最終更新日:2021/6/3

日鉄SGワイヤ(株)

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業種

  • 金属製品

基本情報

本社
東京都

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

「日鉄SGワイヤのものづくり力」を通して、お客様の求める品質を追求する

専門系

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「鋼」の発展は続く…。大きなチャレンジのステージがここにある

特殊鋼線および特殊ワイヤで産業界の発展に貢献し続ける日鉄SGワイヤ。今回は、《生産技術》という仕事を通じて、日鉄SGワイヤの“ものづくりの仕組み”を生み出すエンジニアの仕事に迫ります。

小泉 祐介 2003年度入社。技術本部 製造技術部 マネジャー。
理工学部精密機械工学科卒業。
大学では精密機械工学を専攻。オイルフリーの精密歯車を実現するためのアプローチとして、フッ素コートやケトンなど樹脂を用いて荷重を支持しつつ、耐久性・潤滑性を両立させる機構の設計を行う。それがきっかけとなり、興味は《機構》から《材料》へと移り、最終的に日鉄SGワイヤの門を叩くことに。趣味は自転車に乗ること。本格的なロードレーサーを駆り、河川敷などで仲間とともに風を切るのが一番の気分転換。根を詰めることも多い仕事だけに、時間があれば身体を動かし、心身ともにリフレッシュすることを心がけている。

「ものづくりの仕組み」を生み出し、お客様が求める品質を守っていくという仕事

熱処理、酸洗、伸線といった各処理をコントロールして、業界最高水準の「日鉄SGワイヤ品質」を生み出していくのが製造技術者の仕事。ものづくりの「要」となる役割だ。

大学では機械工学の一環として樹脂の研究を行っており、そこで《材料》という存在に興味を持ちました。中でも処理方法でさまざまな特性を導き出せる鋼材の魅力は強いものがあり、就活においては「鉄」をメインとした材料メーカーを中心に企業研究を行いました。その中で出会ったのがここ、日鉄SGワイヤ。日本で初めてピアノ線を完全国産で開発・製造し、産業分野向けの特殊鋼線・ワイヤ製品が自動車分野や建材などにおいてなくてはならない役割を果たしているなど、日本におけるものづくりの礎として確かな実績を持つところと、実際に会社訪問で感じたスケール感の大きなものづくり体制に強い魅力を感じて、入社を決めました。

現在は製造技術部にて、特殊鋼線製品における生産体制の確立や品質向上をメインとした業務に携わっています。当社の製品を使ってものづくりを行う加工メーカーなどのお客様から相談をいただき、新製品の生産ラインを立ち上げる上での仕組みや体制を考え、実施していくという仕事。具体的には生産フローの策定や歩留まり向上に向けた既存のラインの見直し、品質管理などをメインに、重要事項に関して製造を担当するオペレーターへの通達やそれに伴う指示などを担当しています。さしずめ「求められる品質を常に維持できるよう、現場を管理・コントロールしていく仕事」といったところでしょうか。主に担当する製品は、ピアノ線や硬鋼線、異形線といったワイヤ製品。ご相談をいただくお客様は、主に自動車分野で使用されているような多種多様なばねを加工するばねメーカーさんが多いですね。

「まずはやってみるの精神」で果敢にチャレンジ!それがこの仕事の面白さでもある

志望動機でも述べたように、加工処理や表面処理、熱処理など処理内容によって異なる性能が生まれていくのが鋼線材の面白さ。それは一朝一夕で特性や物性を理解できるようなものではなく、まさに毎回が驚きと発見の連続です。そうした処理技術を駆使し、めまぐるしく変化する条件をコントロールしつつ、いかに高い品質の維持や性能向上に向けたものづくりを実践できるかがこの仕事における“腕の見せ所”だと言えます。

また、この仕事はお客様からの要望が起点となってものづくりの仕組みを生み出す仕事ゆえ、やはりそのお客様から高い評価をいただけたときに大きな喜びを感じますね。お客様と直に向き合って要望をお伺いし、それを元に生産体制の見直しや確立を進め、その果てに生み出された製品を通じていただける「ありがとう」の言葉…。製造技術に携わるエンジニアとして、何にも代えがたい大きな喜びを感じる瞬間です。

この仕事に携わる以前は、総じて技術者というのは「一人で黙々と課題に向き合う孤独な仕事」というイメージを抱いていたのですが、実際に実務に携わってみて分かったことは、お客様や開発担当、現場のオペレーターなど、さまざまな人々と関わり連携して一つのものを生み出していく「チームワークの仕事」だということ。人との触れ合いを大切にする自分にとっては、理想的な、非常に大きなやりがいを与えてくれる仕事だと言えます。

「トライ&エラーの連続」。それが製造技術という仕事の特徴です。一度で目指す品質が得られるなんてことはまずありません。思ったこと、閃いたことを起点に何度も条件を変えて検証を繰り返すことで目指すべき性能に近づけていきます。「失敗は成功のもと」と言われますが、まさにこの仕事は失敗が成功へとつながる代表例。10回トライして1回成功すればいい方です。もちろん無計画にトライを繰り返すというのは論外で、きちんとPDCAサイクル(※)に基づくことが前提となりますが、そうした積極的にチャレンジを重ねて目標に近づいていく面白さこそが、この仕事の魅力であり本質なのではないかと思っています。
※PDCAサイクル:Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のプロセスで行うマネジメントサイクル

提案、設計、品質管理…。ものづくりの起点から終点まで関わることのできる幸せ

そんな製造技術者としてのキャリアの中で、忘れられない経験があります。以前、あるお客様から「この世にない特殊なワイヤを作ってもらいたい」と依頼を受けたときのこと。お客様の所望する形状やサイズは実現できるものの、それを前提に生産体制を組んだ場合、他の製品と比べて生産性が著しく低下してしまうことが判明。そうなるとお客様の生産計画にも支障をきたしてしまうことになります。そこで品質・性能と生産性のトレードオフを踏まえた提案――つまり、お客様の要求性能を満たしつつも生産性の高い代替製品の提案を行ったところ、それを受け入れてくださいました。お客様とWIN-WINの関係を築くにあたり、現場側からこうした提案を行っていくことも、これからのものづくりでは大切なことなのだと学びました。

「鋼」は、これからも間違いなく成長分野の一つとしてさらなる発展が続いていくことでしょう。成熟分野と呼ぶにはまだ早く、これからいくつもの新たな発見が続いていく「夢のある技術領域」だと言えます。そうした中で、国内で初めてピアノ線を開発・製造し、精密・通信分野、自動車、航空、医療、そして宇宙まで幅広いものづくり分野に、「なくてはならない材料」として高い機能性と付加価値を持つ特殊鋼線・ワイヤ製品を提供し続けていること。そしてその発展に貢献する日鉄SGワイヤは、非常に大きなチャレンジのステージを持っています。また、エンジニア一人ひとりが関われるフェーズも幅広く、私の場合で言えば、お客様と直に接しての提案から開発、生産設計、品質管理まで、一連の工程すべてを包括的に担当させてもらっています。こうした「エンジニアとしての市場価値を磨く」という点においても、日鉄SGワイヤは大きなものをもたらせてくれます。せっかくこのような環境でものづくりの「要」となる役割を担当しているので、今後もさらに貪欲に学び、挑戦を重ねていきたいと思っています。

チームを紹介

「強い情熱をもって新たな価値創造にも取り組む」というのも日鉄SGワイヤの特徴です。主軸である自動車や電気電子、土木・建築などの産業分野に向けた細線、PC鋼線、オイルテンパー線といった製品に続く「次の収益の柱」となる、新たな製品開発や、これまでにない新しい加工法などについての研究・開発に積極的に取り組んでいます。
当社が創業以来培ってきた特殊鋼線・ワイヤの開発技術――特にコア技術である伸線技術を活用し、たとえば半導体や通信など、最先端分野に向けた数十ミクロンという極細線を筆頭に、「世の中に新たな価値をもたらす価値創造」という観点での研究・開発が、日夜進められています。
そのための拠点となるのが、「テクニカル・センター」です。電子線マイクロアナライザや、各種の疲労試験機をはじめとした高度な機器を駆使し、幅広い分野にわたってあらゆる可能性の追求と発見に取り組んでいます。ぜひ、この記事をご覧のみなさんには、こうした「価値創造への挑戦」といった部分にも、日鉄SGワイヤという会社の魅力を感じていただきたいと思っています。

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強い情熱をもって新たな価値創造にも取り組む同社。長年にわたって磨き続けた技術を駆使し、産業界にインパクトを与える新たな価値を生み出すのはあなたかもしれない。

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