最終更新日:2021/10/4

日本リーテック(株)【東証一部上場】

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東京都

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仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

この仕事は課題の連鎖。一つの課題を乗り越えるたびに成長する自分がいる。

専門系

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鉄道電気設備部門

鉄道の信号関連の工事を専門とする井上さんは、この仕事は「課題の連鎖」で成り立っていると考えている。無数に発生する問題を乗り越えた先にある“完成”に向かって、井上さんが努力していることなどを聞いてみた。

■井上 正寛さん
鉄道本部 中央支店
信号システム統括部 千葉駅・京葉線ネットワーク信号課
工学部電気電子工学科卒業
2011年入社

変化しつづける日本リーテックに共感して入社を決める。

鉄道に関わる工事には、実に多くの人が参加する。だからこそ、井上さんは人と人の関わり合いを大切にする仕事を心がけている。

大学時代は電気分野を全般的に学んできたのですが、将来、自分が働く姿を考えた時、手がけた仕事が形として残る分野に興味を覚えたことから、企業研究中は電気工事に関わる企業を志望していました。当社もその流れの中で出会った企業の一つ。私が企業研究をしていた頃はちょうど新会社となって3年目の年であり、会社自体にこれからどんどん大きくなっていく勢いを感じました。こういった環境ならば、やりたいことに対して制約なく、積極的にチャレンジしつづけられるのではないかと考えて入社を決めました。

入社以来、全国の鉄道の電気設備工事を手がける「鉄道電気設備部門」に所属しています。当社では電車に電気を供給する発変電設備、電車線路設備、駅舎などの電灯電力設備、沿線を走る通信設備など、実に多岐にわたる工事を手がけていますが、私はその中で安全運行に直結する信号設備工事を専門としてきました。線路沿いにある信号機や踏切保安装置の工事を軸にしつつ、各種の情報制御システムやネットワークなども含めて、信号に付随する技術を総合的に提供するべく、日々奔走しています。

入社後の3年間は関西支店に所属。大手鉄道会社の信号設備の更新などを担当しました。最初は材料の手配などを行いましたが、場数が足りない私は何を手配すればいいのかわからずに戸惑ってばかり。そんな私に、先輩は「最初の3年間はじっくりと育てていく」と言ってくださり、長い目で見て指導をしてくれたのがありがたかったですね。

実際に3年目の頃には、手配もある程度わかるようになったと手応えを得るようになりました。ちょうど自信がついてきたこともあって、ある案件では「完璧に手配できた」と思い込んでいたのですが、思わぬ落とし穴に遭遇しました。管と管をつなげる重要部材であるジョイントが足りないことが判明して、工事が一時ストップしてしまったんです。冷や汗をかきながらも、なんとかリカバリーできましたが、油断をしたらミスが発生するのだと思い、改めて気を引き締めていきました。

大規模信号設備の更新にチャレンジ。対話を心がけて問題を乗り越える。

取手市に開設された日本リーテック総合研修センターでは、鉄道関係の訓練設備なども用意。実態に即した研修を受けることができる。

4年目には大手鉄道会社をメイン顧客とする中央支店に異動。最初の数年間は東京都江戸川区~千葉県千葉市を走る鉄道の駅間に、新しい信号システムを導入するという大規模プロジェクトに携わりました。私が配属される前も含めれば7年がかりの案件であり、より安定した鉄道の稼働を実現するシステムとしてお客さまも大きな期待を寄せてくださっています。

配属先である中央支店の環境には1年くらいで慣れ、工程の中で責任ある立場を担うことができる「工事指揮者」となりました。現場の作業員に直接指示を送る役割なのですが、そのためには施工内容や最終的な形態を細かく頭に入れておく必要があります。私自身は、初めの頃は全くわからないことが多くて、共に働く先輩に頼り切りになっていました。

このままではいけないと思い、設備に関する勉強を重ねていくとともに、現場の作業員と意思の疎通を図るために、話し合いの機会を多く作ることを心がけました。時には初対面の作業員がいる現場に行くこともありましたが、まずはコミュニケーションを深めようと心がけたおかげで、大きな問題もなく作業を終えることができるようになっていました。

足かけ3年くらいの案件の作業中には大変なことも多かったですが、だからこそ工事が終わった時の達成感はたまらないものがありました。信号設備の場合は作ったモノが目に見えてわかる分、余計に達成感も大きくて、自分で何かを形にする醍醐味をたっぷりと味わうことができました。

問題も多かった現場でしたから、もう一度、同じ作業をやれと言われたら躊躇します(笑)。ただ、この仕事は問題の連続であり、何かを乗り越えたと思ったら、その何かにつながる別の問題が発生するもの。次々と発生する問題を解決しつづけて、ようやく完成の日を迎えられるのだということを肝に銘じているつもりです。

管理技術者に昇格。責任を持って現場作業の計画をしていく。

仕事では管理技術者という責任ある立場を任されている。家庭では2児のパパとして子育て中。お子さんとは、ところかまわず追いかけっこをして楽しいオフを過ごしている。

この2年ほどは千葉県の駅に常駐して、駅構内の新システムへの改修工事に携わっています。現在の案件を担当してからは、工事指揮者とは別の立場も経験してみたいと思い、「管理技術者」という役割を担うことにしました。工事の全体を見て計画を練り上げ、現場作業の責任者である工事指揮者に施工内容を指示していくというのがその主たる役割です。

入社4年目に担当した駅間の工事の時には、管理技術者から言われるままに工事をしていましたが、今は自分で考えてゼロから工事を構築していかねばなりません。ケーブルをどういうルートで通して、どういう形でつなげるのかを考えるのも私の務めです。難しいことは多いですが、図面を見て思い描いた工法で問題を解決し、実際にそのとおりにモノが出来上がる喜びはたまらないものがあります。

ちょうど4月末に一部エリアが完成したのですが、切り替え時に大きなトラブルもなく、ほぼ全工程にわたって順調に作業を進めることができました。スケジュール管理を密にし、全員がしっかりとコミュニケーションを取れる体制を構築した賜物だと思っています。2019年4月末には残りの工程が完成予定です。その日に向かってさらにチーム力を高めていきたいですね。

私個人の目標としては、日々、さらなる成長を遂げていきたいと考えています。この仕事は毎日のように発生する問題の連鎖を乗り越えて完成に向かうもの。目の前の一つの問題を解決したという経験は、次に別の問題が発生したときの力、明日の自分の力となるのは間違いありません。それだけに、何となく毎日を過ごすのではなく、しっかりと成長を意識して問題の一つひとつを解決に導きたいですね。

大きな目標は現場代理人という総責任者になること。鉄道の場合は40~50代のベテランが担う職種ですので、まずは今年取得した試験責任者の上位資格をめざして勉強に励んでいこうと思っています。

学生の方へメッセージ

責任ある立場になってから、後輩たちにはよく「自分たちは“問題の連鎖”で仕事をしている」と話をしています。時には乗り越えられないように思える問題に直面することもありますが、冷静になって考えれば解決できない問題はありません。それなのに立ち止まってしまうのは、できないと自分自身が勝手に限界を決めつけているからではないでしょうか?

殻を破って前進し、次のステップへと進んでいく――。若い人たちにはそんな姿勢でどんな物事にも取り組んでほしいと思います。ただし、問題を解決するときには、自分の力だけを信じないこと。「他人の力を借りる」という手段を取れることも、自分自身の能力の一つなのではないでしょうか。積極的に周りを頼ってほしいですね。

ここまで述べたことは仕事に関する私なりの考え方ではありますが、社会に出る学生が、これから会社選びをしていく中でも重要な視点だと思います。自分を限定することなく挑戦を重ねていってもらいたいと思います。

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「今の体制になって10年が経ちましたが、まだまだ勢いがある会社だと感じています。自分のやりたいことや思いをどんどん上に引き上げていきたいですね」と井上さん。

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