
「成功の喜びを知ってほしいので、若手社員が大きな案件を受注した時は必ずサポートします」山路さん・左「大切なのは学び続けること。文系でも大丈夫です」石川さん・右
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【研修について】
●山路/私が新人に仕事のことを話す最初の機会は、入社後の集合研修(約3カ月間)ですね。石川君が入社した時も1時間くらい話したかな。 ●石川/はい。ビジネスマナーや事業領域について講義を受けた後、商社である当社と仕入先、お客さまとの関係と、仕事の流れ(提案から見積り、受注、仕入れ、納品まで)を中心にかみ砕いて話していただいたので、営業職の動きがイメージできるようになりました。 ●山路/その時点ではまだ学生気分が抜け切らない新人もいるけど、取引先メーカーでの研修(3カ月間)を終えて帰ってきた時には、みんな顔つきが変わって凜々しくなっている。それだけ充実した毎日ということだよね。 ●石川/他社の新人と一緒にロープレ形式で学ぶ実践的な研修で、主要取引先の製品に触れる機会もありますからね。最終的には電話でアポイントを取って訪問するところまでやりますので、修了した時には「よし、やるぞ!」という気持ちになっていました。
【配属後のサポートについて】
●山路/配属後の客先同行数(先輩・上司の担当客先へ同行するOJT)はどのくらい? ●石川/1日2社のペースで2カ月間、すべての先輩に同行させていただいたので、訪問機会で言えば80社近くになりますね。山路さんには横浜市のコネクタメーカーと川崎市の自動車部品メーカーに連れて行っていただきました。 ●山路/私は係長や他のメンバーのように何度も同行してあげられないから、一度で多くを学べるところ、「いつかはこんなお客さまと一緒に仕事がしたい」と思えるような取引先を選ぶようにしている。だから3年経った今もこうして憶えていてくれるのは嬉しいね。 ●石川/大きな工場の生産設備を見るのは初めてでしたのでスケールの大きさに圧倒されましたが、産業用ロボットで省人化を進めている現場でお客さまの課題を聞かせていただきましたからよく憶えています。話の内容はほとんど理解できませんでしたけど。 ●山路/それは当然。君がしていたようにオフィスへ戻ってきたらすぐに調べて、それでも分からないことは先輩。上司に聞いて理解する。それが仕事を学ぶということです。
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