
「防草は食品・薬品工場、太陽光発電の敷地に、植栽は屋上や駐車場の緑化に力を入れて市場を拡大したい」と語る白崎弘隆社長。
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当社の事業は大きく分けて、再生トナーカートリッジを取り扱うOAサプライ事業と防草・植栽シートなどの緑化資材を企画・販売するグリーンナップ事業があります。一見、方向が違う事業のようですが、2つの共通点があります。一つは当社の原点である繊維から発展したこと、もう一つは「リサイクル」と「緑化」という環境にやさしい事業だということです。
グリーンナップ事業の主力商品となっている防草シートは、日本では当社がパイオニア。会社のテニスコート周辺の雑草がひどいとご近所から相談を受けたのがきっかけでした。雑草は美観を損なう上に、手入れが面倒。場所によっては刈り取りに危険を伴うこともあります。事実、道路の法面や中央分離帯の防草にニーズを見出し、今もこの分野で高いシェアを誇っています。当社は1990年代にいち早く、海外を中心とした協力工場で生産を行うスタイルを確立。企画と販売に専念してきました。自社の生産体制に縛られず自由な商品づくりができる環境を背景に、次々に持ち込まれる課題や要望に粘り強く応えることで、支持される商品を多数作り上げてきたのです。
そんな白崎コーポレーションを私は“最高の中小企業”にしたいと考えています。これは規模ではなく、社風へのこだわり。いつの時代も和気藹々としたコミュニケーションのもと、意見をどんどん吸い上げる風通しのいい会社でありたいのです。社員が元気に働き、自分の仕事に誇りと幸せを感じるためにも必要な基本ではないでしょうか。当社は経営方針にも社員の意見を取り入れるので、各自のミッション・ビジョンの理解度が高く、実践しようとするパワーが強い。社員の仕事への姿勢は私も自慢に思っています。
グリーンナップ事業は提案できるお客様の層も、エリア的にもまだ空白のマーケットが広がっています。未知のフィールドを開拓する仲間として私たちが求めるのは、絶えず好奇心を持ち、いろいろな知識や情報を吸収しようとする意欲のある方。そして、自分が得たものをお客様の問題解決のために惜しみなく活用し、達成できるまでとことん考え、行動できる方です。社員や関係者の方々と協力しながら、お客様を笑顔にすることで自分も満たされ、成長していく。私たちは、自然と人間(みんな)がいっしょに幸せになる社会を目指しています。
<代表取締役社長 白崎 弘隆 >
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