予約リストに追加した企業へのエントリーを行いました。
以下のボタンから、予約リストを確認してください。
予約リスト一覧へ
エントリー受付を開始しました。
トップページへ
エントリー受付開始!!
会員の人はログインしてください。
最終更新日:2023/4/30
予約リストからも削除されますがよろしいですか?
北村京子 2016年入職 駒澤大学 文学部社会学科 三浦しらとり園 児童課 2寮 知的障害児の生活支援
部署名三浦しらとり園 児童課 2寮
仕事内容知的障害児の生活支援
高校時代の授業で障害者について学んで関心を持ち、大学は福祉関連の学科に進学しました。福祉の仕事に就くことを具体的に考え始めたのは、大学時代のアルバイト先の学童保育で知的障害児と出会ったことがきっかけでした。その子は、集団の中に入ると障害の症状が顕著に見られ、周囲と関わることが苦手でした。大学で学んだことを生かして試行錯誤しながら関係を築く中で大きなやりがいを感じ、こうした支援の仕事がしたいと考えるようになりました。当時は、自分が障害児と障害者のどちらの支援に携わるかを決めかねていたため、その双方が利用されている三浦しらとり園への入職を決めました。
児童課の寮に所属し、重度から軽度まで様々な状態の利用者様の入浴や食事、排せつ、起床・就寝などの支援をしています。こうした生活に必要な支援に加え、悩みの相談に乗るなど精神的なサポートも大切な仕事です。例えば、「学校で人間関係が上手くいかない」「明日、授業で発表があるけど自信がない」など様々な悩みに助言をします。こうした支援を行う前段階として、利用者様との間に信頼関係を築くことが欠かせません。以前、ある利用者様から「ゲームをしない?」と誘われました。忙しかったのですが、「何かあったのかな」と思い、一緒にゲームをするうちに、「昨日、親と電話でこんなことがあった」と、ぽつりと悩みを打ち明けられました。きっと話を切り出すタイミングがなかなかつかめなかったのだと思います。このように一人ひとりに寄り添い、じっくりと話を聞く支援を大切にしています。
まだ3年目ですので、私が入職する前からいる利用者様も少なくありません。その中に私の言うことをなかなか聞いてもらえない方がいました。最初はぶつかりましたが、こちらも信念を曲げずに根気強く説明しました。そのうちに私の気持ちを理解し、「北村さんが言っていたのはこういう意味だったのか」「あのとき、こう言ってくれてありがとう」といった言葉をかけてくれるようになりました。今ではとても良好な関係を築いています。他にも日常のささいなこと、例えば、はだけていた布団をかけ直した時などに、「ありがとう」といった優しい言葉をかけてくれる利用者様がたくさんいます。そのように一人ひとりと素晴らしい関係を築けていると実感できた時に、この仕事の魅力を感じます。
3年目になり、日々の支援は問題なく行えるようになった一方で、「慣れ」も出てきました。トラブルのない平和な日常に甘んじて気を抜かず、慣れてきた時ほど原点に立ち返る意識を持ちたいと思います。特に利用者様が発する言葉の一つひとつに大切な意味が込められていることを忘れず、これからも信頼関係を大切に築きたいと思います。利用者様から「北村さんが一番、私のことを分かってくれる」といった嬉しい言葉をいただくことがありますが、その言葉を裏切らないような支援員でいたいと思います。また、自分自身がもっと経験を積み重ねるとともに、今後は後輩の指導にも重点を置きたいと考えています。
福祉の仕事は、「つらい、きつい」というイメージを抱く方がいるかもしれません。もちろん、上手くいかずに悩んだり苦心したりもしますが、人と関わって喜びを分かち合えることなど、大変さを補って余りある喜びがあることを知っていただきたいです。それに清和園は周りの先輩方が手厚くサポートしてくれますし、プライベートの時間をしっかりと確保できる良さもあります。もし少しでも福祉に興味があるのなら、これから素晴らしい体験をするチャンスだと私は思います。ぜひこの世界に飛び込んでチャレンジしてください!