最終更新日:2024/12/20

(株)ケー・エフ・シー【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 金属製品
  • 建設
  • 建築設計
  • 商社(鉄鋼・金属)

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

こんなところにもケー・エフ・シー!インフラ整備に欠かせない独自技術が強み

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建設用資材×ICT。新技術開発に挑む若手社員にインタビュー

高速道路や高架橋、鉄道、トンネル、空港などのインフラ整備に欠かせない独自技術を誇るケー・エフ・シー。若手のうちから活躍できる当社で飛躍する2人の先輩社員をご紹介いたします。

■外川 雄大(右)
技術部 加須技術研究所
2018年入社
近畿大学 理工学部 機械工学科卒業

■大久保 拓真(左)
技術部 加須技術研究所
2021年入社
室蘭工業大学 工学部 機械科卒業

学生のみなさんにひと言

「機械工学が生かせるアンカーの会社に入ったつもりが、意外と多分野の知識が必要だった」と外川さん。「でも大丈夫!入社後に色々勉強できるので心配はいりません」。
「研究所は施設が充実しており、屋内実験ヤードや反力壁・反力床のほか、試験機も充実。仕事に必要なクレーンやフォークリフトの資格も取得できますよ」と大久保さん。
同じ職場の先輩後輩である外川さんと大久保さんは普段からよく相談したり、話し合ったりする間柄。楽しげに談笑する様子からも当社の社風がお分かりいただけると思います。

入社1年目から携わった新製品がついに完成!アイデアが生かせるやりがいを実感

大学の機械工学科で学んだ力学や材料系の知識を生かすべく、メーカーを中心に就職活動を行っていました。当社に惹かれたのは、圧倒的なシェアを誇るロックボルト(トンネルを掘る際に地山が崩れないように補強するボルト。長いもので6mもあります)に興味を持ったからです。また、「この会社なら自分の知識が生かせそうだ」と企業研究を進めた際、社員の勤続年数や従業員一人当たりの売上高、福利厚生などにも注目。平均勤続年数15年、一人当たり1億円の売上高、借上社宅などの福利厚生の充実と企業としての将来性、安定性にも納得し、当社で働くことを決めました。

入社後は技術部に配属され、加須技術研究所の一員として主にトンネル資材の開発や改良、技術研究、営業担当者を介して寄せられるお客様の技術課題の解決などに携わっています。業界での当社の認知度はとても高く、ファスニング分野の専門家集団・トンネル工法の一つであるNATM工法の先駆者として知られており、困ったことがあれば真っ先に問い合わせが寄せられるのが私たち。技術部ではお客様の声を敏感にキャッチし、また積極的に取り入れながら新たな製品開発を行っています。

しかし、今回ご紹介するのはそんなお客様ニーズに基づく開発ではなく、技術部発信の新製品。高速道路を走っていると赤いコーンで規制された工事現場を目にすることがあると思いますが、私が開発に携わったのはそんな工事現場への誤進入をAIカメラで監視・検知する「Siラセル(シラセル)」という製品です。当社にはファスナー・建設・土木資材と3つの事業部がありますが、この製品はいずれにも該当しない変わり種。2018年の入社時からプロジェクトの副担当として携わり、学生時代に学んだセンサーやプログラミングの知識を生かして積極的に意見提案した私の肝いり製品です。2022年4月に上市したばかりなので残念ながらまだ受注実績はありませんが、展示会での反応は上々。近い将来、安全対策に欠かせない製品として認知されると自負しています。(外川)

研究所での試験と現場での検証を繰り返し、技術をブラッシュアップする面白み

私は工学部で学んでいた学生時代から製品開発と施工管理の両方に興味があり、ジョブローテーションのあるケー・エフ・シーならファスナー事業・土木資材事業・建設事業の3部門をすべて経験できると思い、入社を決めました。現在、所属する技術部は入社後初めて配属された部署ですが、事業部を超えた幅広い経験を積める仕事がどんどん面白くなり、ずっとここで働きたいと思うようになりました。

私はまだ経験が浅いので担っているのは先輩方の試験の補助や、各事業部から依頼のあった試験の実施など。例えば、建設事業部からはトンネル工事を円滑に行うための技術開発依頼が寄せられており、結露など工事の障害になる要因があった際にそれを除去する技術の試験を行っています。当社の技術職は研究所の施設内で試験を行うだけでなく、その試験の成果を検証するため自ら現場に出向き、開発した技術を試します。さらにそこで集めたデータを研究所に持ち帰り、再度試験を行い、また現場で試して改良を続けるのが一連の流れ。私はこの技術開発に携わって2年目ですが、少しずつ前進している手応えがあり、やりがいを感じています。また、この案件と並行して外川さんが開発に携わった「Siラセル」のデモ・改良にも参加させてもらう機会がありました。

学生時代に学んだ知識も基礎としては役立ちますが、やはり実践で使えるのは入社後に習得した知識やスキル。私はすでに世に出ている自社の製品・工法、技術を自分なりに分析して知見を得るとともに、社内に大勢いるその道のプロである上司や先輩に直接教えを乞うようにしています。人によって軸となる考え方は異なるので、より多くの方に質問することで自分の引き出しが増えるのも喜びです。印象に残っているのは、「試験は準備がすべて」という言葉。しっかり準備して試験に臨めば、イレギュラーな事態にも対応できると教えられ、今もそれを守って業務に取り組んでいます。(大久保)

2人の先輩から学生の皆さんへメッセージ

【外川】「Siラセル」開発では1年目の新人ながら副担当を任せてもらい、ベテランの先輩方と対等に意見を交換することができました。当社はもともと若手の意見にも耳を傾けてくれる風土がありますが、このプロジェクトは特に社内の知見が少ないITがメインだったため、若い私のアイデアで、より注目が集まりました。今後は当社でも自動化やDX、ICTなどを積極的に取り入れる動きがあるため、私はこの分野の第一人者として製品開発をけん引したいと思っています。

このように当社は若手にも大いにチャンスがあり、前例がないことも「やってみたい」と手を挙げればチャレンジさせてもらえるのが魅力。上司や先輩も快く背中を押してくれ、困ったことがあれば必ず助けてくれます。入社前はあと施工アンカー、トンネル資材と言われても想像できないと思いますが、それでいいんです。入社後に勉強して必要な知識を吸収すれば、いくらでも成長できます。当社は建設用資材の開発・販売・施工を手掛ける会社ですが、業界はIT技術をどんどん取り入れており、そういった知識がある方なら今後より一層活躍できるはず。少しでも興味があれば、ぜひケー・エフ・シーの説明会に参加してください。

【大久保】私はまだ一から自分で立ち上げた製品がないので、1日も早く製品開発に携わりたいと思っています。そして、その製品のスペシャリストになり、「この製品のことなら大久保さんに聞こう!」と誰からも頼られる人材になるのが目標です。上司から質問されたことに即答している先輩を見ていると、自分はまだまだだと思うこともありますが、これからも経験を積み、早く目標を実現したいですね。

私が学生の皆さんに伝えたい当社の魅力は学べる環境がたくさんあること。製品そのものやCADなど研修の機会が数多く、学ぼうと思えばいくらでも知識を得ることができます。定期的に発行される社内報にも新たな技術が紹介されているので、自分の担当外の分野の技術を学ぶことも可能です。事業部を超えた人との関わりも多く、自分から積極的に働きかければいくらでも人脈を広げられると感じています。当社の社員は気さくで親しみやすい人が多いので、新入社員の皆さんもすぐになじめると思います。

学生の方へメッセージ

2人の先輩の仕事ぶり、学生の皆さんはどう感じたでしょうか。当社は今、ITを駆使した新たな事業領域の開拓に注力しており、今後もさらなる拡充を目指しています。そんな当社が求める人材は、「夢を持ち、その実現に向けてチャレンジできる人」「人とのつながりを大切にできる人」「常に学ぶ姿勢のある人」です。社内外の多くの人と連携するという仕事柄、コミュニケーションスキルがあるに越したことはないですが、この能力は働きながら磨いていけるもの。本人の意欲があれば、多少人見知りでも目の前の人と向き合い、意見を交わし、ともにより良い製品・技術を追求できると思います。

今回の採用活動ではこれまで以上に面接重視の選考を行い、対面でのやり取りやWEB面接と、できるだけ直接向き合うことで一人ひとりの人間性を掘り下げたいと考えます。学生時代に何に打ち込んだか、入社後の仕事への考え方などをしっかりとお聞きして一緒に働きたいと思える方を採用したい。建設業界の知識がない方も、少しでも興味があればぜひ説明会にお越しください。業界の魅力、当社で働くやりがいを丁寧に説明させていただきます。
(採用担当)

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「当社には若手を育て、伸ばす環境があると自負しています。入社後は教育研修、資格取得支援に力を注ぎ、皆さんの成長をバックアップいたします」と採用チームのお二人。

マイナビ編集部から

1965年設立のケー・エフ・シーは建設用アンカーのパイオニア企業であり、山岳トンネル工事の工法の一つNATM(ナトム)の国内先駆者として建設業界で高い知名度を誇る企業だ。ファスナー・土木資材・建設の3つの事業部門を有し、安全・快適に暮らせる国土づくりに取り組んでいる。

これまでも先進の独自技術で業界をけん引してきた同社だが、国の施策として幅広いインフラ構造物のリニューアル工事が進む今、ケー・エフ・シーの存在が改めて注目を集めており、さらなる成長が期待できるだろう。また、既存の技術だけでなく新たな技術、例えば画像処理技術や非破壊検査機器、ドローンのほか、AIを用いた製品開発にも乗り出し、着実に進化を遂げているのも強み。このページに登場してくれた外川さんもすでにAIカメラを用いた新製品を生み出し、「高速道路の運営管理を担う企業から好反応を得ている」と語っていた。

若手のうちからチャンスを与えられ、責任ある仕事に携われるのが同社で働く醍醐味の一つ。そのための能力開発にも力を注ぎ、スキルアップや資格取得支援なども手厚くバックアップしてくれる。業界のリーディングカンパニーとして高い安定性を誇る環境で様々なことにチャレンジし、自分の可能性を拓いてみてはどうだろう。

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上司と部下、先輩と後輩の距離が近く、フレンドリーな雰囲気が印象的だったケー・エフ・シー。若手のうちから活躍したいと考えるなら、ぜひ挑戦してもらいたい。

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