
「新入社員は仕事ができなくて当たり前です。研修や教育制度も充実していますし、先輩が優しくフォローしますので安心してください」と出口さん。
|
小さい頃から両親と一緒に旅行した際、ホテルに泊まるのが好きでした。初めての場所なのになぜかほっこりして、こういうところで働けたらいいなと漠然と思っていたんです。そしてホテルに就職するなら、世界的観光地といわれる京都で国内外多くの方に出会いたいと思い、京都の玄関口にある「ホテルグランヴィア京都」を選びました。また私がアルバイトをしていた飲食店にホテルグランヴィアのスタッフがお客様として来ることもあり、楽しくて礼儀正しいみなさんと一緒に働きたいと思ったのもきっかけです。
入社後はまず料飲部に配属になり、レストランでホテルスタッフとしての基礎知識やスキル、ホテルグランヴィア流のおもてなしを学びました。2年目からは憧れだった宿泊部に異動してベル業務に携わりました。ベルは、チェックインされたお客様をお部屋へご案内する役割がメインです。お客様と接する時間が長いポジションなので「ありがとう」と直接言っていただくことも多く、非常にやりがいがありました。
その当時、特に印象に残っているのは、お客様を助けることができたエピソードです。ロビーのエスカレータでご高齢の女性が転倒され、たまたまそこにいた私が緊急ボタンを押して、エスカレータに巻き込まれないようにしたんです。とても感謝してくださり、なんと1年後にまた来てくださって「出口さん、あの時はありがとう」と名前まで覚えて頂いていました。これには本当に感激しました。私は人として当たり前のことをしただけですが、一つひとつの「ありがとう」の言葉が、仕事のモチベーションにつながり、質の高いホスピタリティを提供していけるんだな、と改めて感じました。
そして入社7年目に、希望を出していた総務部に異動。当ホテルでは年に1回、キャリア調査を行っていて、将来就きたい仕事や目標を人事担当に直接伝えることができます。私も現場で働きながら「現場をサポートする仕事もいいな」と思い希望を出していました。現在は経理グループで主に請求書作成の業務を担当していますが、自分の働きによって現場の仕事がスムーズに進むと嬉しいですね。今後は総務・人事の仕事にもチャレンジしてみたいですし、バックオフィスでの経験を活かしてまた現場に戻りたいとも考えています。皆さんもぜひ自分だけのキャリアを築いてください。 (出口智英子/総務部 経理グループ/2009年入社)
|