最終更新日:2021/12/3

東京ファブリック工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 建設コンサルタント
  • 商社(建材)
  • 建材・エクステリア
  • 機械設計

基本情報

本社
東京都

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

橋の免震装置をオーダーメイドで設計。独自の技術で社会インフラに貢献!

土木・建築系

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開発、設計、販売、施工へ、スキルも視野も幅広く広げたい

橋梁や鉄道の免震・防振装置、河川施設の止水装置など、社会インフラに欠かせない製品の設計を担う同社の設計職。製造や施工にも視野を広げながら、“一点モノ”の設計にチャレンジする若手社員にフォーカスする。

根本 峻(ネモト シュン)さん
新潟支店
2020年入社
長岡技術科学大学大学院 工学研究科 環境社会基盤工学専攻

子どもの頃から生き物が大好きだった根本さんは、生態や環境の土台となる土木への興味を募らせ、高専に進学して土木について学習。その後、大学院へ進み、いったんは研究者への道を模索したものの、免震・防振装置を手掛ける専門メーカーの東京ファブリック工業へ就職を決めた。その選択の決め手や入社後の挑戦とやりがいを伺った。

今後もなくてはならない製品を手掛ける将来性、そして余裕のある社風に惹かれた

「作図に留まらず、お客さまとのやりとり、製造手配、施工まで、製品をつくって設置する過程をトータルに手掛けることが可能です」と、設計職の魅力を語る根本さん。

土木に関する研究を深めるために大学院に進学した私は、地震工学研究室に所属しました。研究対象としたのは、2016年に発生した熊本地震です。解析データを用いて地盤沈下の被害状況を調査・分析し、そのメカニズムを解き明かそうと試みました。しかし、同じ研究室の仲間たちに比べて、私の研究は、うまくいかなかったというのが正直なところです。そこで一念発起し、研究者への道だけに固執するのではなく、視野を広げていろいろな可能性を探ってみようと、就職活動に乗り出しました。

土木に携わりたいという気持ちは就職活動においても持ちつづけ、建設コンサルタント、ゼネコン、そして土木資材メーカーを中心に検討しました。その中でも土木資材メーカーの東京ファブリック工業に惹かれたのは、将来性と安定性を兼ね備えていると感じたからです。当社が手掛ける製品は、ゴム支承や伸縮装置、締結装置など、橋梁や鉄道、河川管理施設などの建設に欠かせないものばかりで、これらの製品がないと土木工事そのものが成り立ちません。しかも、社会インフラの整備は今後も途切れることなく続きますから、その根幹を支えていることに将来性と安定性を見いだしました。また、土木資材メーカーの中でも、当社は橋梁、鉄道、止水など、幅広い領域をカバーしているため、多彩な製品づくりに携われるチャンスがあることも、設計志望の私にとって魅力に映りました。

くわえて、会社説明会や面接で会社を訪れるたびに、社員の皆さんから余裕を感じたことも大きかったです。あくせくしているのではなく、落ち着いた雰囲気で仕事に取り組み、私たち学生を笑顔で迎えてくれた社員の皆さんの姿に触れ、この会社なら自分も気持ちに余裕を持って仕事を楽しめそうだと、好印象を抱きました。本社のオフィスもキレイでスペースにゆとりがあり、ホームページも見やすく整えられているという印象。そうした環境づくりや広報などにも手が行き届いているところにも、会社としての余裕を感じられ、長く勤められる会社だという安心感を覚えました。

これからも社会インフラを支えつづける将来性と安定性、幅広い製品開発にチャレンジできる魅力、そして余裕を感じさせる社風。これらが相まって、当社から内定を得たときには迷うことなく入社を決めました。

オンライン&オフラインの研修を経て、橋梁を支える伸縮装置の設計にトライ

少人数の拠点で活躍する根本さんは、「何でも気兼ねなく相談できる雰囲気」と、職場の働きやすさを話す。営業担当の先輩とも連携し、お客さまのご要望をカタチにする。

私が入社したのは2020年4月。コロナ禍の真っ只中での入社だったため、最初の1カ月間はオンライン研修を自宅で受講することが中心でした。同期の仲間5名と自宅からビデオ会議システムに参加し、橋梁、鉄道、止水の各事業部の社員の方々から、事業の内容や製品の特長、開発・設計の基本などの講義を受けるという形式です。その後、ゴールデンウィーク明けから本社(新宿)に通勤し、対面形式での座学研修をみっちり受けることができました。オンラインに比べて、先輩社員の皆さんとの会話も弾みやすく、対面コミュニケーションの大切さにあらためて気付くことができましたね。

そうした3カ月間の新入社員研修を経て、配属になったのは新潟支店です。設計志望だった私は、希望したとおり、製品設計に携わっています。おもに担当しているのは、橋梁の伸縮装置です。伸縮装置とは、橋梁の路面部分に組み込まれる「つなぎめ=ジョイント」のことで、経年や地震による橋梁の伸縮・変化を吸収し、橋梁の耐久性・安全性を保つために必要となる装置です。といっても、学生の皆さんには想像がつかないと思います。私自身も配属当初はそうでした。しかし、先輩に同行して実際に装置が取り付けられている橋梁を見学し、協力工場にも足を運んで製品を目の当たりにしたことで、「これを作るんだ」という実感が湧き、図面を作成する際にも後工程をイメージして進めることができています。

設計の具体的な仕事は、当社のお客さまである建設コンサルタントから、建設予定の橋梁の図面や資料をいただくことからスタートします。そして、それらを精査し、サイズや強度などの数値を洗い出した上で、当社の製品群から適した型を選び、CAD上で橋梁に応じた製品の仕様にアレンジし、製品の設計図面を仕上げていきます。CADの基本的な操作は高専の授業で学びましたが、土木製品の設計はもちろん初めてのチャレンジ。今も上司・先輩に何度も聞きながら一つずつ理解を広げ、できることを増やしているところです。

開発、設計、販売、施工をトータルに担えるオールマイティな技術者を目指す

ゴム支承、落橋防止装置、防振まくらぎ装置など、橋梁、鉄道、止水に欠かせない製品を幅広く手掛ける東京ファブリック工業。独自の技術力で社会インフラを支える企業だ。

精度の高さと納期厳守をいかに両立できるかが、この仕事の難しさだと感じています。限られた期限内でお客さまのご要望に沿った製品に仕上げるためにも、私はお客さまからいただく資料の確認を入念に行うように心掛けています。設計実務に入る前に、足りない情報がないかどうかを確認し、お客さまから必要な情報を全ていただいた上で設計を進めることで、余計なやりとりが省かれ、精度を高められるからです。

そして何より肝に銘じているのは、独りよがりの設計を行わないこと。お客さまのご要望や現場の状況に応じた製品を仕上げるためには、製造や施工という後工程を考慮することが不可欠であり、設計だけで完結できる仕事ではないからです。そのため、私は設計段階からできるだけ工場に足を運び、「この仕様をこう変えれば、製造の段取りもうまくいく」など、工場の方々から製造の段取りや効率に関する意見をいただくようにしています。

こうした過程を経て、ご要望に沿った図面を仕上げ、納期に遅れることなく製品を無事に納められたとき、建設コンサルタントや施工会社の方々から「ありがとう」「助かったよ」と言っていただけると、そのリアルなお言葉一つひとつがうれしくて励みになりますし、橋梁という重要な社会インフラづくりの一翼を担えていることにやりがいと誇りを感じます。

入社前に感じたとおり、職場の雰囲気のよさも実感しています。私が所属する新潟支店は、社員5名の少人数ということもあって、上司・先輩との距離が近く、知識や技術を間近で吸収でき、わからないことがあれば誰にでも相談できる環境です。また、オンオフのバランスが取りやすく、有給休暇を入社1年目から気兼ねなく申請・取得できることもうれしいですね。会社の支援を受けて新潟で新生活をスタートした私は、休日・休暇には海や川に出掛け、趣味の釣りを満喫してリフレッシュしています。

設計から施工まで、トータルに対応できることが、当社ならではの強みです。入社2年目に入った私も、図面作成のみならず、現地での計測や製品仕様の最終確認、工場への製造手配などにも仕事の幅を広げており、次は製品の施工にも携わっていこうとしています。さらに、橋梁に加え、止水製品の設計にも取り組み始めているところです。そうやっていろんな領域に積極的にチャレンジし、オールマイティに仕事を担えるようになりたいですね。

学生の方へメッセージ

当社は社員全体でも200人弱というコンパクトな組織で、私の所属する新潟支店のように、支店の中には10人弱の規模の拠点もあります。社員間の距離が近く、コミュニケーションを取りやすいので、「これをやってみたい」という意欲を伝えれば、積極的にチャレンジさせてくれます。新人時代に「製造現場を見てみたい」と上司に相談した際には、上司は工場を訪れる機会を多くつくってくれました。トライを重ねるごとに覚えることも増えますが、視野も知識も着実に広がっていく手応えがあり、やりがいのある仕事です。

就職活動は大変だと思いますが、簡単に妥協するのではなく、ぜひ自分の信念に沿って企業・仕事を選んでいってください。入口で妥協してしまうと、入社してから「こんなはずじゃなかった」と、何かにつけて自分に言い訳をしてしまい、仕事も成長も楽しめなくなってしまいかねないからです。ちなみに、私が就職活動時に信念としていたのは、「自分の視野を広げられるかどうか」を軸に企業を見ることです。まだ2年目に差し掛かったばかりですが、いろんな仕事と分野にチャレンジでき、視野も広がり、当社を選択してよかったと感じています。
(根本 峻)

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