊かなメディアケース。ディスクをケースから簡単に取り出せる機能を独自開発し特許を取得している。

もっとも、家庭用品の同社におけるシェアは約3割で、工業用品の割合が高い。主な工業部品としては自動車のインパネやドアトリム、バンパーなどの車両用品に、複合機の外装カバーなどのOA機器、エアコンのフィルター、メディアケースなどがあり、開発領域が多岐にわたるのが特色だ。
さらにリサイクルが可能な物流資材や、合板の代替品として用いるプラスチック製のコンクリート型枠など産業資材も充実。もともとプラスチック製品自体が再生可能原料であることに加え、このように有限の資源である木材の代替としての製品供給も行っており、事業を通して環境保全にも貢献している。

さらに工業用の製品は圧倒的に海外売上の比率が高く、中国東南アジア進出の大きな推進力となっている。海外が好調な理由は、受託先である日系の自動車メーカーや空調・家電メーカーなどが円高を機に生産拠点を海外に移したのに伴い、同社も効率的な部品供給のために歩を合わせて現地に進出したからだ。
当初は中国がメインだったが、いわゆるチャイナプラスワンの潮流に乗り、2009年には東南アジアに多くの拠点を持つ会社を統合して一気に生産拠点を拡大した。直近の2016年10月には、インドネシアで3拠点目となる新工場が完成。インドネシアにおける車両事業の拡大が狙いだ。
これにより同社の海外生産拠点は12を数え、日本の6工場と合わせて国内外に18拠点を展開している。さらに特筆すべきは、すべての拠点で同一の技術基準に基づく生産体制を構築して、高品質かつスピーディーな製品供給を実現していることだ。こうしたネットワークを生かして事業拡大を図り、お客様のグローバルな調達戦略にも貢献している。

独自の射出成形技術で、多様なニーズに対応

家庭用品の新機軸として洗濯製品を開発。昨秋からラインナップを順次販売し、2017年の頭にはワンタッチで洗濯物が一気に取り込める画期的な八連ハンガーが発売予定。

家庭用品から工業部品まで多彩なプラスチック製品開発と、充実の生産ネットワークによる事業の活性化促進が同社の強みだが、ではその躍進を支えているのは何だろうか。
「それは独自の射出成形の技術です」と坂井部長は明言する。
「技術とはテクニカルな部分だけを指すのではなくノウハウまで含めたもの。当社は創業から70年近くの積み上げにより、製品の企画、設計、流通に至るまで独自の技術を確立し、一貫した生産体制を構築してきました。だからこそ家庭用・工業用を問わず、時代とともに変遷する多様なニーズに対応できるのです。今後も射出成形技術をコアに、あらゆるニーズに応えていきます」

これまで培ってきた信頼と技術を土壌に、今後はさらに新しいカテゴリーへの参入も進めていくという。家庭用品においては少子高齢化による既存商品市場の消費の限界を打開するため、ハンガーやアイロン台などの洗濯製品をはじめ、生活雑貨を充実させる方針を打ち出している。
「当社の製品は既に大型スーパーやホームセンターなど数多くの取引先があります。長く積み重ねてきた信頼がありますから、新製品も紹介しやすく、受け入れていただきやすい土壌があると思います。独自の技術力で他社製品と差別化を図り、家庭用品のさらなるシェア拡大を図っていきます」と自信を覗かせる。
もちろん工業部品分野も海外展開を推し進め、めざすは東アジアナンバーワンのプラスチック成形メーカーだ。
社業の拡大とともに、高品質なプラスチック製品の提供を通して、環境に優しく便利で豊かな社会づくりに寄与する同社。
その社名の「天馬」は、古代中国の名馬の逸話に由来するものだ。一日に千里を駆けるという「天馬」のように、国内に海外に、ものづくりを介した感動と喜びを広げていく。

学生の方へメッセージ

当社では、経営理念を実現するため、そして世界レベルでのさらなる事業展開のため、意欲的で行動力があり、斬新な発想ができる将来の幹部候補を求めています。自分に何ができるか、何を求められているかを考えて行動し、チャレンジできる人ですね。そして、その挑戦を通して獲得したさまざまな経験を、次の飛躍の糧にできる人材と一緒に仕事がしたいと望んでいます。
もちろん、こうした資質を持つ人材がいきいきと活躍できるよう、私たちも努力を惜しみません。残業の削減や保存有休制度など、働き方の改革は常に進めており、働きやすい環境を整えるよう努めています。
今後は「東アジアNo.1のプラスチック成形メーカーをめざす」という目標のもと、海外で活躍するチャンスも増えていくでしょう。長く積み重ねてきた磐石な経営基盤と本人の意欲と自主性を尊重する社風がありますので、さまざまな知識を吸収したい人や積極的にチャレンジしたい人に、自分の力を思いきり試してほしいですね。

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本社4階のショールームではホームセンターなどの販売先を招いて、定期的に新製品発表会を開催している。新カテゴリー製品もシェア獲得につなげる貴重な機会だ。

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