
「社会人として未完成の今ではなく、成長した時にピッタリと合う会社を見つけることが大切です。まずは広い視野で就職活動に臨みましょう」と田中社長。
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木質建材メーカーとして、60年近い歴史を持つ当社は、早い段階で「集成材」に着目した企業としても知られています。集成材とは、木が本来持つ特性を生かし、自由な形状と強さを持ち合わせた素材であり、当社では建物の柱などの構造躯体と、内装材の両方を提供しています。 これは大きな特徴で、例えば1棟の家を建てる際に、私たちは2つの工程に関わることになります。その分、快適な住空間を提供しているという実感が得やすい環境と言えるでしょう。
さらに当社では、住宅だけでなく体育館や商業施設、庁舎、学校など「非住宅分野」にも力を入れています。これらは地域の核となる施設として、災害時には避難所等に使用されるケースも多く、その点でも社会貢献度の高い仕事だと思っています。 取引先も住宅の場合はハウスメーカーや工務店などですが、地方公共団体の案件が多い非住宅では、ゼネコンとの取引が中心です。事業の柱の多さが会社の安定基盤にもつながっています。
働く環境としては、当社はメーカーであり“こんな製品があったらいいな”を実現できる点が魅力です。社員たちには、お客様の懐に入り込み、お客様の想像を超えるくらいの製品を生み出してほしいと思っています。 そのためには社内の活性化も欠かせません。そこで2016年末、当社では営業と製造の各本部を一体化。製造もお客様と接する機会を設けるとともに、資材調達や開発の部署も含め、みんなでモノづくりを進める体制づくりをスタートさせました。
また人材育成に関しては、入社2年目~5年目の若手を対象に研修を実施。成長のために何が必要かを話しています。大切なのは、目の前の課題に真剣に取り組むこと。あれもこれもではなく、まずは1つの目標に挑めば、やり切った時に見える景色も変わっていると信じています。 また、仕事は1人ではできません。恥ずかしがらずに教えを乞う姿勢が肝心です。そして教えてもらったら「ありがとう」、失敗をしたら「ごめんなさい」を言えることがコミュニケーションの基本だと思います。
2017年の当社のスローガンは「変化、連携、真価」。木材を用いた快適空間の提供というコンセプトは変わりませんが、その中で取引先やユーザーとどう関わり、何をつくっていくかをみんなで考え、変化と真価を果たしていきたいと思っています(代表取締役社長 田中太郎)。
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