最終更新日:2023/5/12

(株)Mテック【オリエンタルランドグループ】

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業種

  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
千葉県

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高専生特集

東京ディズニーリゾート(R)の安全を守る!先輩から受け継いだスキルとマインド

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アトラクションのメンテナンスを担う2人の若手エンジニア

東京ディズニーリゾート(R)のアトラクションを整備し、ゲストが安心して安全に楽しめるようサポートしているMテック。同社を代表して、2人の若手エンジニアが仕事にかける思いを語ります!

■古川 千尋さん(写真左)
メンテナンス部 ショーメンテナンスグループ
2019年入社/機械工学科卒

■清水 來亜さん(写真右)
メンテナンス部 ライドメンテナンスグループ
2020年入社/機械工学科卒

【ショーメンテナンス】ロボットや音響・照明・映像設備 を整備して、より魅力的なアトラクションに!

子どものころからロボットや機械が大好きだった古川さん。高専で学んだ機械工学の知識を生かして、ショー設備のメンテナンスを担当している。

Mテックは、東京ディズニーリゾートのアトラクションや施設・設備のメンテナンスを手掛けるエンジニア集団です。メンテナンスは「ショーメンテナンス」と「ライドメンテナンス」の2つのグループに分かれて行っており、私はショーメンテナンスグループに所属しています。

ショーメンテナンスグループは、ゲストの皆さんが目にするロボットや、音響・照明・映像機器などのメンテナンスを行う部署で、年間を通してメンテナンスの計画が決まっており、この計画に沿って定期点検を行っています。また、不具合が発生したときにはいち早く駆け付け、ゲストの皆さんに安心してアトラクションを楽しんでいただけるよう、原因の究明と修理にあたります。ショーメンテナンスグループが扱うロボットなどの機械は細かなパーツが多いので、パーツの置き忘れなどが絶対にないよう、注意深くメンテナンスを進めることを常に心掛けています。また、ロボットの動きを滑らかにするなど、各種機械の品質を高めることも大切な役割のひとつです。

さらに、私たちはエンジニアとして自ら機械の点検や修理を担当しますが、一方で、オリエンタルランドグループ内の関連部署や協力会社と調整を行うことや、一緒に業務を行うこともあります。

このように私たちの仕事では、機械の知識やメンテナンスのスキルに加えて、時にはコミュニケーション力やマネージメント力といったビジネススキルが必要です。また、東京ディズニーリゾートのアトラクションは常に進化しているので、その変化に柔軟かつスピーディに対応しなければなりません。その分、学ぶべきことがたくさんありますが、Mテックでは社員の成長をサポートする制度が充実しています。私は外部の講習に積極的に参加して、ビジネススキルなどの習得に励んだほか、ロボットアームなどの関連資格も取得しました。

メンテナンスを担当したアトラクションを、ゲストの皆さんが観て笑顔を浮かべている――そんな姿を見ることが、私たちショーメンテナンスグループのやりがいです。「今以上にスキルを磨いて、今よりももっとアトラクションを魅力的にお見せできるようにしたい」と、モチベーションを高めています。
(古川さん)

【ライドメンテナンス】厳しい目で車両や軌道、ブレーキなどをチェックし、乗る人の安全を守る!

楽しい思い出がたくさんある東京ディズニーリゾートで、機械のメンテナンスに携わりたい。清水さんは見事その夢をかなえ、ライドメンテナンス担当として活躍している。

私が所属するライドメンテナンスグループでは、名前のとおり「ライド(乗り物)」やそれに関連した設備機器のメンテナンスを担当しています。具体的には「ビークル(車両)」、「レール(軌道)」、「ブレーキ」、乗り物の動きを制御する「システム」などのメンテナンスを行います。

仕事は、点検と修理の2つに大別できます。このうち点検には、毎日行う始終業点検に加えて、一定の周期で行う周期点検や、数年ごとに行う分解整備があります。始終業点検では、アトラクションが現場で正常に稼働するかをチェックします。分解整備では機械を工場に持ち込み、パーツ単位に分解してチェックした上で組み立て直します。分解から組み立てまで1カ月近くかかるため、計画的に作業を進めていく必要があります。

私は、入社1年目に研修の一環で分解整備を担当するチームに入り、実際に分解と組み立てを手伝いながら工具の使い方やアトラクションの構造を学びました。入社3年目の今は、始終業点検や周期点検を中心に、機械の修理なども担当しています。

ライドメンテナンスグループが扱う機械は、実際にゲストの皆さんが乗る「乗り物」であり、万が一の事故も許されません 。つまり私たちには「このアトラクションは安全です」と引き渡せるようメンテナンスを行う「責任」があるのです。毎日の点検は先輩とペアを組んで行いますが、仕事の上では年齢やキャリアは関係ないと思って、プロとしての厳しい目で機械をチェックしています。気付いたことがあったら必ず先輩と共有するなどしてコミュニケーションをしっかりとることや、メンテナンスを行う自分たちの安全を確保することも心掛けています。

このように紹介すると、「ライドメンテナンスの仕事は大変そうだ」と思われるかもしれません。たしかに覚えることはたくさんありますが、当社には東京ディズニーリゾートのアトラクションを整備してきたノウハウが豊富にあります。新人研修があるのはもちろん、先輩が空いている時間に30分程度の勉強会を開いてくれます。後輩思いの先輩に恵まれたおかげで、「ゲストの安全をこの手で守っている」という大きなやりがいを感じながら働くことができています。
(清水さん)

【未来に向けて】尊敬する先輩を目標とし、技術を身に付けるだけでなく一人の人間としても成長したい

毎日のように新しいことを学び、毎日のように成長している実感があるので、Mテックのエンジニアだからこそ得られる「やりがい」を、ひしひしと感じることができる。

入社4年目の現在までずっと変わらないのは、先輩たちへの敬意と感謝です。当社には、様々な強みを持った先輩がおり、その時々で私たちが抱く悩みに対し解決へ導くヒントを与えて下さる方が必ずいます。実際に私は何度も手を差し伸べていただき、その悩みが寧ろモチベーションへの良い刺激に変わったこともあります。また、先輩は知識や技術が豊富にあるだけでなく、何かあったときには迅速に判断し、適切な対応をしています。そして努力家でもあり、誰に自慢するでもなくコツコツと努力を重ねている姿を見るたびに、私は「先輩のようになりたい」と思います。

最近は、より難易度の高い業務も任せてもらえるようになりました。現在は新規のアトラクションを担当しているので、このアトラクション特有の仕組みをしっかり理解して、メンバーへ引き継げるよう、点検や修理の土台を作りたいと思っています。メンテナンスの知識と技術、ビジネススキル、そして人間力を磨き、尊敬する先輩に少しでも近付けたらうれしいです。
(古川さん)

当社には、高専出身の比較的若い先輩がたくさんいます。私は新卒入社15期生なので、一番年上の先輩でも年齢差は15歳ほどです。職場の雰囲気もとても明るく、コミュニケーションがとりやすいですね。先輩は、メンテナンスの高度なスキルを持っていて、とても気さくで話しかけやすい雰囲気があるので、相談もしやすいです。若手社員のことを常に思いやっていて、仕事でわからないことがあって質問をすると、理解できるよう筋道立てて説明してくれます。

ライドメンテナンスの仕事はとても奥が深く、機械に関する知識に加えて制御や電気の知識も必要です。私は高専で機械工学と制御工学を学びましたが、この仕事をするようになると「高専で学んだのは基礎中の基礎に過ぎない」ということを思い知りました。ですから、まずは機械の仕組みやメンテナンスの技術をしっかり習得したいと思っています。その上で制御や電気の知識も学び、対応できる仕事の範囲を広げるつもりです。そして、これから入社する後輩たちに、これまで学んできたことを伝えたいですね。
(清水さん)

学生の方へメッセージ

高専生の皆さんには、「社会人になった自分自身の姿」をぜひイメージしてみてほしいと思います。社会人になると、自ら考え判断する場面がたくさんあります。もちろん、新人時代は先輩や上司に指導してもらいながら働きますが、独り立ちしてからは自分が主体となって仕事を進めることになります。そこでは自ら学ぶ姿勢や、一歩先を読んで何ができるかを考え、実行に移す力が必要です。皆さんが学生のうちから「自分はどんな働き方がしたいか」「それを実現するために今何ができるか」を考え、行動を起こした時、将来は実りあるものになると思います。
(古川さん)

高専で学ぶ知識や技術は、いずれも社会で活用することを想定したものです。ですから、単に知識を暗記するのではなく、学んでいることの本質を理解し、それをどのように応用できるかを考えてみてください。「この知識にはどんな本質があるのだろう」と考えても、理解できないこともあると思います。でも、まず疑問を持つということが大切です。私たちは手順どおりにメンテナンスを進めますが、「おかしい」と気付いたことがあったらそのままにせず、必ず原因を突き止めて解決します。「なぜ」と感じ、その本質を探ろうとする習慣を身に付ければ、社会で必ず役に立つはずです。
(清水さん)

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東京ディズニーリゾートのアトラクションを、安全かつ快適に利用していただくために。Mテックのエンジニアはチームワークを発揮して、日々のメンテナンスを行っている。

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