最終更新日:2024/9/2

(株)コスモ・スペース

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 放送
  • 芸能・映画・音楽
  • 広告
  • ニュース・データ通信

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

映像のプロフェッショナルとして、着実に階段を昇る若手社員たち

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それぞれの成長の軌跡を追いかける

ニュースからスポーツ、ドラマ・映画まで。幅広いジャンルの映像に携わるコスモ・スペース。撮影技術の最前線に立つ3名の先輩から、仕事のやりがい、将来の目標などについてざっくばらんに語っていただいた。

石川 就
制作技術本部 テクニカルスタッフグループ/カメラマン
情報学部広報学科卒
2017年入社

進藤 咲智
制作技術本部 撮影コーディネートグループ/撮影助手
表現学部表現文化学科卒
2023年入社

澁谷 桃子
放送技術本部 CVセンター・マルチメディアグループ放送局/放送局内スタッフ
表現学部芸術学科卒
2022年入社

先輩の横顔

カメラマンとして最前線で活躍している石川さん。サッカーに熱中した高校時代は公立校ながら県ベスト4に進出したことも。高校サッカーの撮影には人一倍情熱を燃やしている
オフタイムでもため込んだドラマを見て、撮り方などを研究している進藤さん。先輩たちが1から教えてくれる職場環境を心強く感じている
澁谷さんは全くの未経験から放送局の裏方として活躍するまでになった。番組作りの裏側を体感して好奇心が刺激される毎日を送っている

【石川さん】想いを込めた画を撮ることで、視聴者の心に残る映像を作る

大学時代はメディアに関して幅広く学び、中でも映像制作を重点的に取り組んでいました。次第に自分の手で撮影するのが楽しいと感じるようになり、映像技術畑での就職を決心。最終的にコスモ・スペースを選んだのは、高校までサッカーをプレイしていたのがきっかけです。当社は大手テレビ局の高校サッカー中継に携わっており、私が目指してきた夢の舞台をカメラマンとして支えたいとの思いで扉を叩きました。

以来、スポーツ中継はもとより、スタジオやロケ、音楽ライブなど撮影の最前線に立ち続けています。最初は撮影アシスタントからスタート。技術に関してはほぼ素人状態でしたから機材の扱い方をゼロから学んでいく日々を過ごしました。先輩カメラマンをよく観察して、状況ごとにどのように動けばいいのかをしっかりと学んでいくことで、一人立ちを見据え備えてきたつもりです。実際に3年目以降はカメラマンとして本格的に始動できましたが、学びの積み重ねがあったからこそ、早い段階でカメラを持たせてもらえたのだと思います。

個人的に自信が持てたのは約2年前、音楽ライブの撮影に関して外部会社にカメラマンの一人として加わった案件。嬉しいことに他社の撮影監督や制作から「あなたが撮っている画はいいね」とお褒めの言葉をいただきました。カメラマンには一瞬を切り取る感性が重要な要素となります。そのために私自身、自分の感情を込めた力強い画を撮るのを心がけてきましたが、その努力が実ったのだと思っています。

実は音楽ライブはカメラマンの感情が入りすぎるとよくないので控えめに撮っているのですが、反対に思いを込めまくっているのがスポーツ中継です。高校サッカーなどは最たるもので、「この大会で最後かもしれない」との選手の気持ちに思いを馳せた画を収めるのを意識しています。心を込めて撮った画に「よかったよ」との好反応が返ってきたときは、モチベーションもおのずと高まります。

被写体の気持ちを考えた撮影が必要なのはテレビ番組でも同様。外国人が憧れの場に訪れる企画では、訪問時の喜びから帰国時の寂しさまで、感情の変化を敏感に抑えていくことで視聴者に伝わる番組作りを進めています。当社は本当に多彩な撮影を手掛けていますので、まだまだ経験のない分野も少なくありません。もっと幅広く現場を経験して自分のレベルを上げて撮影のクオリティを上げていきたいですね。

【進藤さん】憧れの舞台にチャレンジしながら、撮影助手として一歩ずつ成長中

中学生のときにテレビドラマが好きになり、いつか制作にかかわってみたいと思っていた私は、大学では映像が学べる学科に進学してゼミ仲間と短編ドラマを制作していました。その中でカメラを触る立場に面白さを感じたことから、就職活動ではカメラマンを目指して映像会社に応募。コスモ・スペースに関しては未経験者にもカメラマンになれる道を用意しており、ドラマはもちろん、ライブやCM、スポーツなど幅広く撮影できる点に興味を覚えて入社を決めました。

グループ会社や自社での合計約3週間の研修を経て、配属となったのはドラマや映画、CM映像の撮影に携わる撮影コーディネートグループ。7月末までは複数の先輩の下について、テレビCMやWeb広告の撮影を通して現場に必要な動き方を身につけていきました。わからないことだらけだった私でしたが、先輩に1を質問すると100を返してくれる勢いで丁寧に教えてくれましたから、一歩ずつ成長を遂げることができました。

夏からは本格的に撮影助手として始動し、いくつかの配信ドラマや映画の撮影現場に入っていきました。撮影助手にもランクがあり、私は今、“サード”としてカメラの後ろ側で起こる全ての雑務をこなしています。必要なカメラを用意するのはもちろん、カメラマンの撮りたい画に応じてカメラや三脚などの必要な機材を先回りして用意するのがその役割。スピーディに現場で動くには事前の準備が大切で、ケーブル1本を用意するにしても想定される動きを想像しながら対応しているつもりです。

最初の頃は次の動きを想像できないでいた私も、複数の現場を経験したおかげで先の先を見て対応できる力が身に付いており、自分の成長を感じています。何よりもずっと視聴者として見ていたドラマの現場にかかわっていられるのは、「やっとこちら側に立てた」という実感がやりがいにつながっていると思っています。

作品に携わっていると言いつつも、私はまだ入り口にいるにすぎず、できる物事も微力すぎて満足できるレベルではありません。助手の次のステップのセカンドに昇格すれば、フォーカスマンというピントなどを合わせる仕事にもトライできるだけに、早く映像そのものにも関与できるように自己研鑽を重ねていくつもりです。

【澁谷さん】見慣れたテレビ番組の裏側をがっちりと支え抜く

大学時代はWebやグラフィックデザインについて学んでいたものの、就職を考えたときはやりたいことがなかなか見つからず、苦戦する時間を過ごしていました。一度、リセットするべく、卒業してから再度、就活をスタート。映画好きが高じて興味を持った映像の世界に絞り込んで挑戦することにしました。未経験者でも映像の基礎から学べる企業を探していくと出会ったのがコスモ・スペース。放送局担当のスタッフは、大手テレビ局の中でニュース等の配信を支えているとも聞き、毎日見る重要なコンテンツに私もかかわりたいと入社を決意しました。

配属されたのは大手テレビ局の中でも「CVセンター」と言われる部署。事故や事件、スポーツイベントなどの現地映像を“収録”した上で、専門のチームに編集の依頼をかけ、上がってきた素材を生放送のニュースや情報番組へ“送出”するのがその役割となります。テレビ局には24時間365日体制でたくさんの映像が届くので、CVセンターで勤務する約90名が手分けして作業しながら、スピーディかつ品質の高い映像の放映を支えています。

1年目の頃はとにかく無我夢中に知識を身につける時間を過ごしていました。ありがたいことに1年目は教育係の先輩が付いてくれますし、テレビ局内での3か月間にわたる基礎研修をはじめ、細かく学べる場所が整っていたおかげで、少しずつ視野を広げていくことができました。2年目に入るとだんだんと独り立ちできるようになり、業務の幅もぐっと広がっていきました。先日はテレビ局が後援する駅伝大会の収録を担当。“絶対に失敗をしてはいけない”と緊張感に包まれていましたが、周囲としっかりと連携しながら無事に放送を終えることができました。

生放送では臨機応変な対応が欠かせないだけに、仕事が終わるといつもホッとした気持ちに包まれます。ニュースやスポーツなど、ジャンルを問わずにさまざまな番組に携われるのも面白くて、毎回のように新しい発見に出会うこともできています。2024年夏には国際的なスポーツイベントが開催されますが、CVセンターは恐らく非常に忙しく動くことになるでしょう。その時期を乗り越えていくためにも、同時並行での作業力を高め、さらには周囲を広く見通して協力体制を構築する力を身につけなくてはならないと思っています。

学生の方へメッセージ

技術と制作の両面から映像に取り組んでいる当社ですが、既存の社員の4割は映像にかかわった経験なしに入社しています。ゼロからスタートしても成長できる研修メニューを網羅していますから、少しでも映像に興味を持った方は経験未経験を問わず、ぜひ応募してください。

私たちが求めているのは積極的にチャレンジできる人材です。映像の世界は、VR/ARなどの新技術が続々と登場しており、日々、進化し続けています。その中では現時点のスキルだけで満足をすることなく、どんどん新しい物事を吸収し、レベルアップを果たしていく必要があるだけに、挑戦者精神が何よりも大切になってくるのです。また、テレビ局や映像制作会社などといったクライアントありきの仕事である上、現場では非常に多くの人間との協業が欠かせないだけに、コミュニケーション能力も重要だというのも覚えておいてほしいですね。

もし映像業界を目指すのであれば、当社以外にも魅力的な会社がたくさん存在しますので、まずは視野を広く持って業界研究・企業研究を進めましょう。その上で自分にとって魅力的な事業や社風の会社と出会うことが、モチベーションを高く維持して働き続けることにつながるのです。入社前にあえて映像について学ぶ必要はありません。学生の今のうちしかできない経験を重ねていくことが、今後の人生に生きていくはず。学生生活を思い切り楽しんできてください。
<採用担当者一同>

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「例年、新卒は10数名が入社しています。同期同士の横のつながりも強いので、お互いに励まし合いながら技術を身につけることができています」(採用担当のみなさん)

マイナビ編集部から

日本テレビのグループ企業として事業を展開するコスモ・スペースは現在、総合映像会社のIMAGICA GROUPにも名を連ね、より多角的かつ厚みある映像コンテンツ制作を手掛ける体制を構築している。実際、取材に登場してくれた3人の社員の話にもあったように、情報番組やドラマ、映画、スポーツ、音楽ライブ、CM、企業PVなど、ジャンルを問わない映像にかかわっており、そのフィールドはこれからもどんどん広がっていくことになりそうだ。

直近では大型中継車を導入しており、これをフル活用してスポーツ等の中継での仕事を数多く受注する方向性を打ち出している。また、系列テレビ局に技術スタッフを送り出している部署があるが、今後は系列以外の他局にもネットワークを広げていく計画も進めている。

海外にも働く場所が広がっている。アメリカのニューヨークとロサンゼルスにも関連会社を有しており、海外のスポーツやロケ取材・撮影の拠点として活用している。希望者には約3カ月にわたる海外研修の場を提供することもあるという。まさに多彩なフィールドが広がっているコスモ・スペースならば、ワンランク上の映像制作者として成長できるに違いない。

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映像へのニーズが多様化している今、あらゆるお客さまのニーズにワンストップで応える体制を構築しているコスモ・スペースの価値はますます高まっている。

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