最終更新日:2018/9/26

マイナビ2019

マイナビコード
89773
  • 正社員

曽田香料(株)

現在、応募受付を停止しています。

本社
東京都
資本金
14億9,000万円
売上高
117億600万円(2017年3月期)
従業員
317名(2018年1月現在の正社員数)
募集人数
若干名

知れば知るほどおもしろい〜「香り」を仕事にするということ

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当社の「開発」「分析」「営業」の仕事理解を深めるヒント

学生時代の学びも仕事の内容も異なる若手社員に集まってもらい、それぞれの仕事内容ややりがいについてざっくばらんに語っていただきました

◆フレーバー開発部
樋口 駿さん 2014年入社/静岡大学工学部物質工学科卒

◆分析研究部
黒木 亮吾さん 2015年入社/京都大学農学部食品生物科学科卒

◆国際営業部
小川 瑞貴さん 2016年入社/東京外国語大学外国語学部欧米第2課程スペイン語専攻卒

仕事だけでなく、料理も得意な樋口さん。ランチは自分で作った弁当を持参することも多いとのこと。コミュニケーション力も高く職場内を明るくする存在だ。
「香りの研究はまだブルーオーシャン」と話す黒木さんは、新たな分析手法も模索中とのこと。柔らかな語り口で難しい香料の世界をわかりやすく解説してくれた。
1年目の冬には、シンガポールの現地法人立ち上げプロジェクトにも関わったという小川さん。海外を相手にビジネスを行う姿は2年目とは思えないほどしっかりしている。

開発、分析、営業の各部署が連携して、目標を達成していきます。

◆現在の仕事を教えてください。

樋口:現在、フレーバー(香料)が実際に食べたり飲んだりしたときに、どう生かされているかを評価するために、飲料や菓子などの試作品を作っています。試作品は営業を通じお客様に評価を頂くのですが、対象となるものは清涼飲料水やコーヒー・紅茶などの嗜好飲料、プリンやクッキー、アイスクリームなどの菓子類など多種多様です。仕事の流れとしては、お客様である食品や飲料メーカーからの「こんなフレーバーがほしい」という要望に基づいて調合されたフレーバーを使い、殺菌処理まで施した市販品に近い形にまで仕上げます。

黒木:私は、開発部が香料を作るための前段階にある「香気分析」を担当しています。開発部から出されたテーマに基づき、ガスクロマトグラフなどの分析機器を使って分析します。そして、どんな成分が含まれているかをデータ化して開発部にフィードバックし、それらを元に開発部がフレグランスやフレーバーを作ります。

小川:私は海外市場に向けた営業活動を行っています。取り扱うのは、フレグランスやフレーバー、そしてそれらの原料となる合成香料です。フレグランスやフレーバーは食品メーカーや生活消費財メーカーに販売し、合成香料は香料会社に販売します。ビジネススタイルの特徴としては、国際展示会で出展したり、月1度程度海外出張も行っています。

◆今の仕事に至るまでにどのような経験をしてきましたか?

樋口:2年目までは先輩や上司についてフレーバー作りの補助を経験し、香料がどのように作られるかを一から習得できました。その経験が今の仕事の試作品作りにも生かされていますね。

黒木:1年目の時は、香気分析の基本的な知識や考え方を習得しました。例えば、お茶やコーヒーの香気を分析すると100〜200くらいの成分に分けられるのですが、それらの何が香りとして重要なのかを調べます。分析方法にはいろいろあり、自ら香気を調べる方法の開発にも取り組みました。それが現在、「こういうものを調べてほしい」と言われた時に、分析のベースになっています。

小川:私は、社内のいろいろな部門を経験しました。例えばフレーバー営業部では営業同行をしたり、開発部で試作のお手伝いをしたり、工場での製造も経験しました。また、国際営業部での販売はほとんどが輸出となるため、輸出業務も含めて半年くらいは網羅的に学ぶことができました。

香料という不思議な存在に魅せられて。苦労の先におもしろみと喜びが待っています

◆現在のお仕事のおもしろみについてお聞かせください。

樋口:自分なりに考えて作ったものを評価してもらえることに尽きます。お客様から求められたテーマに近づけるために、例えば砂糖や酸味料は何g、香料はこれくらいなどイメージして作っていくのですが、実際に作ってみるとイメージしていたものとずいぶん違っていたり、近いけれど何かが違う…ということは珍しくありません。やり方は同じでも、原料の配分やフレーバーによって仕上がるものは違いますし、自分がよいと思っても社内の評価やお客様の評価が必ずしも同じにならないこともある、それが香りのおもしろいところなんです。また、自分が携わった案件は、自動販売機や一般の小売店で売られているような商材になっていることも多く、試行錯誤の末、自分の手がけたものが多くの消費者の方々に購入されていることを目にできる点も仕事のやりがいになります。

黒木:見えない香りを成分として見える化することがこの仕事のやりがいです。分析すると100〜200、それ以上の成分を検出できますが、香りは量が多ければ匂いが強いというわけではなく、微量であっても強く存在感を発揮することがある不思議な存在です。分析しても同定することができないものもあり、いろいろな分析方法を試した結果、新しい発見ができるとうれしくなります。分析データが開発部が求めているイメージに合うか否かも大変重要です。私は千葉で働いていますが、東京の開発部門とは常にコミュニケーションを取りながら、利用してもらえるようなデータ作りを心がけています。

小川:海外市場を相手にビジネスを行っていますので、やはり異なる価値観や嗜好などを考慮しながら、クライアントが求めている香料を供給することができる瞬間がうれしいものです。私が担当するフレグランスやフレーバーの取引先は台湾エリアであり、食文化も日本よりも甘い味付け。まずは、その嗜好を理解するために出張の時は飲料や食品を買って帰り、社内で評価したり、理解を深めるようにしています。また、香りは人によって感覚が違うので、お客様とサンプルを評価する際には、十分にコミュニケーションを取り、表現を言い換えて確かめるなどニーズをきちんと把握することも大事なポイントです。


若い可能性とパワーで、香料の可能性の拡大に挑戦していきます!

◆皆さんにとって香りを仕事にするとはどんなことですか?

樋口:目に見えない香りを人に伝えるのは難しいことで、アーティスティックな部分もある気がします。それらを商品という形を通して伝えることですね。心に響く香りを生み出していきたいと思います。

黒木:香気分析はデータを出す仕事ですが、一番大事なのは、人がどう感じているかという感性です。私の仕事は、人が感じる香りをいかに科学的に解明するかだと思っています。

小川:日常生活に身近にある香りは、記憶を呼び覚ましたり、感情を揺さぶるものだと思うので、商材としてとても面白いです。お客様が作られる最終製品を通じて、消費者の方々に感動を届けるお手伝いをしていると思います。

◆今後の目標は?

樋口:開発というと物づくりに専念して人とのつながりが希薄なイメージを持っていました。しかし、この4年間働いて実感しているのは、むしろ営業や分析など皆の協力があって初めて世に製品を送り出すことができるということ。だから、これからも人とのつながりを大事にして香りを作っていきたいです。そして、いずれお客様ともつながり、「樋口に作ってもらいたい」と思ってもらえるような仕事をすることを目指したいです。

黒木:正直、香りは難しいです(苦笑)。そして他の分野の研究の歴史に比べるとまだ浅いもの。そこに私たちのビジネスチャンスはあると思っています。今後も地道にコツコツと「良い香りとは何か」「人がどのようにして香りを感じるのか」を科学的に明らかにして、香料開発に生かしていきたいです。

小川:私の場合、来年度からは担当するクライアントが増え、活動範囲も広がると思いますので、まだ当社の商材を知らない企業にアピールして、世界中で生活を豊かにするお手伝いをしていきたいと思っています。そのために、語学力やコミュニケーション力を生かして、相手をより理解して寄り添える営業スタイルを確立していきたいです。

学生の方へメッセージ

私の場合、食品メーカーに就職したいと思っている中で、偶然巡り合ったのが当社でした。工学部→化学メーカー就職と一般的に考えがちですが、興味ややりたいことがあるなら諦めなくても良いと思います。社会に出れば何事も勉強です。やりたいことを選んだ方が成長スピードも速いと思うので、チャレンジしてほしいです。」(樋口さん)

「実は香料会社という存在を知ったのは、就職活動を始めてから。元来食べることが好きで、中でも乳製品が好きということと、当社が『ラクトン』という乳製品系の香料に強い点が結びついて入社を決めました。学生の方々にも、情報を収集して、世の中にはいろいろな会社、いろいろな仕事があることをまず知ってほしいです。その中で自分が生き生き働けると思うところを目指してもらいたいです。」(黒木さん)

「私は外国語を学んできましたが、語学を使う仕事を最初から選んでいたわけではありませんでした。最初から『ここだけ』と業界や職種を限定せず、自分との相性なども考慮に入れて活動をすると選択肢も広がると思います。実際、『香りは記憶や感情とリンクしていて、おもしろそう』というのが最初のとっかかりでしたし、当社は説明会の段階からも働く方々の人柄が好印象だったこともあり、「ここで働きたい」という気持ちが強くなりました。入社後も、その印象は変わりなく、働きやすいです。」(小川さん)

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普段は異なる職場環境で働いているが、一堂に会してのトークに笑顔が溢れる。人に興味があり、関わることが好きな仲間が集まっている。

マイナビ編集部から

創業から100年以上の歴史を有する同社。歴史や経験も大事だが、新しい発想も大事にしており、各部署においても若手の意見や意志を摘み取ることなく、聞く耳を持ち自立を促す環境を整えていることが、今回取材をさせていただいた若手社員の方々の働きぶりから感じることができた。香りは、生活に根ざしたものであり、その時代を表すものであることも多い。それは学生の皆さんがよく知る身近な食品や生活消費財からも実感できるだろう。同社の長い歴史の中で得られた知見やノウハウ、認知度など社内の資源を活かしながら、新たなアイディアを融合した新製品を生み出すチャンスが大いにあるといえよう。
同社では、社員が腰を据えて長く働けるよう子育てや介護などライフステージに合わせた福利厚生やキャリア形成をサポートする教育支援、また社員間交流を促すサークル活動など、仕事もプライベートも充実し、働きがいや生きがいを感じられる。同社であれば、様々な学びを活かし、人々の生活に深く浸透している「香り」をビジネスとして、確かな手応えを感じ、働くことができるだろう。興味のある方はぜひ説明会に参加してみてはいかがだろうか。

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1915年創業。日本を代表する香料会社であり、海外にも知られる存在である同社。社員間のコミュニケーションも円滑で風通しの良い風土がある。

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