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最終更新日:2021/4/6
みなさん、こんにちは!セイカ(株) 採用担当の笠谷(カサタニ)です。弊社のエントリー受付を開始しました。会社説明会等のご案内は、エントリーしていただいた方のマイページ「お返事箱」へご連絡させていただきます。興味のある方は、エントリーをお願いします!
最後はフラスコに向かって手を合わせ「お願いします!」と念を入れます(笑)。化合物も私たちも、元は一つの元素。白い粉にも気持ちはあると信じています(谷口さん)
当社は人材育成として毎年、大阪産業技術研究所に研究員を送り出しています。私もその一環で2年目のときに派遣されました。「世の中の役に立ち、会社の利益にもつながる反応を開発してこい」という指令でしたが、2年目の私にはチンプンカンプン。最初の半年は何の成果もないままに過ぎていきました。ところがある日、出勤してみると「あれ?うまくいってるじゃないか!」と反応の開発に成功していたのです。充実した設備に加え、研究所の先生方と毎日のようにディスカッションできたことが良かったのだと思います。そして3年目。今度は社会人ドクターとして大阪府立大学に入学するというチャンスに恵まれました。しかし、再び困難が。今回はテーマそのものを自分で見つけることから始めなければならなかったのです。1年間は失敗ばかりで、「こんなことでは修了までに成果を出せない。どうしよう!?」と焦りました。途方にくれる私にヒントを与えてくださったのが、2年目でお世話になった市工研の先生。先生からのアドバイスをもとに論文を片っ端から読み、「一歩先のことをしよう」と光が見えたのも束の間、さらに半年ほど失敗は続きます。そして、ようやく「フェニルヒドラジン類を使った反応」というテーマにたどり着きました。当社の得意分野である芳香族ジアミンとフェニルヒドラジン類との反応により、メタルフリーの元で高選択的なC-C結合ができる方法を確立したのです。こんな人生を歩むとは想像もしていませんでしたが、有機化学の知識を深め、研究者としての姿勢も身につけることができ、人との出会い、ご縁の大切さを実感した貴重な5年間でした。これからは、学びを生かしていくときです。得たものを会社に還元し、世界で役立つものを開発したい。当社の代名詞である芳香族アミン類から合成可能なフェニルヒドラジン類を用いた研究を社会人ドクターの研究として行うことで、芳香族アミン類の新たな可能性が見出せたと思っています。今後、さらに芳香族アミン類の無限の可能性を引き出し、新たな分野への展開ができればと思います。研究を通して社会に貢献し、仕事の上で自分が生きた証を残す。その信念を忘れず、ものづくりに取り組んでいきたいと思っています。●谷口寿英 2012年入社、研究開発本部 研究部。島根大学卒業後、奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科修了
当社は芳香族ジアミンのトップメーカーとして、国内外のお客様と取引しています。私たちがつくった製品はポリイミド樹脂など高機能性ポリマーの原料となり、各種電子材料や宇宙航空分野で幅広く使われています。電気絶縁材料として優れた機能性を発揮するカプトンやアピカルの中間体である芳香族ジアミンDPEは、世界シェアの大半を占めているといっても過言ではありません。最新鋭旅客機ボーイング787の機体の半分を占めるCFRP用エポキシ樹脂の硬化剤に使われているのは、当社の『セイカキュアS』。JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した『IKAROS』(太陽光の力を受けて進む帆船)の帆にも当社が開発した素材が使われています。芳香族ジアミンのニーズはさらに高まっています。5GやIoT、自動車等の自動化が普及することで、当社製品を利用した高性能素材がますます必要になります。そのような状況の中、技術がより豊かな未来を切り拓くと信じ、限りない可能性に挑戦しています!
技術がより豊かな未来を切り拓くと信じ、限りない可能性に挑戦します