
「施設の枠にとらわれず、ご利用者に好きな時間に、好きな場所で、やりたいことのできる環境を提供できることがやりがいです」と語る大野さん(左)と吉田さん(右)
|
【ご利用者中心の支援を行うチームづくりを】 私が目指すのは、ご利用者が楽しく元気に過ごせる環境づくりです。お花が好きな方であれば一緒にお花見や散歩に出かけたり、施設でお花を育てたり。それをきっかけに前向きになり「次はここに出かけたい」「家族と会いたい」といろんな想いを伝えてくださいます。私の行動ひとつがご利用者の喜びに繋がることが、この仕事のやりがい。日頃からスタッフ同士が気軽に情報交換をしてご利用者中心の支援をチーム全体で取り組んでいます。 介護は人と人が密接に触れ合う仕事。特に大先輩であるご利用者とのコミュニケーションは、学ぶ機会が多く、日々いろんなドラマがあります。以前、少し気難しい方が入所されたとき、最初は口数が少なかったのですが、徐々に心を開いて悩みごとも話してくださるように。ある日、「大野さんは焼肉を食べる?」と聞かれたので食事会を企画しましたが、後から私に食べさせたかったことを知り、とても感動しました。このような触れ合いを大切にしながら、やりたいことが当たり前にできる生活を実現していきたいです。 (大野 恵/特養 サブリーダー/2007年入職)
【家族や行政、病院と関わり、自己成長ができる仕事】 ご利用者の身の回りのお世話から送迎、さらに相談員として入所の相談や手続き、介護保険の申請などを行っています。ご家族や行政、病院などご利用者を取り巻くすべてを見渡す立場で、福祉の制度や法律の知識を求められるため、今は勉強の毎日です。 私たちの役割は、その人らしい当たり前の生活ができるように支援すること。ご利用者との会話はもちろん、何気ない表情や小さな変化に気づき、一人ひとりの個性を知ることから始まります。特に初めて施設を利用される場合、家族とも頻繁に情報交換をしますが、「ここに来てから表情が明るくなり、食欲も増した」と感謝され、ご利用者とご家族の絆が深まったときは嬉しく思いました。 また、職員の特技や個性を活かせることも当法人の特長。私は車の運転や観光が好きで、お花見や紅葉狩りの行き先を提案して一緒に出かけることも。最近、知恩院のライトアップに行ったところ、イルミネーションが大好きなご利用者がとても喜び、それ以来、積極的に行動するようになりました。これからも生き甲斐や楽しみを提供していきたいです。 (吉田 悠人/特養 相談員/2013年入職)
|