(株)ケアリッツ・アンド・パートナーズ

■教師になる前に、社会を知ろう
―学生時代に力を入れていたことは？
高校陸上部の先生に憧れて、中学・高校の保健体育の教師を目指していました。教員免許も取りましたが、「社会を知らない教師に、良い指導ができるわけがない」と思い、就職することに決めました。

■入社の決め手は“第六感”
―就活の軸、入社の決め手は？
業種や業界は絞らず、完全週休二日制で、自分の雰囲気に合った会社を探していました。訪問介護を通して、人と密接に関わる経験を積むことは、もともと目指していた教師の仕事にも似ていると思い、入社を志望。最終的には人事担当者と話をするなかで「ここしかない」と、“第六感”で入社を決めました。

■研修チームの一員になりたくて管理者へ
―入社後のキャリアは？
1年目はケアリッツ麻布で訪問介護に従事。2年目の8月からはケアリッツ亀戸で管理者を務めています。将来本社の研修チームの一員になりたいと思ったことが、管理者を目指すきっかけです。当社では定期的に研修が実施されており、私自身も2年目の研修を受けている際に、人材育成に関わってみたいと思うようになりました。まずは管理者になり、人材育成の経験を積みたいと思い上司に相談。管理者になるための知識・スキルは業務の隙間時間で上司に教えてもらいました。

―管理者の仕事のやりがいは？
ケアスタッフのやりがいは、利用者様の人生、笑顔を自分の力で支えられること。管理者としてやりがいを感じるのは、スタッフの成長する姿を見ることができたときです。利用者様から「〇〇さんの対応、すごく良かったよ」という話を伺うことができたときは嬉しいですね。

■ITによる業務効率化で働きやすい環境を実現
―介護と聞くとアナログなイメージがありますが実際はどうですか？
当社では、電子記録表管理システム「Caregate（ケアゲイト）」のアプリを自社グループ内で開発しています。これまで手書きで行っていた書類業務がスマホやタブレットを使って、2、3分で終わらせることができるようになり、大幅に業務の効率化を進める事ができています。これにより残業時間の削減や利用者様へ費やせる時間も増えています。

■今後の目標は？
事業所のスタッフの成長が自分自身のやりがいにも繋がるので、マネジメント力もより磨いていき、最終的には誰からも頼って貰えるような管理者を目指し次のステップに進みたいです。

■入社のきっかけはグループワークと面接
―どんな学生時代を過ごした？
学生時代は社会学部で、若者の貧困問題や少子化、ジェンダー問題等について学んでいました。母親が介護職をしていたのですが、当時はイメージがよくなかったんです。介護業界を敬遠していて、不動産業界やジュエリー業界を中心に会社選びを進めていました。

―イメージが変わるきっかけは？
当社のグループワークに参加したことです。「当社は介護の“負”のイメージを払拭するために、これまでの常識にとらわれず、新しいことにチャレンジしてきた」という話に感銘を受けました。理想を語るだけでなく、ITによる業務効率化や給与水準の向上など、さまざまな成果を残しているので説得力がありました。そして、何よりも面接が面白かったんですよね。面接というよりは、対等な立場での“話し合い”。「お互いのことをよく知ろう」というのが基本的なスタンスで、雰囲気の良い会社だと思いました。

■1年目からサービス提供責任者に
―入社後のキャリアは？
ケアリッツ代々木で訪問介護に従事。1年目の9月に当時の管理者兼サービス提供責任者が本社に異動することになり、その後を引き継いで、私がサ責を務めることになりました。意欲があれば若手のうちから活躍できるんです。

―サ責の仕事内容は？やりがいは？
ケアマネージャーさんの依頼を受けて、利用者様のお宅を訪問し、一人ひとりのニーズにあったサービスの内容を考えます。スタッフへ技術面の教育を行ったり、時には一緒に現場へ同行したり、働く社員のサポートも行います。やりがいを感じるのは、ケアマネージャーさんと信頼関係を築き、「M.U.さんにお願いしたいと思って」と、依頼をいただけたときですね。

■チームワークあっての働きやすさ
―残業や有給休暇は？
サービスに入れる時間が会社で決まっているので、過度な残業はありません。また、当社は正社員比率が9割なので、お休みの取りやすい環境があると思います。有給休暇といった希望休を取る時も管理者との距離が近いので気軽に相談して計画的に取得しています。

■今後の目標は？
まずは国家資格の介護福祉士を取得すること。その上で、ケアスタッフ、サービス提供責任者の業務を通して培ってきた知識やノウハウを、後輩に教えられるようになりたいです。将来的には「M.U.がいれば大丈夫」と思ってもらえる人材になりたいですね。

■「介護だけはないな」からのどんでん返し
―大学での勉強、就活の軸は？
大学では、学生時代にしか勉強できないことを学ぼうと、演劇の歴史や舞台装置などについて学びました。就職活動では完全週休二日制など、勤務条件を重視。メーカーやSEなど幅広くみていましたが、正直な話、当初は「介護だけはないな」と思っていたんです。

―にもかかわらず、入社したのは？
当社のセミナーに参加して、想像していた「夜勤などもあり働き方が不規則で、体力が必要」というネガティブなイメージとは全然違うことがわかりました。志望理由や当社でやりたいことを自然体で伝えられたことも大きかったです。「私にできるの？」という不安もあり、家族も「体力的に大丈夫なの？」と心配していましたが、思い切って入社を決めました。

■自転車での移動が気分転換に！
―現在はどのような仕事に？
ケアリッツ千歳烏山で、ケアスタッフの仕事をしています。基本的には直行直帰で、１日8～9件の利用者様のお宅を訪問し、排泄や入浴等の介助を行っています。利用者様の「ありがとう！」「また来てね！」の一言がやりがいにつながっています。

―仕事で辛いことがあったときは？
時には苦労するサービスもありますが、自転車での移動時間が気持ちを切り替える絶好の機会になっています。次の利用者様のお宅を伺うときには、笑顔で「こんにちは！」です。気分転換の時間があるのは、訪問介護の大きなメリットです。

■働きやすい環境が魅力
―職場の魅力は？
若手のうちから、やりたいと思ったことに挑戦させてくれる会社です。年2回の評価面談をはじめ、自分のやりたいことやキャリアへの思いを上司の管理者やエリアマネージャー等に伝える機会もたくさんあります。

―仕事と子育ての両立も可能？
もちろん可能です。例えば、産休を控えて現場の仕事が難しくなったスタッフは裏方のお仕事をしていたり、育休明けに再び現場に戻るなど、ライフステージの変化に柔軟に対応してくれます。

■今後の目標は？
介護福祉士を取得して、サービス提供責任者として経験を積み重ねていきたい。将来的には現場でのキャリアを磨き上げるも良し、新たなキャリアとして、本社で教育・研修など、人事の仕事に挑戦してみるのも良いなと思っています。風通しがよく、一人ひとりに寄り添ってくれる会社なので、周りに相談しながら決めていきたいです。