最終更新日:2021/7/27

(株)やまびこ【東証一部上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 機械
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
東京都、広島県

特集記事

女子学生ナビ

女性に合った働き方を提供している会社。「ママでも海外」を実現させています

結婚後のシゴトスタイル

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希望を尊重する風土と充実した制度で、一人ひとりに優しい会社

■ サービス推進本部サービス部 主任
加茂 真穂さん 2007年入社 農業工学部卒

(株)やまびこは60年超の歴史を持つ業界2社が合併し、2008年に誕生した企業だ。森林・農地・緑地・競技場などで使われる農業・林業分野の機器を手がけており、主力の小型屋外作業機械においては国内No.1、グローバル市場でもトップクラスのシェアを誇る。販売拠点は世界90ヶ国以上と海外にも強く、次世代に向けた電子・電機分野の開発も進行中だ。今回登場いただいた加茂さんは、2回の産休・育休を経験しながら同社で活躍しているママ社員のひとり。これまでの仕事内容、今後のキャリア、同社の働きやすさなどについて大いに語ってもらった。

学びたい気持ちで開発職へ。「女性だから」と制限されることが一切なく活躍できました

女性社員の少ない開発本部の実験業務をあえて希望。お客様の中には家族で農林業に携わっている方もおり使いやすい重さやサイズなど女性目線の意見が活きる場面もあるそうだ

中学時代に読んだ本で“砂漠緑化”に興味を抱き、大学・大学院では農業工学を専攻。研究室は第一希望ではなかったものの、バイオマス廃棄物のメタン発酵について学びました。当社を知ったのは、機械製図の授業の講師としてOBが学校に来てくれたことがきっかけです。専門分野とは違うものの、OGの先輩にも話を聞く機会があり、女性でも活躍できると聞いて興味を抱き、面接へ。農業や環境に貢献できる会社であることは魅力でしたね。「希望の分野でなくともやってみると楽しい」ということは研究室配属で経験していましたし、家庭的で温かい社風にも惹かれ、入社を決めました。

当社は開発・生産・営業など様々な部署があります。私は入社後、まず開発本部で「実験」を担当しました。他には「設計」という選択肢もありましたが、全く知識がなかったからこそ、実物を触って覚えたい!と思い希望しました。新製品を使用して評価をし、意見やフィードバックを行うのが主な仕事で、チェンソーで木を切ったり、エンジンのチューニングをしたり、中々できない経験をさせていただきました。もともと「何事も自分でやってみたい」というタイプなので、抵抗はありませんでしたね。開発本部は他部署に比べると女性の割合が少なく、私は学ぶことばかりで貢献できたかは分かりませんが、「希望すればチャレンジさせてくれる会社なのだな」と実感でき、嬉しかったです。

プライベートでは結婚をし、入社4年目に妊娠したことをきっかけに、実験業務から一時的に設計業務に移してもらいました。実験は立ち仕事で身体を動かす機会も多いことから、という上司の配慮でした。設計は実験担当に加え、生産本部や営業本部とのやりとりもあり、数ヶ月間でしたが、社内の仕事の一連の流れを体得することができました。産休に入ってからも、家に閉じこもるのがあまり好きではないタイプなので、早めに復帰したいなと思っていましたね。保育園にも難なく入れたのは、東京郊外の会社ならではのメリットかもしれません。当時の上司からは産休・育休後も設計職へ復帰するよう打診を頂きましたが、「同じく設計職として働く夫とは違う分野に進んだ方がお互いにとって働きやすいだろう」と思い至り、自ら希望する形で、サービス部へ異動しました。

育児中でも、チャンスは本人次第。海外出張の経験もさせていただきました

海外売上高が6割を超える当社。環境要因に応じて細かな調整が必要な製品も少なくないため、適切な修理マニュアルは不可欠となる。加茂さんは、その資料作成を担っている。

サービス部で担当となった仕事は、当社製品の資料作成。チェンソー・刈払機・パワーブロワなどの小型屋外作業機械に関して、アフターサービス用マニュアルを作っています。エンジンや電機系の知識も必要になりますし、イラストや写真撮影、編集なども経験やノウハウがない分野でしたので、ここでまたイチから学び直す日々が始まりました。とはいえ、ベテランの先輩に親切に教えていただけたので、不安はなかったです。

新製品の発売から1ヶ月後を目安に資料を発行していますが、ボリュームのある資料を仕上げられた際はやはり達成感が大きいですね。製品が出るたびに新しく学ぶことが多いので、飽きることなく続けられています。開発の方々が尽力して作ってくれた製品のことをよりよく伝えたい、という思いもあります。当初は国内向けの資料担当だったのですが、海外向けの資料も内容は同じなので、部内でずっと協力しあってきました。そういった経緯もあり、第二子の育児休暇中には子連れで地域の英語サークルにも参加。仕事に役立つだろうという思いもありましたし、リフレッシュの場にもなっていましたね。その後は同じ部署に復帰し、修理時の部品やパーツカタログ、仕様変更の情報など、さまざまな種類の資料作成を随時経験しています。異動後8年が経った最近、ようやく全ての資料を作成できるようになりました。

以前、中国の子会社から「業務で困っていることがあるので、使い方を教えに来てくれないか」という依頼を受けました。上司からは「小さい子どもがいて、大丈夫?」と心配していただきましたが、私自身が行きたい気持ちが強く、両親や夫のサポートを受けて出張を経験。それまではベテランの方が出張していたので、任せてもらえた嬉しさもありましたね。その勢いで、2月にはベルギーの子会社に1週間、さらに10月にはアメリカの子会社へも2週間の出張を経験しました。現地ではアフターサービスとしての講習会を開催したり、資料のニーズや修理の実態を把握したり、他社の動向など市場調査を行ったりします。自分の目で見ると、やはり格段に理解が深まり、資料作りに還元できそうな発見は非常に多かったです。一例をあげるならば、図解やイラストの重要性。欧州などは特に多言語で、英語の指示では理解できない利用者もいることがわかり、よりビジュアルで伝えていく必要性を実感しました。

安心して家庭と両立できる制度・環境があるから、チャレンジを続けられる

世界トップクラスの小型エンジン開発力を持ち、次世代開発にも熱心な同社。プロジェクト活動の一環で、社員を対象とした「新製品体験会」を開催することもあるそうだ。

女性の割合はまだまだ少ない業界・会社ですが、管理職の女性やマネージャーとしてアメリカの子会社に自身の希望で赴任している女性もいます。また営業職でも女性社員がかなり活躍し始めており、「粘り強くて頼もしい」と評してくれるお客様も少なくないと聞いています。私自身、開発本部にいた頃は力仕事ができない自分の非力さに悩んだこともありましたが、「女性社員が頑張っていると、男性も負けられないな、と刺激になるよ」と男性上司が声をかけてくれ、気持ちがラクになりましたね。協力しあえばいいのだな、と素直に思えるようになりました。

また当社では、小学3年生になるまで時短勤務が可能です。私も今はフルタイムですが、復帰後は子どもの状況によって臨機応変に使わせてもらいました。今年からは1時間単位でも有給休暇取得ができるようになり、朝病院に寄ったり、夕方少し早めに帰宅したり…といっそう柔軟に働ける状況になっています。子どもの体調が悪ければ、私よりも周囲が「休みなよ」と心配してくれる環境で、本当に助かっています。夫も当社の社員なのですが、「パパ育休」も最大10日間取れますし、学校行事などで使える「育児目的休暇」も男女とも年間5日間取得可能です。この制度のおかげで、私も昨年はPTA役員を務めることができました。

今後の課題は、できるだけ多くの製品のアフターサービス資料を作り上げること。当社の機器は経験豊富な方が修理されることも多いのですが、どの現場にも初心者の方はいますし、正しく修理・整備して頂くためにも伝えなければならない情報もあります。現場でより手軽に参照してもらえるような資料を作っていきたいですね。その後のキャリアは、まだ検討中です。育児休暇期間を除けば、ちょうど10年間ほど働きましたが、今でも学びが多く、毎日が楽しいです。一方で、海外出張を経験したことで、「何か新しいチャレンジをしたい」という気持ちも芽生え始めています。何でも自分で体験したい欲求が強い人間なので、チャンスがあれば新しいことにも挑戦してみたいですね。子どもたちはスクスクと育っていますが、それに従って生活範囲も広がっており、まだまだ親の手が必要な時期。仕事を切り上げて帰る日も多いですが、「ママだから」とやりたいことを諦める必要がない会社なので、これからのキャリアはじっくり考えていきたいと思います。

学生の方へメッセージ

私は総合職で入社しましたが、当社には一般職採用もあり、入社後に両者間で進路を変更することも可能です。「子どもがいてもバリバリ仕事をしたい、海外出張にも行きたい」という私のようなパターンも可能ですし、逆に「家庭に比重を置きたい、置かなければならない」というときにも選択肢がある点は、大きな安心材料になるのではないでしょうか。キャリアコースは異なりますが、現場での仕事内容に違いはなく、お互いフラットに協力しあっています。配属先に関しても、「個々の希望を最大限、叶えてあげよう」という気持ちの強い会社。育児中は少しペースダウンできる部署に行きたい、といった要望を出すことも可能です。一人ひとりにあったワークライフバランスの実現が可能な会社です。
また、出身学部を問わず安心して入社できる、という点もお伝えしておきます。私のように専門外から来た社員も多数活躍していますし、新入社員研修は2ヶ月間あり、基礎的なことはしっかり学んでから配属先に入れます。私自身、大学や大学院での研究を通じて、「壁にぶつかった際は自分で考え、自分の手で試行錯誤する」という習慣が身に付いていたことは、入社後も役立っている実感がありますね。どんな企業へ行っても役立つと思うので、皆さんもぜひ学生時代は「自分で考えて行動する」という経験をたくさんしておくことをお勧めします。

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「長く働き続けたい」という方には、心から勧められる会社です。社内の植樹イベントや納涼祭、社員旅行などには家族も参加でき、娘たちにも良い経験をさせられています。

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