最終更新日:2021/8/27

(株)シグマ

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 精密機器
  • 家電・AV機器

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO

客観的な意見やデータをもとに、最適な白色を作り出す

T.Y
東京理科大学
理学部 数理情報科学科
画像処理
デジタルカメラなどの画像処理

現在の仕事内容

画像処理の色再現に関する仕事です。さまざまな光源のもとで、白色を正確に白く映し出す機能「ホワイトバランス」を担当しています。商品企画の担当者から、新たな製品のコンセプトや、「どういう色にしたいか」などの依頼を受け、それをもとに、課内でどのような色にしていくのかを議論します。その後、検討、試作、テストを繰り返し、理想とする色再現を作り上げていきます。
入社して2年間は、別の課でレンズの評価を行っていました。そこでレンズ周辺の色収差がどのようにして発生し、レンズ光学設計者のもとでどのくらい改善できるのかを、詳細に学んだので、現業務が進めやすく、仕事も捗ります。そのときの経験が、今の画像処理の仕事に役立つのを実感します。


仕事で心がけていること

色に関する判断は、感覚的なものなので、人によってそれぞれ異なります。だからこそ、主観的にならないように、つねにいろんな人の意見を聞くようにしています。もちろんたくさんの意見を聞きすぎて、「1つに決められない」では話になりません。
必ず「これで何を実現したいのか」という自分の見解も忘れないこと。他社の傾向を見て、そこから大きく外れないようにすることも大切です。
最終的には、客観的な考えやデータをもとに、色を決めることを心がけています。


シグマに決めた理由

高校生の頃から写真を撮ることが大好きで、それに関係した仕事に就きたいと思っていました。ですので、就職活動では、大学で学んだことを活かして、カメラやレンズメーカーを中心に会社を回りました。
シグマを選んだのは、カメラとレンズを専門に開発しているという点です。日本国内を探しても、デジタルカメラやカメラ用の交換レンズ専門のメーカーはほとんどありません。写真関連の仕事に就きたいと想っている私にとっては、理想的な企業でした。また開発環境においても、担当の技術者は企画の段階から、量産し、製品化されるまで、一つの製品の上流から下流まで関わることができると聞き、モノづくりとしても魅力ある環境が整っているのも、入社を決めた理由のひとつです。


印象に残っている仕事

コンパクトデジタルカメラ「DP」シリーズの企画の段階から加わりました。従来の機種の性能を引き継ぎつつも、今回の開発機種では修正できる点は改善しようと、項目の洗い出しから始めました。私が担当する分野においては、「蛍光灯の下では、写真が緑色に色かぶりする」という問題があり、適性な白色への修正に取り組みました。緑色を抑えて、白色に直すと、それにひっぱられて他の色が変わってしまうなど、調整には難航しました。それでも3ヵ月かけて、理想とする色再現が完成。
製品化された「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」「DP3 Merrill」は、カメラグランプリのカメラ記者クラブ賞を受賞。各部署と連携して、努力した結果を評価していただき、技術者としてなにものにも代えがたい喜びとなりました。


当面の目標・将来の夢

画像処理だけでなく、他にも担当している業務をもっています。それは、デジタルカメラのセンサーのムラをなくすというもの。センサーのムラは、光源によって変化をするため、通常担当しているホワイトバランスの作業と共通する点が数多くあります。
そのムラをなくすための、ひそかに新たなアルゴリズムを開発し、ようやく一つの形になりつつあります。次のプロジェクトでは、ぜひこのアルゴリズムを導入・検証し、センサーの精度を高めたいと思っています。
現在のシグマの製品は、プロ向けや、写真の好きなコアユーザー向けの、こだわったカメラ仕様になっていますが、将来的には、旅行先でしかカメラを使わないライトユーザーにも、手にとってもらえるカメラを創るのが夢です。私の家族や身近な人たちにも、おすすめできる、自慢の作品をぜひ作ってみたいですね。


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