
施工件数や売上実績など、自分の可能性を広げられるチャンスがあると感じて入社を決めたというふたり。終始、楽しそうに話をしてくれた。
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■創業95年。手掛けたプロジェクトは1万2000件以上を誇る フケタ設計は1923年に創業し、本社のある宇都宮をはじめ、仙台から東京まで10事業所を展開。これまで手掛けたプロジェクトは1万2000件以上で、公共の建物や老人ホーム、福祉施設、学校、庁舎、コンビニエンスストア、クリニックなど幅広いのが特徴です。フケタ設計は、アトリエ系とは違いチームを組んで様々な建築物を手掛けるいわゆる「組織系」です。担当者の裁量が大きく、それぞれ得意としている分野を持っています。 「お客様の要望をもとに、自分のアイデアを図面に落としてお客様に提案する。提案を何度もやり直して大変なこともありますが、クライアントの思いをカタチにできたときの達成感は他では味わえません」と語るのは入社7年目で設計意匠を担当する日下田智紀さん。「700平米のオフィスを手掛けた際、基本設計で何度も修正の出し直しをしました。めげずにお客様のこだわりを叶えるために提案を続け、ようやく案が通り、竣工日にはお客様が涙ぐむ姿を見たときの感動は忘れられません」 入社2年目の大場いおりさんが任されている主な業務は、パース(完成予想図)を専用の3D CADソフトを使って描き起こすこと。「先輩からもらった図面を元にパースを仕上げます。建物の構造の理解が深まり、新たな発見がいっぱいで楽しいです」と笑顔で話してくれました。
■ソフトボール大会や懇親会などのイベントで社員同士交流も活発 日々、多くのプロジェクトを動かし、専門のプロたちがキビキビと働いているのが感じられるオフィス。あちらこちらでは図面を広げ、詳細を確認する人たちもいれば、PCに向かって黙々と作業する人も。それでも人と話すときには柔和な笑顔で向き合う姿が印象的。ムダ話はしないけれど、社員同士の距離が近いのが感じられます。その理由をたずねると、「年に一度、懇親会があり、部署以外の人たちとも交流する機会があって仲はいいです」(日下田さん)「今年は那須塩原に行きました」(大場さん)と話してくれました。
最後にふたりにこれからの夢を聞いてみると、「父が建築士で、お客様が泣いて喜ぶ姿を幼いころに見ました。私も同じように建物を通じて感動を与えたいです」(日下田さん)。「地域それぞれに合った、住んでいる人たちの暮らしを豊かにする、いつかそんな建物を作りたいです」と大場さん。これからの活躍が楽しみなふたりでした。
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