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最終更新日:2023/10/30
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和中 良道 1996年入社 近畿大学 理工学部 建築学科 工事部 主任 建築施工管理
部署名工事部 主任
仕事内容建築施工管理
早いもので入社して二十数回目の春を迎えました。初めて配属された現場は地上11階建てSRC造の分譲ファミリーマンション。既に8階工事中で、何もわからぬ私は職人さんや先輩社員に言われるまま振り回され、来る日も来る日も階段を上がったり下がったり、毎晩足がつって眠れなかったのも今となっては懐かしい想い出。。。振り返ってみると現在まで私が携わった物件は22件(現在施工中含む)。内訳を言いますと、分譲ファミリ-マンションが現在担当している物件で9件目。ワンルームマンションの新築が5件、賃貸マンションの改修工事が4件。個人住宅が2件。学校の耐震改修工事が1件。唯一の公共工事で幼児教育施設・幼稚園の複合施設が1件になります。当社の他の社員の方々の実績もほぼこんな感じにあるのではないでしょうか。つい先日も約15年前に竣工した物件のお客様の修繕工事を行いました。基本的にうちの会社では現場を担当した者がその後のメンテナンスを引き続き行います。まだ赤ちゃんだった子供さんが高校の制服姿になってたり・・・自分たちが提供している価値というか「家づくり」のお手伝いをしているんだなと実感できる瞬間です。
当社がメインで建設しているのは主に共同住宅ですが、分譲ファミリーマンションになるとそれぞれのお部屋にそれぞれのお施主様がいらっしゃるのと同じです。先ほど紹介しましたが、私が担当した9件のファミリーマンションのうち、中途で移動せずに着工から竣工まで担当したのは8件。280件強もの「家づくり」のお手伝いをした事になります。経験を積むにつれてお客様と直に接する機会も増え、自ずと責任感もやりがいも大きくなっていきます。あるお客様から内覧会の手直し後に上司宛にこんなメッセージを頂きました。「多くの指摘事項(私が担当した中では最多です)に、ご対応いただきありがとうございました。特にキッチン化粧板の件では、丁寧な説明と、注意深く、完成度の高い施工を実施して頂き、ありがとうございました。施工業者にとっては多くの現場のひとつであっても、顧客にとってはそれが全てなので、今日の対応は心からうれしいと感じるものでした。」細かなことでも、一つずつ誠実に対応した結果このようなお言葉を頂くことが出来ました。改めて我々が携わっている業務の重みを感じ、ふんどし締め直して頑張ろうと思える瞬間です。
一つの工事現場おさめる上で、他の方々も触れておられますが、複数人だったり一人だったり数多くの形態があります。所長、次席、係員・・・それぞれの役割が有ります。ただ、現場代理人(所長)が担当する仕事でも、現場係員が担当する仕事でも全ての仕事が重要な仕事です。工事現場においては、責任感の重い軽いの違いはありません。例えば一つの現場で何千枚という工事写真を撮影しますが、その1枚1枚に心を込めて・・・どんなに小さな事でも、形に残らない事でも、一つ一つの物事の積み重ねによって、一つの建物を作りあげられてゆきます。人間にとって欠かすことの出来ない三大要素の「住」の部分を司る仕事であることを胸に刻み、一つの物件を最初から最後まで、隅々まで携わって造り上げていく。背負う物も大きくはなりますが、達成感においても大規模で限られた分野のみ担当する会社とは比べものにならないでしょう。スーパーゼネコンでは味わえない中小ならではのメリットといえるのではないでしょうか?地域密着型地場ゼネコンであるからこそ、転勤も無く、安定した生活を手に入れる事が出来ます。若い間に家庭を築き、持ち家率も高い!?個人差はありますが。
当社が施工する規模のマンションにおいては、まだまだ鉄筋コンクリート造の建物が多いです。実は鉄筋コンクリート造の現場での施工方法は特殊な工法を除いては30年前と何ら変わっておりません。みなさんが生まれる前からやってることはほぼ同じです。IT化が死語になりつつある現在において、気持ちいいぐらいのアナログ。。。とはいえ昨今の偽装問題等でもあったように、現場員に求められるのは如何に精度の高い業務を効率よくできるか・・・工事写真一つとってもデジカメの普及により飛躍的に作業は楽になりました。当時と比べれば携帯電話一つとってもしかり、スマホ、タブレット、クラウドサービスにNAS。利用出来る物は何でも利用して業務効率をあげて行かなければなりません。大手にはない機動力の良さを生かして日々模索しています。とはいえ前述の通り実際の現場においては30年前と同じことやってますが(笑)かくいう私も昭和モデル、老朽化が進んでおります、新型の皆さんのアイデアが、フィーリングが必要です。