最終更新日:2023/5/22

ダイナテック(株)【Zホールディングスグループ】

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • ソフトウエア
  • インターネット関連
  • 情報処理

基本情報

本社
東京都

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「理系の選択」

WEB開発の最初から最後まで関われるからこそ、やりがいが大きい
数学・情報系

PHOTO

宿泊業界向け自社プロダクトを開発する

ホテルや旅館向けの予約システムで、高いシェアを誇るダイナテックの『Direct In(ダイレクト イン)』。開発チームの高尾さんに、仕事の内容とやりがい、技術者としての心構えなどを聞いた。

■高尾 晃さん
WEB開発部 開発2チーム
(工芸科学研究科 情報工学専攻/2015年入社)

業務外でも好きなゲームソフト攻略用のプログラムを書いたりするエンジニア。食べに行ったラーメン屋の情報を週報で共有するラーメン好き。

もの作りに携わりたいから、自社プロダクトを持つダイナテックに決めた

社員とはチャットなどで履歴を残しながら情報を共有しているという高尾さん。業務時間中にパソコンから離れることはほとんどないそうだ。

学生時代は情報工学を専攻し、コンピュータのソフトウエアについて学びました。しかし、就職活動ではプログラミングの仕事にこだわらず、「自社でものを作っている」会社に注目しました。もともと私はものを作ることが好きで、実際に手を動かして何かを作ることを仕事にしたかったからです。その点で、自社プロダクトを作っているダイナテックは、自分の希望と合致する会社でした。

入社から現在まで所属しているWEB開発部では、ホテルや旅館の予約をWEB上で処理したり、在庫を管理したりできる『Direct In(ダイレクト・イン)』というシステムを作っています。私が担当しているのは、このプロダクトの開発からお客さまへの導入、動き始めた後の保守までの一連の工程です。自社プロダクトを持つ当社では、上流から下流まで全ての工程に関わることができるのです。自分たちでものを作り、成果を目で確認できるこの仕事は、もの作りにこだわってきた私には本当に魅力的です。

このシステムを全国展開している大規模なホテルチェーンさまに導入する場合、機能の追加を希望されることがあります。そのご希望に対して、私たちは「こういったことができます」という提案を行います。ほとんどのケースでは、お客さまから「こういうことがやりたい」という希望が出されるので、それにお応えする上での課題を洗い出す必要があります。この作業を要件定義といいます。規模の小さいシステムの場合は、要件定義だけでなくその後の開発も自分で行うことがあります。

現在、開発2チームのメンバーは6名です。お客さまごとに担当を分けているのではなく、それぞれの経験とスキルによって、工程ごとに担当を分けています。といっても、同じ工程ばかりを担当するということはなく、別の工程を選んで担当することもあるので、仕事の一連の流れを経験できます。これは技術者がスキルを身に付ける上で、とても大切なことだと思います。

問題を解決したときや、システムをリリースしたときにやりがいを感じる

休憩時間には同僚たちと世間話で一息つく。年齢や役職を問わずフラットな関係性で、社内全体が明るく自由な雰囲気で満ちている。

私はホテル関係に興味があったわけではないので、その分野の必要な知識は入社してから勉強しました。お金を扱うシステムでは、情報の誤りや漏れは絶対にあってはなりません。このようなシステムを大学などで作った経験はないので、今の仕事はとても面白いですね。

実際に開発の現場に入って感じるのは、もの作りだけでは仕事は成り立たないということです。もの作りの周辺には、さまざまな事務作業があります。例えば、他の人に説明するための資料の作成や、後から作業のプロセスを確認できるような履歴の作成、お客さまとのやりとりなどです。上流から下流まで担当するということは、これらの全てを行うことを意味します。こうした事務作業を省力化して、いかに開発に注力するかが私の課題の一つです。

一方で、システムを作っていく過程で問題を解決できたときは、大きなやりがいを感じます。お客さまが簡単に考えている機能が、実は実装するのが非常に難しいというケースもあります。そんなとき、「こうすればうまく実現できる」と、見通しが立つととてもうれしいですね。求められている機能を実装するためにコードを書き、なかなかうまくいかなかったところがうまくまとまったときや、リリースした後に実際にシステムが動き始めたときは、この仕事をやっていて最も大きな喜びを感じる瞬間です。

当社は働き方の自由度が高い会社です。フレックスタイム制なので、出社時間や退社時間はある程度自由がききます。またコロナ禍では、すぐに社員一人ひとりにノートパソコンが支給され、テレワークになりました。現在もテレワークを行っているので、私はとても仕事がはかどると感じています。

また、非常にフラットで、誰でも発言や提案がしやすい雰囲気です。チームで意見を出し合う際も、先輩・後輩という上下関係は全く意識していません。堅苦しくなく、自分がやるべきことをやっていればあとは自由という空気がありますね。

自身のスキルを維持するために、情報収集は怠らない

打ち合わせでは、誰でも自由に意見や提案を述べている。それによって社内が活性化し、新しい技術やサービスを生み出せるからだ。

先日は、作ったソフトウエアがきちんと動いているかを確認するテストに関する技術資格を取得しました。自分が関心のある分野の資格や、業務に必要だと感じる資格は、積極的に取得するように努めています。

今後の目標としては、今のポジションを維持するべく、新しい技術をしっかり追いかけていきたいと考えています。この業界は技術の更新ペースが速いので、何もしていなければ、今の開発者としての知識が一瞬で後ろに流れていって、古いものになってしまうのです。そういう危機感を持つことが大切だと感じています。

会社から勉強会が行われるという情報が来ることもありますが、それ以外にも自分でコミュニティなどに入って情報を得るようにしています。コミュニティに参加すると、詳しい人たちからいろいろ教えてもらえます。コミュニティに参加せず、情報をチェックするだけでも有益ですね。新しい技術に関するニュースがすぐにアップされるので、大切な情報を見落とすことがないのです。

IT関連の仕事では勉強を続けることが大切だといわれていますが、新しい情報を追いかけていないと、何を勉強すればいいのかわからなくなります。やみくもに勉強する前に、まず何を勉強しなければならないのかを理解しておくことが大切だと思います。

今の仕事はとても楽しく、充実しています。アプリケーションを作るために必要なことを、全て経験できるからです。
自社プロダクトを世に送り出す仕事では、工程の一から十まで全てに携わることになりますから、責任は重大です。しかし、「一部の作業しか任されないから、自分が何を作っているのかよくわからない」ということはありません。自分の作っているシステムをきちんと把握しながら、お客さまの要望に応えるために力を尽くせるのです。これは技術者としてやりがいのある仕事ですし、自分にとても合っていると感じています。自社プロダクトを持つ当社を選んで、本当によかったと思います。

学生の方へメッセージ

情報系学部で学んでいる方がIT業界を目指すなら、学生時代に習得した基礎知識は強みになると思います。ただし、その基礎の上にさらに知識を積み上げるために、自発的に動いて必要な情報を集めるという習慣を身に付けるようにしてください。本当に進歩の速い業界なので、これは大切な習慣です。

大学は基本的に、数年単位で同じことを教えているので、学べる知識はどうしても古くなってしまいがちです。また、大学で行うプログラミングは、仕事で行うプログラミングとは目的が違います。大学では作ること自体が目的ですが、仕事では、作ったものでお客さまの要望に応えることが目的なのです。

学生の立場から仕事の現場に追いつくためには、自ら動いて知識をアップデートさせなければなりません。それができるかどうかで、入社後の仕事がスムーズになるかどうかが変わるはずです。基礎知識だけで満足せず、そこから成長すべきであることを常に意識しましょう。それを踏まえた上で、後悔のない企業選びをしてください。

PHOTO
Zホールディングスグループに属する同社では、大勢の若い社員が良い刺激を与え合っている。先進的で自由な働き方ができる環境だ。

トップへ

  1. トップ
  2. ダイナテック(株)【Zホールディングスグループ】の取材・特集