最終更新日:2021/6/28

(株)神崎組

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仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

何もないところから、ものをつくり上げていく。完成したときの達成感は最高です!

土木・建築系

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さまざまな経験ができる楽しさ、が味わえる環境。

Y・Kさん 
建設本部工事部工事課 現場主任

2000年入社。工学部建築学科卒。
大学では主に情報発信、コミュニケーションについて研究し、CADや型枠支保工などの構造計算など大学での学びが入社後に活かされているという。休みの日は、子どもたちのサッカーを応援するのが楽しみ。

多種多様な現場でものづくりができる、という魅力。

経験を積んでくると、現場で顔を合わせる職人も多くなってくる。Kさんも懇意にしている職人も増えてきた。今回の現場でも、幾人もの気心知れた職人と再会した。

父親の仕事の関係上、小さいころから建設現場に足を運ぶ機会が多かったKさんは、次第にものづくりに興味を持つようになった。そして、いつしかものづくりを仕事にしたいと思うようになる。その中で神崎組を就職先に選んだのは、多種多様な現場を数多く手がけている地元企業だったからだ。近畿圏に特化した会社だから転勤がなく、人生設計が立てやすいというのも好条件だった。
「私たちの仕事は施工管理です。施工管理とは、工程、品質、安全の管理および施工図の作成とチェックを行いながら、各協力会社の方々に作業指示を出し、現場を進めていく仕事です。これまで学校や工場、老人ホーム、マンション、ショッピングセンター、ショールームなどさまざまな物件を手がけてきました。このように、いろんな建造物に携わることができ、幅広いスキルが身につくのが神崎組の良さなんですね」
実際に仕事のおもしろさや大変さを知ったのは、二つ目の現場である美化センターの建設のときだった。「足場図面を描いたり、段取りの調整をしたり、品質のチェックをしたりと、先輩の指導のもと、職人さんにも聞きながらいろんなことをさせてもらいました。そのとき、身を持って知ったのは、職人さんが働きやすい現場づくりをすることが、施工管理者にとってどれほど重要なことか、ということ。これは今も私の基本ですね。そして、施主様が喜ぶものをつくるということ。当たり前のことですが、いついかなるときも忘れてはならないことです。わずかなミスが予算オーバーを引き起こしてしまうということも知りました。苦労した点としては、施主様をはじめ、設計事務所、協力会社といろんな立場の方との打ち合わせです。対応の仕方がそれぞれ違っていて、なかなかスムーズにいかないことがあったんです。また、天候不順もあり、工程の調整にも苦労しました」。しかし、完成した建物を目にしたとき、それまでの苦労など一気に吹き飛んだ。それほど大きな達成感があったのだ。「何もないところからいろいろな業種の方と協力して建物をつくり上げていく。そして、それがカタチとして残る。その達成感と醍醐味は最高ですね」

国宝、姫路城の大天守保存修理工事に関わる、という名誉。

今回の現場でも所長の立ち居振る舞いをしっかり見て勉強し、さまざまなスキルを吸収しようと心がけている。

その後、Kさんには生涯忘れることのできない仕事に関わることになる。連日、多くの観光客でにぎわう姫路城の、大天守保存修理工事に関わったのだ。「当社を含めて3社による共同事業で取りかかったのですが、神崎組からは私が参加。仕事内容は瓦の葺き替え、漆喰工事および耐震補強工事でした」。国宝であり世界文化遺産でもある重要な建造物の修理に参加できることが、神崎組の信頼性の高さを物語るものであり、その中でKさんが代表者として参加したことに、彼がどれほど期待されている人物かを知ることができるだろう。
Kさんにとって文化財の修理工事など初めての経験だった。それだけに不安もあったが、それ以上にものづくりのプロとして湧き起る興味のほうが大きかった。さっそく彼は事前調査を始めた。「大天守の瓦をいったん外すなど、事前調査は徹底的に行いました。そして、手を加えないといけない部分とそのままにしておく部分とを明確に分け、悪い箇所は昔のやり方を基本に修理を指示。そうやって元の姿へと蘇らせました。普段入れない場所にも入ることができ、400年も昔に、あれだけ大きな木造建築を建設した技術水準の高さには驚嘆しましたね」。しかし、文化財ゆえに通常の工事と違い、決まり事が多い。火は使えないため溶接はできない。地面を損傷させてはならないため、杭などを打ち込むこともできない。重機を入れるのにも消防署の許可が必要となる。しかし、限られたルールの中で頭をフル稼働させ、溶接ができないのなら金物で接着するなどアイデアを具体化させていった。「いろいろ気を遣いながらの作業でしたが、職人さんからは教わることも多々あり、例えば鉄骨を組んで落下物を防ぐ方法など、いろいろ勉強させてもらいました」。耐震補強に至っては、Kさん1人で木造の柱8本を1本1本厳密に調査し、施工図をつくり上げた。そうして6年もの歳月をかけ、工事は完了した。白い輝きを取り戻し、威風堂々と建つ姫路城を見るたびに、Kさんはうれしさが込み上げ、誇らしい気持ちになるという。

誰からも信頼される所長になる、という目標。

事務作業や打ち合わせは、現場近くに設置された事務所で行う。施工図を作成したり、関係者からのメールをチェックしたりと、パソコンに向かう時間も少なくない。

先輩所長のもと、姫路市内の八家病院(医療法人ひまわり会)の新築工事に携わった。病院の建設も初めてだ。「この現場に限ったことではなく、どの現場でも困難な場面に直面することがあります。しかし、そのようなとき、神崎組では所長、諸先輩方がいっしょになって意見を出し合い、最善の方法を見い出すことに努めます。そういう、一丸となる体制が神崎組には根づいているんです。また、社内には、経験豊富な先輩たちが多いので、現場内に限らず、設計に関しては設計部にというように、他部署からもいろいろ教えていただけます」。1人でしょい込むことなく、周りが助けてくれる。よりよいものをつくろうと、一致団結する。神崎組で働く魅力とは、こういうことなのかもしれない。
更地から基礎工事をし、建物を建てていく。施工図を見ながら職人に指示を出し、品質チェックをする。コンクリートの壁が出来上がり、配管が走る。やがて足場がはずされ、建物の全景が見えてくる。そのとき味わう感動は言葉では言い表せないほど大きいものだ。「この病院も竣工したときには、最高の感動を味わうでしょう。これは何度味わってもいいもんですよ」。しかし、施工管理という仕事は奥が深く、それだけに学ぶべきこと、身につけなければならないことは、まだまだ山ほどあるという。「多くの業者、そして作業員と関わりながら工事を円滑に進めていくためには、深い知識や技術力、コミュニケーション能力が必要です。また、利益という点も常に意識し、原価管理に関してもさらに突き詰めていかなければと考えています。これからもこれらのスキルを高めるとともに、誰からも信頼される現場監督になれるよういろんなことに挑戦していきたい。そして、先輩所長とご一緒するのはこの現場で三度目ですが、所長は社内からはもちろん、協力業者からも慕われており、現場というものを熟知されています。どんな質問にも的確に答えてくれる知識もスキルもあります。まさに私の目指す存在であり、1日も早く先輩所長のような所長になりたいと思っています」。神崎組でさまざまな経験をし、着実に成長を続けている國光さん。神崎組が誇る施工管理者のひとりとなる日もそう遠くはないだろう。

学生へのメッセージ

学生の皆さんに私の必須アイテムを紹介します。私が腰に装着している道具袋には、現場での仕事に必要不可欠なアイテムがそろっています。安全帯、5mスケール、シノ、墨壺…。朝礼のとき、これら一つひとつ確認をし、とくに高所での作業に不可欠な安全帯は不具合がないかのチェックには念を入れています。足場を固定するのに使うシノも同様。こうした個々の心がけこそが、現場全体の安全につながります。そして、これらを腰に装着すると、私の体は自然と仕事モードに切り替わり、「さあ、仕事だ」と気合が入ります。

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年季の入ったKさんの必携アイテム。ひとつひとつの道具を大事にするのも、仕事ができる技術者の条件といえるだろう。そして、そういう者は後ろ姿も様になる。

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