最終更新日:2021/7/29

信越ポリマー(株)【東証一部上場】

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現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 化学
  • タイヤ・ゴム製品
  • 半導体・電子・電気機器
  • 自動車・自動車部品
  • 精密機器

基本情報

本社
東京都
PHOTO

面白いのは、意外な場所で必要不可欠なモノを生み出していること

K.F
2018年入社
理工学部 物質生命理工学科 【院卒】
開発本部(製品開発|児玉工場)
OA機器用部品の開発

「志望動機」と「入社理由」を教えてください

取り扱う製品の多彩さに惹かれたからです。
私は大学・大学院で学んだ有機化学と高分子の知識を活かして製品開発に取り組みたいと思っていました。信越ポリマーの製品はなかなか表には出てきませんが、意外な部分に使用されており、どれも日本や世界の産業の根になっているものばかり。
そして、会社説明会へ参加し、シリコーンの面白さを感じたことも一つです。様々なシリコーン製品を手に取りましたが、製品それぞれのベタつきが微妙に異なっていることに気付きました。その度合いはお客様の要望に応じて配合を調整していると聞き、私もその微妙な違いを操れるようになりたいと思いました。
入社を決めた理由は、会社説明会や面接を通して、この会社であればずっと仕事を行っていけるのではないかと感じられたことです。当社は海外出張などの機会がありますが、それまでの私は少し身構えていました。ですが、実際に海外赴任者や海外出張経験を聞き、その思いが変わりました。当社で世界を見て、世界の基盤をつくるような製品開発に携わりたいと思ったことも決め手になりました。


仕事内容を教えてください

私はプリンターの内部部品に使われるローラの開発を行っています。
このOAローラはシリコーンゴムを素材に、複合技術や発泡技術、導電技術といった当社独自の加工技術を駆使して生み出されます。部品の役割に応じて2種類のローラを取り扱っていますが、私はその中でも現像ローラを担当しています。現像ローラはトナーを適量かつ均一に感光体へ搬送するためのもの。現在、OA機器はより高機能・省エネ化などが進んでいますが、お客様の多くのご要望にお答えできるよう、日々開発に取り組んでいます。
まず、配属されてから約1ヶ月間はモノがどのようにつくられるかを体で覚えるために製造現場での実習を行いました。その後、製品サンプルの特性評価からはじまり、現在は実際にお客様向けのサンプル作製を行っています。その他、新規材料の検討や製造との連携、物性測定なども担当業務になります。
プリンターは様々な部品から構成されるため、現像ローラはその一部。他の部品の条件などによって仕様が変わったりもします。お客様と二人三脚で最高の製品をつくりあげていくことが、この仕事の魅力ですね。


大学時代の「研究内容」と「仕事に活かされていること」を教えてください

大学では有機化学や高分子を専攻し、「小分子ユニットを繋げて大きな輪っかをつくる」研究を行っていました。そのため、「有機化学や高分子の知識」が材料の物性を把握するうえで役立っています。また、大学での研究はなかなか進まず、様々な情報を集める必要がありました。泥臭く様々な論文を集めては自分の反応に当てはめ、反応が進むかを地道に検討する毎日。最終的には目的の反応を進ませることができましたが、このことから、遠回りであったり、地道な作業でもその積み重ねが大きな結果を生み出すことを実感しました。
これは会社に入ってからも同じこと。すぐに目的の性能を出すことは難しく、泥臭くかつ粘り強く取り組む必要があります。この点では研究室での経験が活きていますね。しかし、会社ではお客様がいるので、スピード感も求められます。この点は研究室と仕事の大きな違いの一つです。
さらに、まず全体の流れを大まかでもいいので把握することも必要です。私の担当する現像ローラは複数の工程を経てできあがります。そのため、製品全体を把握していないとどの工程に問題があるかの想像がつかず、解決までに時間がかかってしまうからです。


印象的なエピソードを教えてください

300本を超えるOAローラのサンプルをほぼ一人でつくりきったことです。
規格の狭い仕様で、かつそれまでにつくったことのない大量なサンプルをつくるということで怯えていた部分がありましたが、先輩社員の助けを借りながら乗り切ることができました。この経験は入社1年目の集大成とも言える仕事であり、この壁を乗り越えたことが現在仕事を行っていくうえでの自信に繋がっています。
サンプル依頼数が多い時はお客様の動向に注目する必要があります。当時、サンプルの条件を検討する直前で仕様が変わり、材料を変更することになりました。しかし、それに気づかず変更前の条件で仕上げそうになってしまったのです。サンプル依頼が多いと、とにかく納期に間に合わせることにのみに集中してしまいがち。ですが、大事なところを見落としてしまう可能性があるので、お客様の動向や全体を見渡せるよう意識するきっかけとなりました。


学生の皆さんへメッセージ

信越ポリマーは社会を裏側から支える会社であり、材料と技術の組み合わせで多種多様な製品を生み出す会社。そして、会社や製品はなかなか表には出てきませんが、意外な場所に使用されていることが面白いところ。
私の今後の目標は、「製品の全行程の技術と知識を普遍なく持ち、様々な角度から製品を捉えられる技術者になる」こと。知識面としては化学のほか、電気特性や物理特性など幅広い知識が求められます。様々な知識を身に付け、たくさんの経験を積むことでいち早くこの目標を実現したいと考えています。
学生の皆さんは良く言われることだと思いますが、なるべく多くの会社を見た方がいいと思います。憧れていた会社がイメージと異なっていたり、全く知らなかった会社を面白いと感じたりすることもあります。キャリアを積んで転職しようとされる方もいるかと思いますが、そうでなければ一生に一度のイベントであって欲しい就職活動です。研究活動や卒業論文などで忙しいかと思いますが、入社後に悔いの残らないように諦めずに頑張ってください!


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