最終更新日:2021/11/1

(株)オーテック

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仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

大型ビルの制御システム構築で自分の成長を感じる

材料・エネルギー系

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工事部の施工管理で環境システム事業の全体をバックアップ

オーテックの技術職には、空調自動制御システムの施工管理を行う工事部がある。同社には機電系出身者が多いが、工事部の若手社員Sさんは材料工学を学んできた異色の人材。そんなSさんが同社で活躍できる理由とは?

●S.Y.さん(2016年入社)
基礎工学部 材料工学科卒業
中部支店 工事部 工事二課

入社4年目ながら、2018年秋から2019年夏にかけて大型オフィスビルのシステム構築をほぼ一人で担当。コミュニケーション力が高く、次世代のエースとして期待されている。

材料工学を学びメーカーを志望していたが、視野を広げてオーテックに出合った!

※2020年度より作業着をリニューアル。写真は旧バージョンのものになります。

基礎工学部の材料工学科で学ぶことにしたのは、自分がどこに進めばいいかを判断できなかったからです。材料工学科は物理と化学を幅広く学ぶ学科のように思えたので、そこで将来の選択肢を狭めることなく興味が持てる分野を見つけようと考えました。

入学から3年間は原子・分子レベルから化合物、高分子、鉄やセラミック、半導体までさまざまな材料の特性を調べ、作るプロセスを学び、4年目には液晶を研究するまでになりました。当初はメーカーを志望していましたが、「自分は何に興味があるのか」を突き詰めて考えると、根幹にあるのは「自分で考える、頭を使う仕事をしてみたい」という想いでした。その視点で改めてさまざまな企業を見ていたときに出合ったのが、オーテックでした。調べてみると「計装」といわれる複合制御技術に関する仕事ができるということがわかりました。空調の自動制御システムの構築は自分が学んできた材料工学とは別分野なので、一からのスタートになるとは思いましたが、これは自分の頭で考える必要のある仕事だと判断。「新しい知識が得られる。新しいことに挑戦できる!」という前向きな気持ちで入社を決めました。

入社後は本社で1カ月間の全体研修があり、その後は配属された支店ごとの研修に移りました。私の場合は半年間、先輩社員について現場に行ったり、上司から講習を受けたりして、年末頃から一人で現場を受け持つことになりました。現在は当時とは研修制度が変わっており、1年間の本社研修を受けることになっています。そのうちの半分は支店に行って工事の現場を学びますので、慣れないうちからいきなり現場を任されるといったことはありません。

工事の現場はあらゆるリスクの可能性を秘めている。不測の事態に備え、先手を打つことが大事!

工事部で使用する道具の一部を公開!ペンチやヘルメットはもちろん、タブレットも欠かせないアイテムだ。

私が所属している工事部は、建物内の空調システムの設計と施工管理を担当しています。空調工事の会社が空調機やダクトといったハード部分を設置するのに対して、私たちはセンサーや温度管理システムといったソフト関連の機器を設置します。

担当する案件が決まったらまず設計図を見て、現場の様子や予算に関する大まかな情報を得ます。予算は自分で組まなければならないので、提示された金額の中でどうやりくりしていくかを考える必要があります。次いで、システムの設計図や電気の設計図を確認し、お客さまや協力会社と意見を調整しながら修正を加えていきます。その後、どのような方法でどのように工事を進めるかという具体的な手順を決定し、図面を起こします。同時に、職人さんの手配や予算組み、必要な機器の発注も行います。

実際に工事が始まったら工程管理やスケジュール管理を行い、工事が終わるタイミングを見計らって当社の調整部門に連絡し、システムを稼働させて最終調整を行います。このように業務の内容は多岐にわたっており、電気や配管、計測機器、制御に関する知識が必要です。また、空調工事の会社などと協同し、職人さんをはじめとして大勢の人と関わるので、スケールの大きい仕事と言えます。

私たちの仕事を難しくしているのが、現場は予測できないアクシデントが起こりうる可能性があるという点です。全体の工程表はありますが、さまざまなアクシデントで遅れが生じることもしばしば。そうなると自分が管理している工程も予定変更する必要が出てきます。自分の責任以外の原因で思うようにいかないときは悔しいですが、そうなった場合にも何とかなるように作業の優先順位や締め切りを決めておき、常に先手を打つことを心掛けています。

無事にシステムが稼働したときの達成感は忘れられない!

現場での仕事が続くと、オフィスに戻ったときはホッとするそうだ。「上司や先輩には何でも聞きやすいので助かっています」と笑顔で話すSさん。

この仕事に知識ゼロの状態で飛び込んだ私は、「機電系出身者でなくてもこの仕事はできるか」と聞かれれば、「努力すればできる」と答えます。現場に入って感じるのは、専門知識や最善のゴールを考えることは大切ですが、それと同じくらいコミュニケーション力が必要だということです。お客さまはもちろん、社内の営業部や調整担当、機器を発注するメーカー、職人さん、他社の関係者など、実に多くの人たちと関わる仕事です。それらの人たちと共に作業をスムーズに進めるためには、自分が何をどうしたいのかを適切に説明する力が欠かせません。実際、私も機電系出身ではありませんが、そんな私が大きな案件をまかせていただいたのも周りとのコミュニケーションを大事にしていたからだと思っています。私はもともと人見知りなほうですが、そんなことを言っていては勤まりませんし、コミュニケーション力は仕事をしていれば自然とついてきます。

2018年の秋頃から2019年の夏にかけて、大きなオフィスビルのシステム構築を担当し、なんとか一人でやり遂げました。まだまだ知識も経験も足りなかったので、上司に打ち合わせに同行してもらったり、システムの構築プランを立てるのを手伝ってもらったりしました。わからないことは会社に電話して先輩の協力を仰ぎましたが、自分でも修正を重ね、お客さまと打ち合わせをして工事が完了。試験で無事に稼働したときは、非常に大きな達成感がありました。もちろん、いろいろな人の協力があって成し遂げられた仕事であることは自覚していますが、自分で考えて、計画して、管理して完成したということで、自分の成長が感じられた瞬間でもありました。

構築するシステムや現場の規模だけではなく、システムの複雑さや空調設備の種類などによっても工事の難易度は変わります。担当する案件を、なるべく自分一人でやり切るようにするのが私の現在の目標です。

学生の方へのメッセージ

どんな仕事でも、自分の力を発揮するためには「調べる力」「聴く力」「話す力」が必要だと思います。多くの学生さんは「調べる力」はあると思うので、「聴く力」や「話す力」を身に付けるよう意識することをおすすめします。社会人になれば、仕事の相手は選べません。学生時代から、家族や友達だけでなく大学の先生やアルバイト先の先輩・上司といった、大人たちとの会話を大切にするとよいでしょう。これはコミュニケーション力を磨くためにとても重要だと思います。

学生時代は勉強をしても、アルバイトをしても、あるいは遊んでも、後悔しないのであれば好きなことをして過ごしていいと思います。そのなかで「自分は何が好きなのか」を見つけて、好きなことに打ち込める職種や企業を探してください。その際は、自分が学んできた分野にとらわれすぎないほうがいいと思います。視野を広くして、心にゆとりを持ち、選択肢を拡げてください。学生の皆さんには無限の可能性があるのですから。

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建物内の制御システム構築は、快適な空間を保つために欠かせない仕事。「支店ごとに、売り上げに応じた褒賞金制度があるのでモチベーションを保てます!」

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