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最終更新日:2023/3/23
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渡辺 夏樹 2003年入社 千葉工業大学 工学部 土木工学科
昨年取組んでいた仕事は、集中豪雨にて崩れ落ちた新潟湯沢地区の地すべり調査です。お客様の依頼により、直ちに地表踏査を行い、地すべり規模や周辺の地形状況を把握し、地すべり発生原因の解明や対策工を講じるにあたり必要な調査内容を当社から提案しました。その結果、提案までのスピード、提案内容に感心され、信頼を勝ち取り、正式受注に漕ぎ着けました。調査中は、現場に常駐し、日々の進捗をお客様に報告すると共に、安全第一で作業に従事させます。これが現場代理人の務めです。調査により、斜面を構成する基盤岩中に介在する地下水帯をみつけることができ、今後地すべりを発生させないための水抜きボーリングを効果的な場所に設計することができました。調査計画~調査~設計までの仕事の流れが最もカッコイイと考えています。
どうやったらこの滑動を止めることが出来るのか?まずは、地すべり地内に土側溝を設け、地表面の排水路を作り、雨水を流れ落ちるようにしました。次に、地すべりブロック上の古い集中井戸めがけて排水ボーリングを行いました。壁面を削孔で破壊すると同時に、ものすごい勢いで水が出てきました。結果、地すべり頭部周辺の地下水位がグッと低下し、その一方で、池水を排水しようと暗渠工を実施しました。地すべりブロック内外の水を必死に排水しているうちに動きが落ち着いてきました。地すべり対策工の設計は、ある程度決まった工法と配置になりますが、設計後、施工は何年も先になるので、効果の確認というのはなかなか経験できません。しかし、その現場は、まさにリアルタイムで確認ができ、現場に直接反映することができ、まさに貴重な体験でした。
私の就職活動時期は、長野県の公共事業が減少傾向にある時期でしたので、あえて長野を選ぶことに周りから批判を受けました。しかし、当社は、公共事業よりも民間企業相手の仕事が主体であったため、公共事業減少の影響は受けにくい体質であると考えました。地元密着型の営業スタンスによる安定した売上体勢が整っており、当社に魅力を感じました。一方で、長野県という土地柄にも興味を持ち、1年を通じて自然を満喫しています。