(株)いせや呉服店

■右肩上がりの伸びを実現している独自性

『いせや呉服店』は1875（明治8）年以来、145年にわたって埼玉県深谷市に根差してきた呉服屋です。2017年に新しい事業形態である振袖専門ショップ「First Collection」もオープンし、今では県内各地に12店舗を構えるまでになりました。

10年ほど前には、七五三や成人式といった人生の節目の記念撮影を手がける「フォトスタジオこまち」をオープンさせました。フォトスタジオの事業は毎年10％のペースで成長しています。

私たちはこのところ右肩上がりの成長を続けています。というのも、私たちの事業の柱は「呉服」「振袖（ふりそで）」「フォトスタジオ」ですが、呉服業界でもこの三つにきちんと取り組んでいる企業はほとんどないからです。長い歴史の基盤の上で、新しいことに貪欲に取り組み続けていること。これが当社の強みなのです。

もう一つ、私たちが長くお客様に支持されてきた理由があります。それは、企業姿勢です。自分たちだけがいい思いをしては、お客様は離れていってしまいます。お客様の満足度が高くても、社員にムリさせては会社は繁栄しません。仕入れ先の問屋さんを泣かせてばかりでもいけません。「売り手良し・買い手良し・世間良し」の「三方良し」。この企業理念を貫いてきました。

■プロのノウハウを学べる研修制度

私たちは2015年、営業部門の新入社員の教育方法を一新しました。外部のコンサルタントを入れたのですが、これが大成功でした。売上げが30％伸びただけでなく、社員の満足度も高くなりました。レベルの高い営業ノウハウを身につけられるため、新人でも成果を出しやすくなったのです。

フォトスタジオに配属になった場合でも、撮影や着付け、美容のノウハウを学べる3カ月間の充実した研修を用意しています。

いずれにしても、予備知識がゼロでもなんの心配もいりません。入社後にスキルや知識を吸収できる環境が整っているからです。

実は、本格的な新卒採用に踏み切るのは、今回で3回目です。私たちの年商は8億3,000万円。これを2022年には10億円にしたい。店舗も3つ増やしたい。そのために、未来の幹部へと成長していく人材を採用したいと考えています。意欲あふれる学生のみなさんに期待しております。

（呉服部・フォトスタジオ事業部／土屋真伍）