
「自動車業界が転換期を迎えている今、中古車を軸にしたビジネスは大きな可能性を秘めていると思います。仕事を通して経験を積み、ビジネスを広げる力を養ってください」
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中古車買取販売の大手、アップルオートネットワークをはじめとする連結子会社4社を擁するアップルインターナショナル。国内で仕入れた中古車を海外のディーラーや輸入業者に販売する中古車輸出事業で業績を伸ばし、設立8年目の2003年には東証マザーズ市場に株式を上場、2015年には二部に市場変更するなど企業価値を高め続けています。2016年には東京本社を日本橋に新たに開設。いすゞ自動車との資本業務提携の下、協働の窓口および新事業のマーケティング拠点として、四日市本社との二本社制のシナジーを高めつつ、IRの対応強化も目指しています。
中古車輸出事業の主なエリアは、東南アジアの自動車産業のハブ拠点であるタイを中心に、シンガポール、マレーシア、インドネシアなど。今後は、日本と同じ右ハンドル国であるオーストラリアやニュージーランドといったオセアニア地域、アフリカも視野に入れ、新規開拓に力を入れる予定です。そして、タイでは現地合弁会社で中古車オークション事業を核に、タイ国内のB to C事業への展開を進めています。また、乗用車だけでなく、商用車や農作機器、建設機械など商材の幅を広げ、タイ発中古車を中心とした輸出子会社をバンコクに設立しました。
今、自動車業界は過渡期を迎えています。電気自動車や自動運転機能などによる自動車自体の進化はもちろん、人々のライフスタイルの中でのクルマのポジションや使い方も変化し、今後はタイムシェアやリースなどの需要が伸びていくと思います。 そんな中、私たちがめざすのは輸出事業からの脱却。より幅広い商材を扱うほか、新たな販売システムの構築と提供、ファイナンスを活用したカーリースなど、多角的な事業で他社と差別化を図る必要があります。 そして最終的にめざすのは、“クルマを軸にした総合商社”。ですから自動車業界をめざす人はもちろん、商社志望の人にとっても活躍しがいのある会社だと思いますよ。もしかしたら何年後かには、ロケットを販売しているかもしれません。これからの当社のビジネスには、そんな大きな可能性があると思います。 (清水茂記/取締役 管理本部長)
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