
建設業界で働いていた両親の影響を受け、同業界を志望。「幅広い業務に携わり、活躍の機会を与えてくれる会社」という評判を聞き、同社を志望した。2010年入社。
|
黒澤組は公共工事を基盤とする土木部と公共施設の建築や民間建築を担う建築部から成る総合建設会社です。自社の生コン工場やアスファルト工場も所有していて、特に売上の7割を占める土木部では、道路舗装から河川工事、高速道路や橋の建設にいたるまで多岐にわたった公共工事を請け負っています。 土木部に所属する私の主な仕事は、こうした工事現場の管理や統括業務。現場で働く作業員さんたちに作業内容の説明や手順の指示を出したり、安全確認を促すといった管理・統括、施工状況の確認業務などを任されているため、毎日私も現場に常駐しています。現在は高速道路の建設現場に配属されていて、土を盛って設計の高さまで築堤していく「盛土」などの仕事を行っています。
今でこそ土木の現場に身を置いていますが、学生時代はコンピューターのプログラミングの勉強をしていました。入社当初は知識も経験もなく右も左も分からない状態でしたが、いろいろな現場で先輩たちの仕事ぶりや立ち居振る舞いを見て学び、少しずつ業務を覚えていきました。講習会に参加させてもらうなど会社のバックアップもあり、2級土木施工管理技士の資格を取得することもできました。今後は勉強と実務経験を重ねて、1級土木施工管理技士の取得を目指して頑張っていきたいと思っています。
入社をしてから自分自身「大きく変わったなぁ」と思うことは“人との接し方”。元々人見知りの性格なので、最初の頃は作業員さんに話しかけるだけでもどぎまぎしていましたが、「これをやってはいけない」「ここをこうしてほしい」といったことをしっかり伝えなければ、崩落や倒壊といった大きな事故にもつながりかねません。インフラ事業の土木工事は、災害にみまわれる可能性もある責任ある仕事です。現場に入る作業員さんは毎日入れ替わりますが、最近は初対面や年上の相手でも緊張せずに話せるようになり、「コミュニケーション能力が伸びてきたな」と成長を実感しています。 この仕事のおもしろさは「ゼロから作ったものが形となって残り、人々の生活の役に立っていく」ということ。責任ある仕事ではありますが、橋や高速道路など、大きなものづくりに携わる機会も多いだけに、完成した時の喜びや感動はひとしおです。「ここまでできた!」「やりきった!」という大きな達成感が得られるのも、この仕事ならではの醍醐味だといえるでしょう。
|