
教育学部出身で介護の知識は皆無。入職後の教育研修で多くを学びました。研修やサークル活動を通じて、他施設の職員とも交流が持てるのも魅力です。(植松みゆきさん)
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社会福祉法人春風会は、1977年の開設以来、静岡県東部・伊豆地方を拠点に、高齢者や障害者・児童などを対象としたさまざまな福祉サービスを推進してきました。2016年には認定こども園と介護・障害者福祉施設などを合わせた複合施設を新たに開設。地域住民が交流・憩いの場として利用できるようなスペースも計画し、新しい福祉の流れを創造し続けています。 春風会では新卒で入職した職員の定着率が高いのが特徴です。その理由は、細部にまでこだわった「教育研修制度」とライフワークバランスを重視した「福利厚生の充実ぶり」にあります。入職前の事前研修からマナー研修、将来設計を再構築する3年目研修など、スキル向上や資格取得を目的として、能力や経験に応じたさまざまな研修を用意。これによって職員が描くキャリアビジョンの実現が可能になります。また結婚や子育てなどにより生活スタイルに変化が生じても、数ある施設から自分に合う勤務先や時間帯などが選択できる体制が整っているのも魅力です。このような環境下で生き生きと働く先輩職員の声をお聞きください。
■植松みゆき【救護施設 沼津市立高尾園勤務】 2009年から「高尾園」という救護施設で働いています。ここでの仕事は、身体・知的・精神障害のある30〜80代の利用者様に対する食事や入浴、運動、余暇活動のお手伝いから自立している方の内職の支援まで多岐にわたります。私が日々気をつけていることは、利用者様が「できることを伸ばすお手伝い」をすること。できることを一緒に探し、少しずつやってみる。努力が実り、やった! という瞬間が訪れると、とてもやりがいを感じます。この仕事に就いて1年目、何度声をかけても無言で、感情を表に出さない利用者様がいました。私は、その方に来る日も来る日も声をかけ続けました。そして1年が過ぎようとした頃のことです。その日はその方のお誕生日で、朝一番に「お誕生日おめでとう」と声をかけました。そしたら、にこりと笑い、よしよしと私のあごをなでてくれたんです。毎日向き合っていれば、ちゃんと想いは届くんだなぁと実感。この感激は一生の宝物です。これからも福祉や介護の勉強をさらに続け、利用者様がただ暮らす場ではなく、生きがいを持って歩んでいけるような施設にしていきたいと考えています。
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