最終更新日:2021/8/3

(株)ジュピターコーポレーション

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  • 商社(電子・電気機器)
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仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

研究を通して身につけた姿勢が、エンジニアとしての基礎になっています

機械系

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設計から納品まですべての工程に関われることが魅力

宇宙・航空分野を中心に幅広く事業を展開するジュピターコーポレーションで、エンジニアとして活躍する菅さん。設計から納品まで一貫して行う仕事にやりがいを感じつつ、プライベートも満喫する姿を取材した。

菅 浩亮さん
富津工場技術部
国立高等専門学校機械工学科卒業
2015年入社

高い品質が求められる光ケーブル・海中ケーブルの設計を担当しています

「子どものころから好奇心旺盛でした。仕事でも同様。仕事が単なる作業にならないためには、好奇心を持ちつづけることが大切です」と語る菅さん。

今年で入社6年目になります。入社以来、最も長く携わっているのは大容量のデータをやり取りする光ケーブルの設計です。当社が扱っているケーブルには一般民生用の製品もありますが、私は主に防衛関係や航空・宇宙関係を担当しています。

地上で使用するものならば、比較的トラブル対応は容易ですが、船舶や航空機、あるいは宇宙空間では、気軽にメンテナンスできないため、大きな振動や過酷な条件にも耐えられる必要があります。要求される品質は当然レベルが高く、品質確保が最大の課題です。

それぞれの製品には厳守しなければならないさまざまな規格があり、テープ1枚貼るだけでも「放射線には強いか」「有害ガスが発生しないか」など、確認する書類が何枚も必要になります。防衛関係の製品で言えば、仮に近くで爆発が起きても故障しない耐久性、あるいは炎天下の甲板で高温にさらされても耐えられる耐熱性などが必要です。厳しい条件をクリアしつつ、できるだけシンプルに、コストも意識しながら設計することがこの仕事の難しさであり、同時におもしろさでもあると感じています。

お客さまとの打ち合わせにも入社後の早い段階から参加し、最近は1人で任されるようになりました。お客さまの多くは技術畑の方なので、ものづくりに関するコミュニケーションは問題ありません。打ち合わせで心がけているのは仕様書に書かれていないご要望を聞き出すこと。お話を掘り下げて聞いていくと「こうしてほしい」という要望が隠れていることはよくあります。それを聞き取り、できる限り設計に反映することがお客さまの満足度向上と同時に、当社の技術力のアピールにもつながります。

エンジニア自ら海外へ

航空・宇宙分野や防衛関係など特殊環境にて使用可能な、光通信ケーブルを製作している同社。顧客の仕様に合わせた設計・製造に豊富なノウハウが生きる。

祖父が時計の修理業を営んでいたこともあり、私も小さいころから機械いじりが好きでした。中学生の時には将来はエンジニアになろうと決めて国立高等専門学校に進学。地元での就職を希望して、出会ったのがジュピターコーポレーションでした。航空機にも関心があり、就職活動の条件に、「航空・宇宙関連の製品に関われること」を挙げていた私にとって、まさに希望どおりといえる企業でした。

光ケーブルの設計は未経験でしたが、入社したころに比べれば、設計能力やトラブルを回避する力は雲泥の差です。また、製品の外観や製造しやすさへの配慮においても、はるかにステップアップしていると感じます。会社の規模的にも技術者1人に任される業務の範囲が広く、全体のスケジュールの管理から、設計、部品の購入、生産部門との調整、試作と検証、さらに納品までの一部始終を経験できます。自分が設計したものを手に取って確かめられ、すべての工程に関われることが、短い期間で経験値が上がった要因であることは間違いありません。

ほとんどの場合、コネクタなどの部品は海外から購入しますが、日本と海外ではビジネス感覚の違いがあるため、相手の意図を推し量ることには苦労する面もあります。また、専門用語は一般に使われている単語とは意味が異なる場合もあるので、日々の勉強も欠かせません。

アメリカには現地法人がありますが、防衛関係の製品はヨーロッパや中東などの国が多く、海外出張の機会も頻繁で、技術者として自分が扱っている部品の製造現場を一度は見ておきたいと思っています。

海中ケーブルを新たな強みにすることが期待されています

担当技術者の裁量が大きく、早くから責任ある仕事を任される同社。この環境がエンジニア一人ひとりの成長を大きくうながしていると言っても過言ではない。

光ケーブルは先輩たちがノウハウを築いた分野ですが、海中ケーブルは当社が今後新たな強みにしようとしている分野で、注力している製品です。私も昨年、設計のノウハウをさらに学ぶため、外部研修に参加しました。研修については会社のサポートが手厚く、いつでも最新の知識を学ぶことができます。

海中ケーブルは、深海の水圧に耐え、水漏れなどが起きない信頼性が求められます。素材によっては水圧で剥離したり、深海の超高圧下で燃え出したりすることもあるため、試作と検証を重ね、信頼に足る製品づくりを進めています。船舶から宇宙、そして今度は深海。案件によってはノウハウが通用しない場合もあり、仕事には想像力が不可欠だと実感します。

実は、趣味のハンティングに適した環境があることも、私がこの会社を選んだもう一つの理由でした。富津工場のある房総は自然に恵まれ、山にはイノシシやシカ、キジなどさまざまな野生動物がいます。仕留めた獲物には感謝の思いを込め、あらゆる部位を生かすためにいろいろなジビエ料理に挑戦しています。

ハンターになったきっかけは、店で売られている肉に対する疑問でした。いのちを奪うことを人任せにせず、獲物を「いただく」経験は、食べることのありがたさと人間も自然の連鎖の中にいるのだということを改めて気づかせてくれるのです。また、ハンティングには増えすぎた動物から生態系や農作物を守るという役割もあります。しかし、地元の猟友会にも高齢化の波が押し寄せているので、「人と動物が共存するための役割を受け継いでいかなければ」と思っているところです。

周辺にはキャンプ場も多く、キャンプにもよく行きます。こちらはいつの間にか社内に同好の士が増え、仕事を忘れてともにアウトドアを楽しんでいます。休日を自然の中で過ごすことで、身も心もリフレッシュし、仕事にもまた新たな気持ちで臨むことができます。

今後は、仕事面では納期や価格設定、スペックの割り出しだけでなく、広い視野でマネジメントにも力を入れたいと思っています。そして、何かあれば「菅に相談すれば良い」と言われる存在になることが目標です。

学生の方へメッセージ

選択肢はたくさんありますが、ものづくりの企業であれば工学系の知識の使い方は同じだと思うので、結局は自分の好きな分野を見つけることが大切だと思います。私の場合はそのキーワードが「航空・宇宙」でした。

学生時代は機械工学科の研究室で、香りの濃度が脳波に与える影響を計測する装置づくりに取り組みました。「リラックス効果があるとされている香りは本当に効果があるのか」といったことを計測するもので、設計し、組み立てて作動させ、問題があれば改善するという繰り返し。振り返ると、このときに学んだPDCAサイクルという考え方は、現在の仕事にも直接役立っていると思います。

仕事のアイデアは日常生活のなかでふと思い浮かぶことが多いもの。だからこそ、学生時代からちょっとした疑問でも自分が納得できるまで考える癖をつけて、知識の幅を広げると良いでしょう。また、トラブルやミスが起きそうなとき、何となく予感があるものですが、それも経験がものをいいます。失敗がある程度までは許される学生のうちに、まず何にでも挑戦して、成功も失敗も自分の糧にすることをお勧めします。

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ジュピターコーポレーションの富津工場。周辺は山と海に囲まれ、ワークライフバランスのとれた、充実した日々を送ることができそうだ。

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