最終更新日:2017/8/23

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(株)ビームス

本社
東京都
資本金
2,000万円
売上高
706億円(2016年2月期)
社員数
1,370名(2016年12月現在)
募集人数
51〜100名

特集記事

ファッションビジネス特集

バイイングセンスは現場で磨かれる!お客様に寄り添いながらビームスの哲学を発信

キーパーソン

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自由な精神とブランド力で、クリエイティブに商品を企画

第1事業本部 BEAMS1部 ウィメンズ課
BEAMS BOY バイヤー
伊野 宏美/2011年入社 文学部卒

ビームス 新宿にアルバイト入社。正社員試験合格後、3年間の販売職を経てバイヤーに抜擢。

ビームス ボーイの大ファンで、店舗に直談判してアルバイト入社したという伊野さん。個々人を尊重するビームスの伸び伸びとした社風のもとで数々の挑戦と経験を重ね、現在は当レーベルのバイイングを務めている。ビームスといえば、他ブランドとの多彩なコラボレーションが特色だ。先人が築き上げてきた信頼関係もあって、さまざまなコラボレーションが実現。ビームスのバイヤーならではの醍醐味だ。2016年に創業40周年を迎えた同社。“次世代の老舗”という地位を築いているビームスでバイヤーとして活躍する彼女に、仕事に対する想いを語っていただいた。

同じコーディネートは二度としない。

メンズライクなスタイルを提案するレーベル、ビームス ボーイ。「着こなしがビームスの方は違う、と言われるとうれしいですね」と語る伊野さん。

洋服が好きだったので、学生時代はあらゆるセレクトショップを回っていましたが、一番印象に残っているのがビームス ボーイでした。スタッフの着こなしに、一人ひとりの個性が光っていたからだと思います。服について知らなくても伝わってくるお洒落以上の何かがあり、通えば通うほどファンになりました。「私も真似したい、ビームス ボーイに入ればあんなふうになれるのかな……」。そう思った私は、店舗に直談判。アルバイトの募集はしていませんでしたが、どうしてもビームスで働きたかったのです。運よく枠が空いて、大学3年生のときにアルバイトスタッフとしてビームス 新宿に入社しました。

店舗では、一度したコーディネートは二度としないと決め、毎日その日のコーディネートを日記に付けていましたね。よく来てくださるお客様は、同じ週の同じ時間帯にいらっしゃることが多いので、同じ格好をしていたと思われたくありません。そしてビームス ボーイで、こんなにも多様なコーディネートができるということも見ていただきたかった。周囲にこの話をすると驚かれることもありますが、ビームスでは決して特別ではありません。ファッション意識の高いスタッフが周りにたくさんいて、良い刺激を多く受けました。

実際に働いてみて、個性を尊重する社風も感じました。VMDも店舗ごとの裁量が大きく、いい意味で自由な精神が流れています。アルバイトでも、やりたいという意欲を示せば任せてもらえることが多く、ますますビームスのファンになり、「絶対に就職したい!」と思うようになりました。就職活動ではアパレル会社をいくつか回りましたが、あくまでも同業他社を知るため。ビームスしか見ていませんでした。一度は採用試験に落ちてしまいましたが、もう1年間アルバイトをして2度目の挑戦で合格。社員になってからは同じ販売員でも、任せてもらえる責任の度合いが変わりました。VMDの会議や年2回の商品説明会に出席できる機会もあり、レーベルのディレクターと直接話をする場面も増えました。

「ビームスだったらいいよ」と言ってくださるブランドと、華やかなコラボレーションを実現。

写真はLAにあるアクセサリーアーティストのアトリエを訪問した際のひとコマ。アーティストを囲み、デザインを吟味する表情は真剣そのものだ。

入社4年目には、念願だったバイヤーに抜擢されました。ディレクターやバイヤーと商品説明会で顔を合わせ直接話をする中で、機会があれば商品企画に携わりたいとアピールしていた結果だと思います。春夏と秋冬、国内はもちろんのこと、リサーチと買い付けに年2回はアメリカの展示会を訪れます。

コラボ商品の開発もバイヤーが担当。さまざまなブランドとのコラボレーションを実現できることもビームスの大きな強みです。2016年に創業40周年を迎えましたが、先輩方がこれまでに築きあげた信頼のおかげで、「ビームスだったらいいよ」と言ってくださるブランドが本当に多い。ブランドのデザイナーや担当の方と直接話をしながら、半年から1年をかけてじっくりと商品を創っていきます。創業40周年の記念商品には、世界中で愛される老舗キャラクターとのコラボレーションを企画。カゴバッグとカレッジリングを選んだのですが、ハンドメイドだとどうしてもキャラクターの顔が歪んでしまうというような問題も発生します。著作権に抵触しないよう努めながら、ハンドメイドならではの良さを先方に伝え、何度も試作を繰り返しました。完成した商品を目にした時の感動といったら、言葉になりません。ゼロから商品を形にしていくやりがいを感じました。

ビームス ボーイはカジュアルでベーシックなモノを扱うレーベルです。普通はコレクションやトレンドがデザインソースとなりますが、古着やミリタリー、アウトドアといった男性寄りでトラディショナルなものがベース。レーベルスタート当時はメンズ服をそのままサイズダウンしたものを売っていたので、襟合わせが左前とかウエストを全くシェイプしていないなど、今でも頑なに守っていることはあります。とはいえ女性がメインターゲットのブランドなので、コレクションをチェックして、トレンドを取り入れることもあります。たとえば、ワインレッドのミニスカートが流行っているとしたら、ミニスカートはビームス ボーイとしては提案しにくいアイテムですが、色だけは提案材料に入れてメンズライクなベーシックなものをワインレッドで提案してみたり。「ベーシックだけど、いつ店に行っても新鮮なモノが手に入る」。お客様にそう期待されるレーベルでありたいと思っています。

すべては現場から始まる。いつまでも、店舗やお客様と距離の近いバイヤーでいたい。

バイヤーにはファッションセンスも必要だが、数字のセンスやリサーチ力も問われる。動画サイトでコレクションをチェックすることも忘れない。

店舗から本社に異動したときは、職種が全く違うため転職したような気持ちでしたが、めざすゴールは変わらないのだと、しばらくして気づきました。お客様のために良い商品をご提供したい。より多くの方にビームスを知っていただき、ファンになっていただきたい。それを店舗でお客様に直接お伝えするか、そのような商品を企画するかの違いだと。

世の中にたくさんある良い商品を最初に見るチャンスがあるバイヤーに憧れる人は多いと思います。でも、この商品は今ビームスで提案したら売れそうだとか、喜んでもらえそうだなとか、見極めるセンスは接客の中で磨かれていくもの。すべては現場から始まります。店舗勤務の時は、お客様と接する時間をどれだけ作るかに注力していました。在庫整理などの裏でする作業は短時間で効率よく済ませ、できるだけ表に出て、お客様が欲しているモノ、知りたがっている情報を察するようにする。お客様に合わせてご提案していくなかで感じたことや生まれたことが、バイイングや商品開発に生きていると今実感しています。今でも週1回は店舗に立っています。お店の空気感や客層を肌で感じ、お客様のニーズを満たす商品をそろえたい。でも、お客様の期待を裏切る商品も創っていきたいですね。「こんなの出るんだ!」とお客様をワクワクさせることができたらいいなと思います。

バイヤーになって3年目。今後は、商品に一番近い人間として、店舗でコーディネートのスタッフ向け勉強会も開催していきたいです。ビームス ボーイだけでなく、ビームスのスタッフは皆、自社の商品にすごく愛着をもっています。いくつになってもキラキラとした目で服のことばかり話し、十分に服を持っていても良いものがあれば買ってしまう。そんな飽くなき探求心を持つ先輩方に憧れて私はビームスに入社しましたし、私もそんな先輩になりたい。プラスの連鎖をコーディネートの勉強会という形で一層盛り上げ、魅力的な店舗の創造に貢献していきたいです。

学生の方へメッセージ

近い未来と遠い未来で自分がどうなっていたいか、描けている人が就職活動に成功していると思います。私は、2年後に正社員、5年後にコーディネートの勉強会スタッフ、10年後には商品企画という姿を描き、それを実現させるためにはどうすればよいか、常に考えていました。ご飯を食べるときも、買い物をするときも、友達と遊ぶときも。

アパレル業界のことがわからず想像できなくても、「おもしろそうだ」と少しでも気になるものがあれば、とにかく試してみてください。あるいは、やっている人に聞いてみる。そんな経験を重ねていくと徐々に自分の好きなコトや、自分のめざす方向性が定まってきます。とにかく経験することが大事。失敗を恐れず、さまざまなことに挑戦してみてください。成功であれ失敗であれ、得られるものはきっとあります。

その中で「洋服が好き」という感情が確信できたとしたら、ビームスはぴったりかもしれません。皆それぞれ苦手なことがあると思いますが、根底に「洋服が好き」という気持ちがあればビームスはその気持ちを尊重し応援する社風です。だから社員同士がとても仲が良い。ライフステージが変わったときは全店にメールをしたり。社長や副社長にも直に挨拶に行くほどアットホームなんですよ。

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ビームスのキャリアパスは多様。バイヤーの後MDになる方もいれば、バイイング経験を生かして店舗に戻るスタッフもいる。意欲があれば個人の意思を尊重してくれる会社だ。

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