最終更新日:2019/4/19

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仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

生産設備のFA化に挑み、世界中のものづくりを根底で支える!

機械系

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機械設計担当のエンジニアが語る“オンリーワン”を作る醍醐味

堀口 啓志さん
FA技術本部 機械設計部 副部長 2003年入社
理工学部 知能機械工学科卒

大学で人間工学を専攻した堀口さんは、“オンリーワンのものづくり”に惹かれて、富士エンヂニアリングに入社。以来、機械設計担当としてキャリアを築いてきました。
新米エンジニアだった頃から、部下の指導・育成を担うようになった現在まで、その道のりについて語っていただきました。

“オンリーワン”のものづくりに惹かれて、富士エンヂニアリングに入社

「部品図を描くことで、生産設備の仕組みが頭にたたき込まれました」と堀口さん。他部署の先輩から教わることも多く、富士エンヂニアリングの絆の深さを感じたという。

学生時代の専攻は人間工学で、研究室では“人が立ち上がる動作”について研究してきました。医療・福祉分野の企業との共同研究で、測定機器を用いて人がどのような重心移動で立ち上がっているのかを分析し、立ち上がりやすい動きを模索していきました。社会貢献度の高い研究ではありましたが、卒業後の進路としては別の分野を選びました。もともとクルマが好きだったため、自動車関連のものづくりに携わりたいと思ったのです。

就職活動中、富士エンヂニアリングを知ったとき、まさに私の思いを叶えてくれる会社だと確信しました。それまでは、当社の事業内容である“生産設備のFA化”への関心度はそれほど高くなかったのですが、社長から“オンリーワンのものづくり”をしていると聞き、俄然ワクワクしたのをよく覚えています。「私も世界に一つしかない生産設備を作ってみたい」――このような気持ちを抱いて、富士エンヂニアリングへ入社しました。

入社は2003年で、最初の半年間、製造部で現場研修を受けました。その後、機械設計部に配属。5年目にグループリーダーに昇格し、2017年の春から副部長を務めています。

15年に及ぶキャリアの中で、私は数多くの貴重な経験を重ねてきました。たとえば現場研修で、工場内に設置された巨大な製造設備を目の当たりにしたこと。10メートル以上の設備が並ぶ様子は圧巻で、「こんなにも大きな設備を作っているのか」とただただ驚くばかりでした。機械設計部に配属後は、上司や先輩のプロジェクトに参加し、部品図を描くことからスタートしました。当然のことですが、巨大な製造設備は複数のユニットで構成されており、各ユニットは多数の部品を組み立てて作られています。富士エンヂニアリングは、これら部品も含めて、すべて自社で設計・製造しています。1~2年目は、部品の図面をただひたすら描き続けました。非常に地道な作業ですが、この経験があったからこそ、製造設備の仕組みを理解することができました。また、機械設計部の先輩や上司だけでなく、問い合わせ対応などで製造部の先輩とも話す機会があり、「作りやすさ」を考慮することも設計に求められる大切な姿勢であると学びました。

そして入社3年目、大きなチャンスが舞い込んできました。あるプロジェクトの主担当を任されたのです。

入社3年目、初めて大規模プロジェクトの主担当となる!

「主担当として複数のプロジェクトに参加していく中で、設計思想も磨かれていきました。多くの時間と手間を要しますが、その分、やりがいも大きいですね」

富士エンヂニアリングは生産設備の中でも、自動車製造設備のFA化に大きな強みをもっています。入社3年目、私が任されたのは自動車の溶接ラインのプロジェクト。複数のフレームを溶接によってつなぎ合わせ、車体を形作っていくというもので、この工程を全自動化することとなったのです。機械設計の主担当として、お客さまとやりとりするのは、もちろんこれが初めて。大規模なプロジェクトを任せていただいたプレッシャーもありましたが、とにかくがむしゃらに仕事に取り組んでいきました。わからないこと、知らないことだらけで、その都度、機械設計の上司や先輩、そして製造部の先輩に助言を仰いで対応。お客さまとどのように向き合っていけばよいのか。どのような設計思想で図面を描くべきなのか。制御設計との連携をどのように図っていくのか。その一つひとつを学んでいきました。

このプロジェクトを完遂した後も、複数のプロジェクトに主担当として携わりました。私たちが設計・製造する生産設備は、一つとして同じものはありません。似たようなものであっても、その会社の生産環境やものづくりに対する方針が異なりますし、求められる仕様も異なります。そのため、新しいプロジェクトが立ち上がる度にお客さまのニーズをくみ取りながら“オンリーワン”の生産設備を作っていくこととなります。手間と時間がかかる仕事ではありますが、できあがった生産設備をお客さま先に納品・設置したときには、大きな達成感を得られます。何よりも嬉しいのは、お客さまから感謝の言葉を頂戴した時。そこに私たちエンジニアのやりがいがあり、「富士エンヂニアリングに入社して良かった」と思う瞬間でもあります。

そして、役職が付き、より大きな責任を持つようになってからは、さらに大きなやりがいを得るようになりました。それまでは自分自身のスキルアップに注力していましたが、役職が付いてからは部下が描いた図面のデザインレビューをするなど、部下の教育にも携わるようになったからです。今は、部下の成長が私自身のやりがいであり、喜びでもあります。

富士エンヂニアリングが築いてきた技術と伝統を継承し、私たちの世代でさらに進化させていく

「当社が蓄積してきた技術をさらに進化させていくためにも、部下の育成には力を入れています。部下にはぜひ、当社の未来を担ってもらいたいですね」

入社から15年以上が経ちますが、機械設計担当として私が常に心がけてきたのは、「お客さまにとって使いやすい設備を設計する」ということです。たとえば重いものを設置する必要がある場合は、何かサポートを入れて軽く置けるような仕組みにするなど、作業性を意識して設計しています。また、メンテナンスのしやすさにも配慮しており、消耗部品の交換がしやすいような設計を目指しています。

このように、エンジニアとして信念を持って設計に取り組むことは非常に大切です。ただし、信念を貫くだけでは、独りよがりな設計になってしまいます。他のプロジェクトメンバーと膝をつき合わせて意見を交わし、どのようにしてお客さまが求める生産設備を創り上げていくか検討する。この姿勢もまた、同じくらいに大切です。

長くこの仕事に就いていると、お客さまからご指名をいただくことがあります。苦労して設計し、納めた設備を気に入ってくださったからこそのご指名ですから、非常に嬉しく感じています。

富士エンヂニアリングは歴史の長い会社です。まだFAという概念が社会に浸透していなかった頃から生産設備の自動化を進め、数多くの業界のお客さまに貢献してきました。この歴史の中で蓄積してきた技術は、当社の財産でもあります。この財産を壊すのではなく、進化させていくことが今の時代に生きる私たちの使命であり、目標でもあります。

学生の方へメッセージ

皆さんの技術と想いが、日本、そして世界のものづくりを支えていきます。

「社員は家族。人材がすべて」――これは、富士エンヂニアリングの経営理念です。
当社が設立された頃、日本は高度経済成長期のまっただ中。どの業界も人材が不足している中で、さまざまな企業のエンジニアが富士エンヂニアリングに集結してくれたのです。エンジニア一人ひとりの技術を蓄積していくことで他社との差別化を図っていこう。このような気持ちから、社員を大切にする風土が生まれました。

バブル崩壊やリーマンショックなど不況が訪れても、絶対にリストラだけはしませんでした。しんどい時期もありましたが、私たちの考えに共感した仲間が全員残ってくれました。

オンリーワンのものづくりに挑む当社は、常にトライ&エラーの繰り返しです。けれど、困難に直面してもエンジニア達は決して諦めません。どんな大きな不況が訪れても、社員を解雇せずに前進してきたように、彼らもまた、どんなに大きな壁が立ちはだかろうと、恐れることなく挑戦を続けるマインドをもっているのでしょう。

開発の現場では、失敗が糧となります。失敗を糧に再びトライすることで、進歩や成長を得られます。私たちは、失敗しても「何くそ」と前に突き進むくらいの気概を持った方を求めています。近い将来、皆さんとともに働ける日が来ることを楽しみにしています。
【和田 隆義/代表取締役】

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経営理念に込められた思いを語ってくれた和田社長。「先代の時期から育んできた社風です。この社風を強みとして、これからもものづくりの現場に貢献していきたいですね」

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