最終更新日:2024/7/26

朝日スチール工業(株)

  • 正社員

業種

  • 建材・エクステリア

基本情報

本社
香川県

取材情報

研修・教育について伝えたい

長期間の充実した研修で、フェンスへの愛着も知識も深まります。

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工場での実習で得た、新人3人の気づきとは?

フェンス製品で国内トップクラスのシェアを誇る朝日スチール工業株式会社。長年にわたり高い支持を得られているのは、人材育成の賜物。新人社員の皆さんに、研修時のエピソードや今後の抱負を語ってもらいました。

今回の取材に応じてくれたAさん、Bさん、Cさんはじめ、2021年入社のフレッシュな社員の皆さん。最初は全く分からなかった自社製フェンスについても、研修の中で少しずつ身についてきたという。

相談しやすい雰囲気も魅力

右から2021年入社のAさん、Cさん、Bさん。「分からないことがあれば、相談したり教え合ったりできる同期の存在が励みになります」と口を揃える。
主力製品のメッシュフェンスや昔ながらのネットフェンスなど、製品のラインナップは幅広い。「覚えるのが大変ですが、勉強しながら知識を増やしていきたい」と語る3人。
同期はもちろん、会社全体の雰囲気も和やか。「仕事の現場では上司や先輩が厳しいこともありますが、自分のためになることを言ってくれますし、頼りがいがあります」。

公園から高速道路まで、製品のフィールドの幅広さを実感!

出身は徳島県。香川県の大学に進学し、工学部で金属材料について学んでいました。そのまま香川に住みたくなり、県内の企業を調べているうちに出会ったのが当社です。それまで何気なく見ていたフェンスですが、日本でトップクラスのシェアをもつ会社が香川にあることに驚き、携わってみたくなったのです。
総合職の研修は1年間の長期間。新人社員研修や部署研修の後、県内にある5ヶ所のメイン工場を順番に回り、作業実習を行います。私はいま4つ目の工場での研修中。各工場で製造している製品が違うので、覚えることもたくさんあります。フェンスといえば家の周りの住宅街や公園で見るものばかり想像していましたが、ふだん立ち入ることのない高速道路や郊外の太陽光パネルの周りに張り巡らすものなど、形状も用途もさまざま。当社が生み出す製品の幅広さを実感しました。
フェンスの種類も多様ですが、サイズも色々あります。出荷の作業をしている際、勘違いして全く違うものを集めてしまったこともありました。効率よく仕事をこなさなければということにばかり注力してしまったので、きっちり確認することの大切さを肝に銘じました。
営業職を希望していますが、フェンスについての知識を深め、どんな製品のどんなことを聞かれても答えられるようになりたいと思っています。当社の製品は、価格は安くありませんが、耐久性や耐食性といった品質の高さは際立っていると思います。そうした“朝日クオリティ”を、お客様にしっかりアピールしていきたいです。(Aさん)

カタログだけでは分からない現場の実体験が、自分の糧になる

香川県出身で、大学ではスポーツ健康科学を学んでいました。大学は県外だったのですが、就職は地元でしたいと思い、香川の企業を探すなかで当社に出会いました。営業職希望で、自分の身近にあるものを売る仕事をしたいと思っていたので、フェンスは魅力的な商材でした。面接の時に、当社の上司や先輩方がとても和やかに接してくれたのにも惹かれましたね。
私もいまは工場で研修中で、時に失敗しながらも、日々フェンスの製造に携わっています。最初はフェンスについて何も知らなかったので分からないことだらけでしたが、どの工場でも先輩方がやさしくてホッとしました。どんな小さなことを尋ねても、イヤな顔ひとつせず丁寧に教えてくれるので、どんどん吸収して知識力も増えていくのがうれしいです。
工場の実習で当社の良さを実感したのは、完成した製品を人の目でしっかり検査しているところ。わずかな傷でもあれば製品として認められない。そうした厳しいチェック体制は、お客様に対する誠実な姿勢の現れだと、身の引き締まる思いでした。
まだ研修の日々は続きますが、工場での実習をメインに1年間じっくり研修することで、自社製品については、カタログに記載されている以上のことが頭に入っていくと感じています。こんなふうに作られ、こんなふうに検査を経て、初めて商品になるのだと。誠実なものづくりを行っている “信頼”を、商品とともにお客様に届けたいと思っています。(Bさん)

製造の現場とお客様の橋渡しができるような営業を目指したい

香川県出身で、大学は関東に進学したため、最初は関東で就職活動をしていました。コロナを機に地元に帰ろうかと思っていたところ、両親に当社の存在を教えてもらったのが入社のきっかけです。香川が本社の企業なので両親も安心させられるし、調べるうちにどんどん興味が湧いてきました。県外でも働きたいと思っていたので、希望の営業職に全国各地で勤務できる機会があるのもうれしかったです。
私も工場研修の最中ですが、振り返ってみると特に夏場の作業が大変でした。フェンスのパネル部分を製作するラインに入り、作業を行う実習があったのですが、40度近い暑さの中でずっと同じ作業を続けるのが、本当にしんどくて。ですが、そうした過酷な状況下でも、集中力を切らさない先輩たちの姿を見て、ハッとさせられました。ひとつひとつの作業に決して手を抜かないことが、当社が誇る品質につながっているのだと。こうして現場の作業を一連で体験できることが、今後の営業活動にもきっと活きてくると思います。
慣れない仕事のためミスもありますが、先輩や上司たちがそのミスを翌日の朝礼で報告することで、すぐに解決策を見出してくれます。ですから、同じミスは繰り返されない。こうしたスピーディな対応も、当社の強みだと思います。
研修後は、工場実習で体感した現場の大変さを忘れることなく、営業の仕事に臨んでいきたい。現場の皆さんとお客様との橋渡しをして、よりよい製品が生まれる後押しができるようになっていきたいと思っています。(Cさん)

学生の方へメッセージ

コロナ禍で、就職活動もオンラインが主流。実際に対面する機会が限られる中で、どういう会社か掴みにくいという不安もあるでしょう。オンライン説明会など、企業を知る機会を最大限に活用して、なるべくたくさんの出会いをつくってもらえたらと思います。当社は研修期間も長くしっかりとってもらえるので、フェンスのことを何も知らなくても心配は全くありません!(Aさん)
人それぞれ、合う会社は違います。だからこそ、事前の下調べは大切。説明会で会社の雰囲気を知ったり、業界研究や企業研究をしっかり行えば、自分に合う職場が見えてくると思います。当社はやはり充実した研修が魅力。先輩たちが積極的に教えてくれるので、配属されて仕事を始めるまでに、きっと自信がつけられると思います。(Bさん)
コロナ禍で就職活動も随分変わりました。採用枠の変化や面接のオンライン化など、厳しい面も多いかと思いますので、なるべく早く活動を始めたほうがいいと思います。企業研究も同業他社との比較など、早くからじっくり行ってみては。私の場合も、他のフェンス会社と比べて品質の高さを感じたことが、入社の大きな決め手になりました。(Cさん)

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いちばん大きな多度津工場には、屋外にさまざまな製品が並び、お客様に見比べてもらえる展示場としても活用されている。

マイナビ編集部から

身近な場所のあちこちに使われながら、なかなか気に留めて見ることはないフェンス。だが、高速道路やテーマパークなどさまざまな場所で活躍していて、セキュリティやプライバシーを守る大切な役割を果たしているのだと気付けば、親近感が湧く人も多いのではないだろうか。
そうしたフェンス製品のメーカーとして、国内トップシェアを誇る朝日スチール工業株式会社。ホームページには、「フェンスを作ることは、空間や環境をつくること」という一節がある。製品の品質にこだわりつつ、人の侵入を防ぐという機能だけでなく、風景の一部として周りの環境に調和することを大切にしているのだという。だからこそ、あらゆる環境に寄り添う多彩な製品を生み出しているのだろう。
「人材こそ財産」という方針の通り、研修も非常に充実している。総合職の新入社員の研修期間が、1年間と長期間なのには驚いた。製造の現場でじっくり実習することで、座学では得られない多くの気づきがあるのだろう。取材した3人も、「製品の幅広さを知った」「検査を徹底しているのが印象的だった」「しんどい時こそ集中力が大事」など、身を持って感じたことを生き生きと語ってくれた。今後、配属された先の仕事でも、こうした現場での体験がきっと役に立つはずだ。

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身の回りのさまざまな場面で使われるフェンス。国内のパイオニアならではの先進的なものづくりの姿勢に、誇りを持って働けるのではないだろうか。

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