
高山さんと長濱さん。社員同士で集まり釣りに出かけたり、スポーツを楽しんだり。趣味を通し、互いを理解することも残業にならない業務進行や協力体制に繋がっている。
|
■女性社員が一丸となって取り組んだ新しい釣りエサ「アミ姫」が話題に 生物生産学科で学んでいた学生時代、当社と昆虫の共同研究をしたことがきっかけで入社。現在では企画・発案から原料の選定、試作、工場での生産まで製品開発の一通りの流れに携わっています。
社内でも男性社員は釣り好きが多いのですが、私を含めた女性社員のほとんどは未経験。私の様な未経験者や子供でも釣りを楽しめる釣りエサを開発したいと、2014年に社内の女性社員全員で新規プロジェクトを立ち上げました。実際に堤防へ赴き、自社製品を含め様々な釣りエサを試していく中で出てきた、初心者ならではの「臭い」「汚い」という意見を拾い上げ、改善し使いやすい釣りエサを、と考え誕生した製品が「アミ姫」です。
苦労したのは原料となるアミエビの形を残すこと。従来の生産方法ではミンチ状になってしまう為、工場のスタッフと協力して試作を繰り返しました。特徴の一つであるフルーティな香りは、原料と相性のいい香りを女性社員全員で選定。発売後には埼玉新聞(2017年9月6日)を初めとし、色々な媒体で取り上げられ、売り上げは目標の3倍に。今後も女性の感性を活かして、初心者でも釣りを楽しめるようなエサを創り出していきたいです。 (生産開発部研究開発課 副主任 高山恵美子)
■「釣り」をキーワードに世界中の人々と繋がる 大学時代は工学部で学んできましたが、就職活動を迎えた際に「好きなことを仕事にしたい」と趣味である釣りに関わる仕事を考えていく中でマルキユーに出会いました。初めは研究開発職を目指していたのですが、入社試験の英語能力の結果から、今までは中途での採用のみとしていた海外部へのオファーを社長に頂き、当社初の新卒採用となりました。
現在は海外営業課に所属。韓国を始めとした各担当国の代理店の方とコミュニケーションを取りながら、自社製品と日本の釣り文化を普及しています。日本の釣り道具は洗練されており、「日本ブランド」として世界で受け入れられていますが、製品だけではなく当社の企業理念でもある「環境への取り組み」も文化として広げていかなくてはなりません。言語や文化の違いはあっても、「釣れる喜び」「新しい釣り方を習得した喜び」などは共通です。魚釣りを通して沢山の喜びを分かち合えることが、この仕事の一番のやりがいだと感じています。 (海外部海外営業課 長濱正季)
|